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3章91番目の世界
72話 調整
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俺はまずネティーアと演習を開始した。
ネティーアはキョウコと同じスピードタイプだ、まだまだキョウコには敵わないがかなり良くなったな。
「はぁー」
「おう!なかなかいいぞネティーア、魔力が籠っている」
「まだまだですわ!」
しばらくブレードで戦かったが前の時と段違いだ、後は太刀筋をもう少し分かりにくくしてもらいたいな。
「よしいいぞ、ちょっと後ろを向け、調整をする」
「こ、ここでですの」
空を飛びながら調整をする奴は、まあ俺くらいだろうからな、驚くのも分かる。
「ああ、下に降りてからでもいいが時間の節約だ・・・よしこんなもんかな、じゃあまた打ち合うぞ」
「え、ええ、解りましたわ」
その後また打ち合ったのだが、どう変わったのかわからないようだった。
「ネティーア、どう変わったか解らないか?」
「ええ、何がどう変わったのですか?」
「プログラムを書き換えて最適化したんだ、少しだが反応速度が上がっている」
第5世代ではこれが限界だ、まあ何もしない第6世代並みかな。
「そうなのですか?解りませんわ」
「今のネティーアは訓練で強化されたんだ、まだ戦場にも出ていないし、実感が湧かんだろうが、ここに来た時のキョウコより少し遅いくらいだぞ」
それを聞いてネティーアは驚いている、反応速度が分かるようになればキョウコと同じかな。
「そんなに早いのですか!今のわたくしは」
「そうさ、だから自信を持っていいぞ、それにこのまま訓練をすれば、第6世代を任せてもいいかもしれん」
「そ、それは嬉しいですわ、でもまだ第5世代が出来たばかりですのよ、まだまだ先の事ですわ」
まあ普通はそう思うよな、次の襲撃が終わったら送られてくるぞ、試作機という名目でな。
「よしガネーシャと演習をしていてくれ、次プルネーラ来い」
「いよっしゃーー!」
気合いが入った掛け声とともに突っ込んできた、俺はブレードで受け止めたぞ。
「いきなり熱烈だなプルネーラ」
「そりゃーどうも、ちゃんと受けてくれて嬉しいぜ」
そう言って連続でブレードを振ってきた、力任せだがかなりの魔力を感じる。
「フム、プルネーラは力が付いたな」
「そうか!やったぜ」
「それなのに無駄がなく、魔力配分も出来ている、よし後ろを向いてくれ調整する」
「あいよ」
後ろのパネルを開け、俺はネティーアと同じように調整した、今回は力配分を変えた。
「よし、これで更に力を入れても疲れにくくなるぞ」
「そうなのか?今でも十分すごいぜ、全然疲れないからな」
「それなら一定に流している魔力に強弱をつけ、節約しながら攻撃を強くしてみろ」
俺に言われて攻撃をしてきた、うんなかなかできている。
「そうだ!うまく出来ているぞ」
「そうなのか?ジュントが簡単に受けてるから解らないな」
「うーんそうだな、例えるなら前のジェミーとの魔技があったろ、あれを普通に受けれるほどだ」
そう言ったら驚いた後、怒り出した。
「何だよジュント、あの時は魔技を使って相殺してたけど、簡単に受けれたんだな」
「ははは、まあそうだな、だがあの魔技はなかなか良かったのはホントだぞ」
そう言って次のファンナを呼び、同じように相手をした後調整をして行った、ファンナはオールラウンダーだな。
「ほんとにすごいのねジュントさんは」
「そうかな?でも俺が出来ても相手がいないと意味ないんだぞ」
そう言ったら顔を赤くしていた、何故に!
「ほらリーダー同士で演習をしてきてくれ、俺は他の子を調整するからな」
ファンナが離れて今度はジェミーたちリーダーのパートナーだ、それぞれ順調に調整を終わらせ、昼食の時間になったので降りてみんなで摂ることにした。
ネティーアはキョウコと同じスピードタイプだ、まだまだキョウコには敵わないがかなり良くなったな。
「はぁー」
「おう!なかなかいいぞネティーア、魔力が籠っている」
「まだまだですわ!」
しばらくブレードで戦かったが前の時と段違いだ、後は太刀筋をもう少し分かりにくくしてもらいたいな。
「よしいいぞ、ちょっと後ろを向け、調整をする」
「こ、ここでですの」
空を飛びながら調整をする奴は、まあ俺くらいだろうからな、驚くのも分かる。
「ああ、下に降りてからでもいいが時間の節約だ・・・よしこんなもんかな、じゃあまた打ち合うぞ」
「え、ええ、解りましたわ」
その後また打ち合ったのだが、どう変わったのかわからないようだった。
「ネティーア、どう変わったか解らないか?」
「ええ、何がどう変わったのですか?」
「プログラムを書き換えて最適化したんだ、少しだが反応速度が上がっている」
第5世代ではこれが限界だ、まあ何もしない第6世代並みかな。
「そうなのですか?解りませんわ」
「今のネティーアは訓練で強化されたんだ、まだ戦場にも出ていないし、実感が湧かんだろうが、ここに来た時のキョウコより少し遅いくらいだぞ」
それを聞いてネティーアは驚いている、反応速度が分かるようになればキョウコと同じかな。
「そんなに早いのですか!今のわたくしは」
「そうさ、だから自信を持っていいぞ、それにこのまま訓練をすれば、第6世代を任せてもいいかもしれん」
「そ、それは嬉しいですわ、でもまだ第5世代が出来たばかりですのよ、まだまだ先の事ですわ」
まあ普通はそう思うよな、次の襲撃が終わったら送られてくるぞ、試作機という名目でな。
「よしガネーシャと演習をしていてくれ、次プルネーラ来い」
「いよっしゃーー!」
気合いが入った掛け声とともに突っ込んできた、俺はブレードで受け止めたぞ。
「いきなり熱烈だなプルネーラ」
「そりゃーどうも、ちゃんと受けてくれて嬉しいぜ」
そう言って連続でブレードを振ってきた、力任せだがかなりの魔力を感じる。
「フム、プルネーラは力が付いたな」
「そうか!やったぜ」
「それなのに無駄がなく、魔力配分も出来ている、よし後ろを向いてくれ調整する」
「あいよ」
後ろのパネルを開け、俺はネティーアと同じように調整した、今回は力配分を変えた。
「よし、これで更に力を入れても疲れにくくなるぞ」
「そうなのか?今でも十分すごいぜ、全然疲れないからな」
「それなら一定に流している魔力に強弱をつけ、節約しながら攻撃を強くしてみろ」
俺に言われて攻撃をしてきた、うんなかなかできている。
「そうだ!うまく出来ているぞ」
「そうなのか?ジュントが簡単に受けてるから解らないな」
「うーんそうだな、例えるなら前のジェミーとの魔技があったろ、あれを普通に受けれるほどだ」
そう言ったら驚いた後、怒り出した。
「何だよジュント、あの時は魔技を使って相殺してたけど、簡単に受けれたんだな」
「ははは、まあそうだな、だがあの魔技はなかなか良かったのはホントだぞ」
そう言って次のファンナを呼び、同じように相手をした後調整をして行った、ファンナはオールラウンダーだな。
「ほんとにすごいのねジュントさんは」
「そうかな?でも俺が出来ても相手がいないと意味ないんだぞ」
そう言ったら顔を赤くしていた、何故に!
「ほらリーダー同士で演習をしてきてくれ、俺は他の子を調整するからな」
ファンナが離れて今度はジェミーたちリーダーのパートナーだ、それぞれ順調に調整を終わらせ、昼食の時間になったので降りてみんなで摂ることにした。
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