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3章91番目の世界
79話 決意
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取り合えず俺は第6世代を10機出して生産スキルを持っていることを証明した。
「す、すげぇーほんとにこれ第6世代なのか?ネティーア見たことないのか詳しいんだろ」
「え、ええ見たことが無い物ですわ、ほんとに生産できるのですわね」
「じゃあ次だ、取り合えず20世代と10世代を出してやる、どう違うのか試してみろ」
俺は一機ずつ出した、20世代は機体自体が大きくなっている、まああのライフルを一人で持つのだからそれ位はないと持てない。
10世代は6世代と同じ感じでまだ小さい、それにこの子たちでもかろうじて動かせるだろう、まあ引きずるって感じだな、だが20世代は。
「なにこれ!全然動かない」
「魔力が全然足りないんだ、指先だけに魔力を一気に流してみろ少し動かせるはずだ」
俺が指示を出すとファンナが流したようで指が少し動いた。
「ほんとちょっと動いたわ、でもこれが限界」
ファンナが降りてきて、膝を付いた、かなりの疲労だな。
「リーダー平気ですか!」
「ええ、ありがと神崎」
「わかったか?これじゃ兵器として使えんだろ?」
「ええそうね、良く解ったわジュントさんなら動かせるって事がね」
ファンナがそう言って睨んできた、まあうすうす解っていたのだろう、みんなに回復魔法を使って治せる魔力量があるのだからな。
「ファンナ!ジュントは」
「いいんだキョウコ、実際使えるのはホントだからな」
俺は分身や他の事でほとんどの魔力を使っている、それでもここで使えているのはあの魔法陣のおかげだ、まあこちら側ならほぼ無限に使えるんだがな。
「だがなファンナ、俺一人だけで戦っても勝てないんだ、お前なら分かるだろ?」
ファンナが黙って下を向いている、ここに来た時の演習で俺に倒されたことを思い出しているのだろう。
「ほ、ほんとに動かねぇー」
「ちょっとプルネーラ!話を聞いてますの」
「ああ聞いてたぜネティーア、要は俺たちが強くなれって言ってるんだろジュントは」
「ああそうだな、みんなが頑張ってくれれば俺は惜しみなく支援をして行く」
プルネーラの言葉に俺はすぐに答えた、これは決定事項だからな。
「くぅー!いいねぇーやってやるよ、いつか動かして見せる、それまで待っててくれよな」
「でもほんとにジュントさんは動かせるんですか?」
ジェミーの言葉にみんなが反応して俺を見た。
「ジュント」
「乗って」
「私も見たいです、この機体が動くのを」
期待の眼を皆にされた、まあ動かすくらいならいいだろう。
「ああいいぞ、見てろよ」
20世代に乗り込み俺は機体を動かした、まあ格闘の型をやっただけだ。
「どうだ、動かせただろ?」
「ほんとだ、すげえな!」
「ほんとに動かせるんですね」
この子たちはホントに俺の事を怪しまないんだな、それならもう少し話してみるか。
「ああ、こちら側ならな」
「ジュントいいのですか?」
俺はキョウコに頷きもう少し先まで話した、きっと大丈夫さ。
「じゃ、じゃあジュントさんがたまにしゃがんでいたのはそれをしていたのですね」
「ああ見てたのか神崎、そうだもうこっち側は大体刻み終わった」
「だからジュントは第一世代での訓練を軍に進言して私たちを強化したかったの」
「キョウコの言う通りだ、そうすれば占領された土地を少しずつ取り戻せるようになる」
「だからキョウコ隊長は第一世代を使って訓練をしてたんですね」
キョウコが頷きみんなも分かったのだろう頷いている、だがその先を考えさせないようにしなくてはいけない。
「あれ?でもジュントさん、私がいた訓練学校では」
「神崎!それ以上は言うな、みんなもいいな!これ以上の詮索は命に係わるぞ」
そう、効率のいい育成を軍はしたがらない、それは軍がこれ以上進攻しようとしていない、もしくは・・・だからだ。
「今のままでいいはずはない、上層部を説得し進軍すると約束する、だから危険なことはするな、これは俺からのお願いだ」
何人かはさっき何かを考えていた、おそらくどこかに進言したり何かをしようとしていたのだろう、だから俺はお願いをした、命令ではなくだ。
「す、すげぇーほんとにこれ第6世代なのか?ネティーア見たことないのか詳しいんだろ」
「え、ええ見たことが無い物ですわ、ほんとに生産できるのですわね」
「じゃあ次だ、取り合えず20世代と10世代を出してやる、どう違うのか試してみろ」
俺は一機ずつ出した、20世代は機体自体が大きくなっている、まああのライフルを一人で持つのだからそれ位はないと持てない。
10世代は6世代と同じ感じでまだ小さい、それにこの子たちでもかろうじて動かせるだろう、まあ引きずるって感じだな、だが20世代は。
「なにこれ!全然動かない」
「魔力が全然足りないんだ、指先だけに魔力を一気に流してみろ少し動かせるはずだ」
俺が指示を出すとファンナが流したようで指が少し動いた。
「ほんとちょっと動いたわ、でもこれが限界」
ファンナが降りてきて、膝を付いた、かなりの疲労だな。
「リーダー平気ですか!」
「ええ、ありがと神崎」
「わかったか?これじゃ兵器として使えんだろ?」
「ええそうね、良く解ったわジュントさんなら動かせるって事がね」
ファンナがそう言って睨んできた、まあうすうす解っていたのだろう、みんなに回復魔法を使って治せる魔力量があるのだからな。
「ファンナ!ジュントは」
「いいんだキョウコ、実際使えるのはホントだからな」
俺は分身や他の事でほとんどの魔力を使っている、それでもここで使えているのはあの魔法陣のおかげだ、まあこちら側ならほぼ無限に使えるんだがな。
「だがなファンナ、俺一人だけで戦っても勝てないんだ、お前なら分かるだろ?」
ファンナが黙って下を向いている、ここに来た時の演習で俺に倒されたことを思い出しているのだろう。
「ほ、ほんとに動かねぇー」
「ちょっとプルネーラ!話を聞いてますの」
「ああ聞いてたぜネティーア、要は俺たちが強くなれって言ってるんだろジュントは」
「ああそうだな、みんなが頑張ってくれれば俺は惜しみなく支援をして行く」
プルネーラの言葉に俺はすぐに答えた、これは決定事項だからな。
「くぅー!いいねぇーやってやるよ、いつか動かして見せる、それまで待っててくれよな」
「でもほんとにジュントさんは動かせるんですか?」
ジェミーの言葉にみんなが反応して俺を見た。
「ジュント」
「乗って」
「私も見たいです、この機体が動くのを」
期待の眼を皆にされた、まあ動かすくらいならいいだろう。
「ああいいぞ、見てろよ」
20世代に乗り込み俺は機体を動かした、まあ格闘の型をやっただけだ。
「どうだ、動かせただろ?」
「ほんとだ、すげえな!」
「ほんとに動かせるんですね」
この子たちはホントに俺の事を怪しまないんだな、それならもう少し話してみるか。
「ああ、こちら側ならな」
「ジュントいいのですか?」
俺はキョウコに頷きもう少し先まで話した、きっと大丈夫さ。
「じゃ、じゃあジュントさんがたまにしゃがんでいたのはそれをしていたのですね」
「ああ見てたのか神崎、そうだもうこっち側は大体刻み終わった」
「だからジュントは第一世代での訓練を軍に進言して私たちを強化したかったの」
「キョウコの言う通りだ、そうすれば占領された土地を少しずつ取り戻せるようになる」
「だからキョウコ隊長は第一世代を使って訓練をしてたんですね」
キョウコが頷きみんなも分かったのだろう頷いている、だがその先を考えさせないようにしなくてはいけない。
「あれ?でもジュントさん、私がいた訓練学校では」
「神崎!それ以上は言うな、みんなもいいな!これ以上の詮索は命に係わるぞ」
そう、効率のいい育成を軍はしたがらない、それは軍がこれ以上進攻しようとしていない、もしくは・・・だからだ。
「今のままでいいはずはない、上層部を説得し進軍すると約束する、だから危険なことはするな、これは俺からのお願いだ」
何人かはさっき何かを考えていた、おそらくどこかに進言したり何かをしようとしていたのだろう、だから俺はお願いをした、命令ではなくだ。
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