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3章91番目の世界
97話 第1バトル
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まず仕掛けたのはジェミーだ、俺の言葉を聞いて先に仕掛けたんだろう、だがそれではダメだな。
「甘いわよジェミー!たぁっ」
ジェミーの魔力弾を躱し、カレンが懐に飛び込んで短いブレードで一撃を与えた、カレンは今回アサルトライフル系の銃を背中に付け、両手には片手ブレードと短剣ブレード2本で戦っている。
一撃目に短剣ブレードだったからダメージ的には低かったが、あれがもし片手ブレードの方だったら終わっていたな。
「くっまだですよ」
ジェミーも片手で持てるブレードを2本両手に持ち、接近戦の戦いが続いた、両者とも実力が同じようで拮抗している、いや少しジェミーに分が悪いか。
「やるなあの子」
「そりゃーあたしの相棒だからな・・・ってなんだお前か」
プルネーラがカミーラのつぶやきを聞いて返したんだが、顔を見てそれ以上言わなくなった、ほんと性格的に相性は良さそうなんだがな。
「ジェミーそれではダメだ、合わせるんじゃなく見えてる先で動くんだ」
ジェミーのスキルは相手に合わせるスキルではないんだ、本人は普段そう使っているからいまいち感覚がつかめていない、カレンの動きが早いから良い練習になるはずなんだ、これで掴めればかなりの戦力になるだろう。
『良かったですね主、どうやらあの子分かったようですよ』
ナビ玉がそう言ってきた、確かに少しずつではあるが動きが変わってきた。
「頑張ってジェミー」
「カリラ大丈夫だ、ジェミーはもうわかったようだぞ」
カリラにそう言って俺は画面を見た、ジェミーの個別スキルは少し先が見える物だ、スキル名は知らないがとても便利な物だな。
普段はプルネーラの動きをスキルで見てそれに合わせる様にして使っていた、かなりの余裕があっただろうな、今回の戦いではそれが違和感になりその違和感を無くすと先読みして戦えるようになる。
ジェミー自体の動きが早くなったわけではないから、圧倒は出来ないがそれでもさっきの様に押されるような事は無くなり始めた。
「くっどうして、さっきまでと違うわね」
「あなたの動きは分かりました、これからですよ」
ジェミーが押し始めたな、だがカレンもなかなか負けていない。
「ふふんどうですか、まだまだ行きますよぉ」
「ほんとにやるわねジェミー、これはプルネーラの時まで取っておくつもりだったけど、そうも言ってられないわね!」
一度カレンが大振りし距離を取った、何かするつもりだな。
「行くわよ!魔技『フレイムレイン』」
「こ、これはジュントさんのやった奴ですか!?」
ジェミーが先を見て驚いている、そうだな俺が展覧会でやったマジックレインと同じ上空からの攻撃だ、これなら先の読めるジェミーでも苦労するだろう。
「ですが私ならってどうして!?」
ジェミーが上を見ながら避けようとしているとカレンが急接近してきた、これも俺がやった奴だな。
「ふふん、ジュントのように同時攻撃よ、まだ未完成だけど、あなただってこれなら私の動きを読み切れないでしょ」
考えたなカレン、だが未完成って言ってた通り自分にも攻撃が当たっている。
「これは引き分けになりそうだ」
「ほんとだな・・・でも良い戦いだった(私も負けてられない)」
カミーラが自分の機体に向かう時何か言っていた、やる気は十分って感じだな。
「お姉さますみません、勝てませんでした」
「何言ってるんだジェミーすごかったぞ!さすがあたしの相棒だ」
機体から降りてジェミーがフラフラしながらプルネーラに言っている、プルネーラがすぐに抱きしめていたよ、良いコンビだな。
「ちぇっ!勝てなかったわ、もう少し練習しておけば良かったわね」
「それもあるが、やはりカレンの機体を調整するべきだったな、少しラグが見られたぞ?」
「え!?」
どうやら自分では気づいていないようだな、恐らくスキルで最適化しているから分からないんだろう、プログラムを変えればそれに応じて良くなると思う。
「よし!では次プルネーラとカミーラ始めろ」
キョウコの掛け声で二人が飛び立った、二人の戦いはどうだろうな。
「甘いわよジェミー!たぁっ」
ジェミーの魔力弾を躱し、カレンが懐に飛び込んで短いブレードで一撃を与えた、カレンは今回アサルトライフル系の銃を背中に付け、両手には片手ブレードと短剣ブレード2本で戦っている。
一撃目に短剣ブレードだったからダメージ的には低かったが、あれがもし片手ブレードの方だったら終わっていたな。
「くっまだですよ」
ジェミーも片手で持てるブレードを2本両手に持ち、接近戦の戦いが続いた、両者とも実力が同じようで拮抗している、いや少しジェミーに分が悪いか。
「やるなあの子」
「そりゃーあたしの相棒だからな・・・ってなんだお前か」
プルネーラがカミーラのつぶやきを聞いて返したんだが、顔を見てそれ以上言わなくなった、ほんと性格的に相性は良さそうなんだがな。
「ジェミーそれではダメだ、合わせるんじゃなく見えてる先で動くんだ」
ジェミーのスキルは相手に合わせるスキルではないんだ、本人は普段そう使っているからいまいち感覚がつかめていない、カレンの動きが早いから良い練習になるはずなんだ、これで掴めればかなりの戦力になるだろう。
『良かったですね主、どうやらあの子分かったようですよ』
ナビ玉がそう言ってきた、確かに少しずつではあるが動きが変わってきた。
「頑張ってジェミー」
「カリラ大丈夫だ、ジェミーはもうわかったようだぞ」
カリラにそう言って俺は画面を見た、ジェミーの個別スキルは少し先が見える物だ、スキル名は知らないがとても便利な物だな。
普段はプルネーラの動きをスキルで見てそれに合わせる様にして使っていた、かなりの余裕があっただろうな、今回の戦いではそれが違和感になりその違和感を無くすと先読みして戦えるようになる。
ジェミー自体の動きが早くなったわけではないから、圧倒は出来ないがそれでもさっきの様に押されるような事は無くなり始めた。
「くっどうして、さっきまでと違うわね」
「あなたの動きは分かりました、これからですよ」
ジェミーが押し始めたな、だがカレンもなかなか負けていない。
「ふふんどうですか、まだまだ行きますよぉ」
「ほんとにやるわねジェミー、これはプルネーラの時まで取っておくつもりだったけど、そうも言ってられないわね!」
一度カレンが大振りし距離を取った、何かするつもりだな。
「行くわよ!魔技『フレイムレイン』」
「こ、これはジュントさんのやった奴ですか!?」
ジェミーが先を見て驚いている、そうだな俺が展覧会でやったマジックレインと同じ上空からの攻撃だ、これなら先の読めるジェミーでも苦労するだろう。
「ですが私ならってどうして!?」
ジェミーが上を見ながら避けようとしているとカレンが急接近してきた、これも俺がやった奴だな。
「ふふん、ジュントのように同時攻撃よ、まだ未完成だけど、あなただってこれなら私の動きを読み切れないでしょ」
考えたなカレン、だが未完成って言ってた通り自分にも攻撃が当たっている。
「これは引き分けになりそうだ」
「ほんとだな・・・でも良い戦いだった(私も負けてられない)」
カミーラが自分の機体に向かう時何か言っていた、やる気は十分って感じだな。
「お姉さますみません、勝てませんでした」
「何言ってるんだジェミーすごかったぞ!さすがあたしの相棒だ」
機体から降りてジェミーがフラフラしながらプルネーラに言っている、プルネーラがすぐに抱きしめていたよ、良いコンビだな。
「ちぇっ!勝てなかったわ、もう少し練習しておけば良かったわね」
「それもあるが、やはりカレンの機体を調整するべきだったな、少しラグが見られたぞ?」
「え!?」
どうやら自分では気づいていないようだな、恐らくスキルで最適化しているから分からないんだろう、プログラムを変えればそれに応じて良くなると思う。
「よし!では次プルネーラとカミーラ始めろ」
キョウコの掛け声で二人が飛び立った、二人の戦いはどうだろうな。
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