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3章91番目の世界
69話 分身
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どうも分身9521万6500号です。
私は学者としてある施設で研究をしています。
え!もう知ってるって、まあそうですね。
「ポットス先生!ほんとにこれを発表するんですか?まだ実証できてないじゃないですか!」
「良いんだよそれでジョシュア、出した後起きればそれが実証になる、私の狙いはそれなんだから」
「でもそれじゃ先生の評価がしばらく下がるじゃないですか、それにほんとに起きるかなんて誰にも分かりませんよ」
ジョシュアがそう言ってきました、まあそうですね解らないですよね、でも。
「私だって言いたくないし、起きてほしくないけど、これは絶対起きることだよジョシュア」
そう言って私は論文を学会に報告しました。
ジョシュアの言った通り周りから批判が凄かったですよ。
《そして違う分身体は》
どうも60万7410号です。
私は兵器を開発する分身体だ、まあわかりますよね、そうサイクスって名前です。
「サイクス様出来ましたよ!試作機」
「やったねケンジくん、じゃあこれを出来るだけ量産しよう」
「え!?もう量産するんですか、テストもろくにしてないのに、それにまた審査で落とされますよ」
助手で整備士のケンジ君が心配しています、まあ普通は順番があるからね。
でも既にそれはスキルの中で終わっているんだ。
「いいかいケンジくん、時には歩くよりもまず、走れだ」
「そ、そうですか?」
「さぁガンガン作るよ!ほらそこの資料取って」
私は急ぎ生産施設に向かいました。
第5世代が出来たばかりです、ここで第6世代を出せばさすがに採用するでしょう。
《そしてまた違う分身体は》
5000万4500号だ。
俺は一番いやな立場かもしれない・・・いいよなぁ他の奴は、変わってくれないかなーほんと。
っと愚痴っている場合じゃない、俺は計画書を急ぎ完成させた。
「ねぇガトバン大将、ほんとにこれやるの?」
俺の派閥の中将ケミアが言ってきている、言うのはいいのだが顔が近いのだ。
「分かったからもう少し離れてくれケミア君」
「あら失礼、それで物資を送るとしてサイクスのじゃなくていいの?」
「ああしょうがないさ、向こうにあるのは全部あそこのだ、今から揃えても間に合わん」
「これだって今からじゃ間に合わないわよ」
「それはもう頼んで揃えたぞ、後は送るだけだ」
そう言ったらまた顔を近づけて来た、だから近いってば。
ケミアは事あるごとにこうなのだ、仕事ができ凄く使える部下だ、なのだが俺に対する態度がきついのだ、俺、こいつの上司なんだがな。
「私、聞いてないけど、あれほど言ったわよね!報告はしてって」
「俺だってしたかったが緊急だったし、お前はいなかったんだ、仕方ないだろう」
ケミアは数日前に本部に俺の案を進言しに行って貰っていた、結果は散々だったらしい。
どうしてか最近、俺の作戦は受け入れてくれんのだ、次の襲撃がヤバいかもって時に全くイライラするな。
「もう!解ったわ、じゃあ行ってきます」
「いやお前は行くな、俺の傍にいるんだ」
「な、なによそれ(いつもそう言ってくれればいいのに)」
何故か顔を赤くしているが、そういう意味ではないぞ、まあしてもいいが、手続きが面倒だ。
「お前を失うわけにはいかん、これがほんとに必要になれば相当に危険だ」
「そう、本気なのね・・・分かったわじゃあ送るだけにします」
「ああよろしく、他の部下も送るなよ、物資だけだ、そこらへんも十分注意しろよ」
「ええ解ってるわ、じゃあ行くけど、後で相手してよね大将」
最後に一言そういって扉を閉めて行った。
「またか!?まあそれでストレスを解消できるのなら付き合うがな」
あいつには相当無理をさせてるし、大変なのはわかるからな・・・俺はその夜戦闘訓練と酒を付き合った、朝までな。
私は学者としてある施設で研究をしています。
え!もう知ってるって、まあそうですね。
「ポットス先生!ほんとにこれを発表するんですか?まだ実証できてないじゃないですか!」
「良いんだよそれでジョシュア、出した後起きればそれが実証になる、私の狙いはそれなんだから」
「でもそれじゃ先生の評価がしばらく下がるじゃないですか、それにほんとに起きるかなんて誰にも分かりませんよ」
ジョシュアがそう言ってきました、まあそうですね解らないですよね、でも。
「私だって言いたくないし、起きてほしくないけど、これは絶対起きることだよジョシュア」
そう言って私は論文を学会に報告しました。
ジョシュアの言った通り周りから批判が凄かったですよ。
《そして違う分身体は》
どうも60万7410号です。
私は兵器を開発する分身体だ、まあわかりますよね、そうサイクスって名前です。
「サイクス様出来ましたよ!試作機」
「やったねケンジくん、じゃあこれを出来るだけ量産しよう」
「え!?もう量産するんですか、テストもろくにしてないのに、それにまた審査で落とされますよ」
助手で整備士のケンジ君が心配しています、まあ普通は順番があるからね。
でも既にそれはスキルの中で終わっているんだ。
「いいかいケンジくん、時には歩くよりもまず、走れだ」
「そ、そうですか?」
「さぁガンガン作るよ!ほらそこの資料取って」
私は急ぎ生産施設に向かいました。
第5世代が出来たばかりです、ここで第6世代を出せばさすがに採用するでしょう。
《そしてまた違う分身体は》
5000万4500号だ。
俺は一番いやな立場かもしれない・・・いいよなぁ他の奴は、変わってくれないかなーほんと。
っと愚痴っている場合じゃない、俺は計画書を急ぎ完成させた。
「ねぇガトバン大将、ほんとにこれやるの?」
俺の派閥の中将ケミアが言ってきている、言うのはいいのだが顔が近いのだ。
「分かったからもう少し離れてくれケミア君」
「あら失礼、それで物資を送るとしてサイクスのじゃなくていいの?」
「ああしょうがないさ、向こうにあるのは全部あそこのだ、今から揃えても間に合わん」
「これだって今からじゃ間に合わないわよ」
「それはもう頼んで揃えたぞ、後は送るだけだ」
そう言ったらまた顔を近づけて来た、だから近いってば。
ケミアは事あるごとにこうなのだ、仕事ができ凄く使える部下だ、なのだが俺に対する態度がきついのだ、俺、こいつの上司なんだがな。
「私、聞いてないけど、あれほど言ったわよね!報告はしてって」
「俺だってしたかったが緊急だったし、お前はいなかったんだ、仕方ないだろう」
ケミアは数日前に本部に俺の案を進言しに行って貰っていた、結果は散々だったらしい。
どうしてか最近、俺の作戦は受け入れてくれんのだ、次の襲撃がヤバいかもって時に全くイライラするな。
「もう!解ったわ、じゃあ行ってきます」
「いやお前は行くな、俺の傍にいるんだ」
「な、なによそれ(いつもそう言ってくれればいいのに)」
何故か顔を赤くしているが、そういう意味ではないぞ、まあしてもいいが、手続きが面倒だ。
「お前を失うわけにはいかん、これがほんとに必要になれば相当に危険だ」
「そう、本気なのね・・・分かったわじゃあ送るだけにします」
「ああよろしく、他の部下も送るなよ、物資だけだ、そこらへんも十分注意しろよ」
「ええ解ってるわ、じゃあ行くけど、後で相手してよね大将」
最後に一言そういって扉を閉めて行った。
「またか!?まあそれでストレスを解消できるのなら付き合うがな」
あいつには相当無理をさせてるし、大変なのはわかるからな・・・俺はその夜戦闘訓練と酒を付き合った、朝までな。
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