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2章2つ目の世界
39話 論文が
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「こ、これは!?」
あたしはこの病院の代表をしているパンテルという、あたしは今受付で受け取ったと言う資料を読んでいるんだが、これには驚いた。
「ミーシャその少年は確かにここで仕事をすると言ったんだね」
「え、ええそうです、それに今日来たとも言ってました、パンテル様その資料そんなにすごい事が書いてあるんですか?」
受付のミーシャが聞いて来ているが、これはすごいを通り越している。
「この資料はすでに完成されている、論文と言っても過言ではないぞ、それにこれは私が長年研究していた物の1つだ」
「そ、そうだったんですか!?でもあの子はどう見ても成人したばかりでしたよ、そんな子がパンテル様でもまだ解明できていない研究を完成させてるなんて思えませんけど」
確かにこれを渡しながらそのジュートという少年の話を聞いたが、15歳行っているかどうかという話だ、もしかしたら天才かもな。
「直ぐにでも話を聞きたいが、あたしはこの後暇がない」
「ええ、王都の学会ですね」
そうなんだ、はやり病の話し合いでどうしても行かないとダメなんだ、特効薬をどうすれば作れるかという建前のな、みんな自分が作り名声を挙げたいから腹の内の情報は公開しない、全く時間の無駄だよ。
「出来るだけ早く帰って来る、面会の予約をしておいてくれ」
「畏まりました、では1か月後ですね」
「ああ頼むぞ、あたしはそろそろ出る」
そう言ってあたしは街を出た、あれがほんとならあたしの妹も治るかもしれない。
「心臓の黒い病気か、あれのせいでカレラは今も昏睡状態だ、早く知りたいものだな」
馬車の中で独り言を呟き10日間の旅が終わった、学会が行われる街はソルートという。
「長旅ご苦労様です、お待ちしていましたよパンテル様」
「いつもすまんなガガーテ」
学会の会場でいつもあたしの世話役をしてくれる執事、ガガーテにお礼を言って施設に入った、ここは発表をする為だけに作られた建物なんだ。
「今回はちゃんと話し合いがされるんだろうな」
「それはわたくしの口からは言えません、ですが何かいつもと違うようですよ」
ほう、ガガーテがそう言うって事は進展があったか?あたしでもやっと原因がつかめた所だ。
「それは明日が楽しみだな」
そう言った後部屋であたしは休んだ、早く帰りたいのを抑えてな、だがこっちは世界的に問題の案件なんだ。
「ほう、今回はほんとに重要な事柄が出るんだな、ほとんどの国が参加か」
会議室は中央に発表する者が出る、そしてそれを囲む感じで席が並んでいるんだがほとんど埋まっている、これほどの人数がいるのはあたしがここに来て初めての事だ。
「これは期待できるだろうか?」
「皆さま資料を良くご覧になってください、ついに原因を掴みました」
代表して説明してくれているのはここの代表だ、だが配られた資料を見るとあたしが知っていることしか書いてなかった。
「おお!?ついに原因が分かったのか」
「皆様の喜びも分かります、しかしまだ原因が分かっただけです、ここからですよ皆さん」
皆が奮起している、だが大変なのはここからだ、今あたしたちが立ち向かっている病、ゾバル病は魔法で治せない。
あたしが見つけた時は黒い粒粒が蠢き増殖している状態だったが、魔法を使っても死滅させられなかったんだ。
「皆さん頑張って治療法を見つけましょう」
代表のエースマリー様がそう締めくくって学会は終了した。
「得られる物がなかったな、まぁこれで競争が早まるか?だが魔法が効かないんだ難航するだろうな」
独り言を言いながらあたしは帰りの馬車に乗っていた、いつもはあの街で買い物をするんだがそんな時間はない。
あたしはこの病院の代表をしているパンテルという、あたしは今受付で受け取ったと言う資料を読んでいるんだが、これには驚いた。
「ミーシャその少年は確かにここで仕事をすると言ったんだね」
「え、ええそうです、それに今日来たとも言ってました、パンテル様その資料そんなにすごい事が書いてあるんですか?」
受付のミーシャが聞いて来ているが、これはすごいを通り越している。
「この資料はすでに完成されている、論文と言っても過言ではないぞ、それにこれは私が長年研究していた物の1つだ」
「そ、そうだったんですか!?でもあの子はどう見ても成人したばかりでしたよ、そんな子がパンテル様でもまだ解明できていない研究を完成させてるなんて思えませんけど」
確かにこれを渡しながらそのジュートという少年の話を聞いたが、15歳行っているかどうかという話だ、もしかしたら天才かもな。
「直ぐにでも話を聞きたいが、あたしはこの後暇がない」
「ええ、王都の学会ですね」
そうなんだ、はやり病の話し合いでどうしても行かないとダメなんだ、特効薬をどうすれば作れるかという建前のな、みんな自分が作り名声を挙げたいから腹の内の情報は公開しない、全く時間の無駄だよ。
「出来るだけ早く帰って来る、面会の予約をしておいてくれ」
「畏まりました、では1か月後ですね」
「ああ頼むぞ、あたしはそろそろ出る」
そう言ってあたしは街を出た、あれがほんとならあたしの妹も治るかもしれない。
「心臓の黒い病気か、あれのせいでカレラは今も昏睡状態だ、早く知りたいものだな」
馬車の中で独り言を呟き10日間の旅が終わった、学会が行われる街はソルートという。
「長旅ご苦労様です、お待ちしていましたよパンテル様」
「いつもすまんなガガーテ」
学会の会場でいつもあたしの世話役をしてくれる執事、ガガーテにお礼を言って施設に入った、ここは発表をする為だけに作られた建物なんだ。
「今回はちゃんと話し合いがされるんだろうな」
「それはわたくしの口からは言えません、ですが何かいつもと違うようですよ」
ほう、ガガーテがそう言うって事は進展があったか?あたしでもやっと原因がつかめた所だ。
「それは明日が楽しみだな」
そう言った後部屋であたしは休んだ、早く帰りたいのを抑えてな、だがこっちは世界的に問題の案件なんだ。
「ほう、今回はほんとに重要な事柄が出るんだな、ほとんどの国が参加か」
会議室は中央に発表する者が出る、そしてそれを囲む感じで席が並んでいるんだがほとんど埋まっている、これほどの人数がいるのはあたしがここに来て初めての事だ。
「これは期待できるだろうか?」
「皆さま資料を良くご覧になってください、ついに原因を掴みました」
代表して説明してくれているのはここの代表だ、だが配られた資料を見るとあたしが知っていることしか書いてなかった。
「おお!?ついに原因が分かったのか」
「皆様の喜びも分かります、しかしまだ原因が分かっただけです、ここからですよ皆さん」
皆が奮起している、だが大変なのはここからだ、今あたしたちが立ち向かっている病、ゾバル病は魔法で治せない。
あたしが見つけた時は黒い粒粒が蠢き増殖している状態だったが、魔法を使っても死滅させられなかったんだ。
「皆さん頑張って治療法を見つけましょう」
代表のエースマリー様がそう締めくくって学会は終了した。
「得られる物がなかったな、まぁこれで競争が早まるか?だが魔法が効かないんだ難航するだろうな」
独り言を言いながらあたしは帰りの馬車に乗っていた、いつもはあの街で買い物をするんだがそんな時間はない。
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