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3章91番目の世界
65話 訓練で騒動
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夜はいつも通り調整と魔法陣設置を済ませ訓練をした。
そして今念願の風呂に入ってサッパリしたところだ。
「はぁ~やっと風呂に入れたな」
『そうですか、良かったですねー』
ナビ玉の反応が冷たいが、まあ俺が言わなかったから遅くなったのだし、しょうがないか。
朝食をみんなで食べ昨日と同じ部屋で会議をして、それから訓練の時間だ。
「やっぱり軽くなったよな、ネティーアはどう思う?」
「そうですわねプルネーラ、魔力を流している感じでは多くしている気はしませんわ」
「そうだよなー魔力保有量が増えてるんなら分かるけど、そんなはずねぇしな」
走りながらお喋りをしている、基本ができているから出来ることだ、昨日の訓練生たちは一定にするのに苦労していた、それをこの子たちは訓練もしないで出来る、これが才能だな。
そして出来るからこそ錯覚している、保有量が増えて流している量も上がっていることに、そして俺が夜に少し負荷を上げていることにもな。
「よーし!今日はそのまま乗った状態で5分待機だ」
「な!どうしてよ」
「それはなファンナ、機体が回復させてくれるからだ、もうあれはやらない」
「えぇー気持ちよかったのにー」
ジェミーが声に出して言ってきたな、みんなもがっかりしている、あれをやる時は訓練がハードな時なんだがな。
「やってもいいが訓練を厳しくするがそっちの方がいいか?」
俺がそう聞いたら素直に待機したよ。
「素振りが終わったらまた待機し、その後は隊ごとの訓練だ、今日は休憩を挟まないから長く出来るぞ」
「うへぇー!結局ハードじゃねぇか」
素振りをしながらプルネーラが言ってきた。
「ほんとですよねお姉様」
「意義あり意義ありー!」
ジェミーとアジーもプルネーラに続いてきたが、他の子も批判の声を小さく漏らしている。
だがこれは標準の訓練だろうが、午後に何もしないのだから楽な方だぞ。
「昼食時に回復魔法をご褒美として掛けてやるんだからいいだろう、頑張った者だけだぞやってやるのは、ここで止めたらやってやらんが、いいのか?」
そう言ったら黙って素振りをし始めた。
「全くゲンキンだな」
「なあジュント、その魔法ってそんなにいいのか?」
ガジェトが聞いて来た、他の整備の子たちも聞きたそうにしている、俺はガジェトを手招きして椅子に座らせ、魔法を掛けた。
「どうだ、気持ちいいか?」
「はふぅ~・・・これはいいな、疲れが吹き飛んで気持ちがいい」
他の整備士も椅子に座らせて掛けてあげた、日ごろ頑張って整備してくれてるからな。
「これからもこの時間に掛けてやるから、順番に来るようにしてくれ、疲れが出てくるだろ?」
「ほ、ほんとか!?そりゃー助かるありがとう」
そう言って抱き付いてきた、ガジェトにしては珍しいな、機体にはよくしてたけど。
「あー!大佐が浮気してるー」
アジーが素振りをしながら大声で叫びだし、みんなの視線が俺に注がれているが。
「浮気って、俺は未婚だし付き合ってる彼女もいないぞ」
「そうなのか?意外だな」
ガジェトが上を向いて俺の顔を見ながら言ってきた、意外って・・・まあ軍の指示で交配を希望した者には付き合ったことはあるがな、戦争の世界ではよくあるしみんなも理解しているだろう。
「じゃあさ私なんてどうかな?」
「ガジェト俺はな」
俺が返事をしようとしたらプルネーラたちが騒ぎ出した。
「せ、整備長!抜け駆けはズルいぞ、お、俺も」
「お、お姉様!?」
「じゃあボクもー」
アジーが挙手をしたら何人かも挙げだした、いやいやだからな。
「じゃあ」
「私たちも?」
双子も手を挙げだしたが、あれは分かってないだろ。
「ちょっとみなさん」
神崎が止めてくれているが、意味を成していない、何人かが素振りをしながら話し合いを始めた。
そして丁度素振りの終わりを告げるアラームが鳴り、待機したまま話しが止まらなくなってしまった。
違う世界ではそんなこともした時はあった、だがここでは戦いを辞めるわけにはいかない。
一緒に暮らすことはおそらく出来ない、だから・・・俺がそんなことを考えているとキョウコが言ってくれた。
「みんなジュントは誰ともケッコンはしませんよ」
「何でですか隊長」
「戦いが終わるまでジュントは前線に付きっ切りになります、そうなるとケッコンした人と暮らせないでしょ、だからです」
それを聞いてみんなが黙って何かを考えている。
「ケッコンはってことはもしかして隊長」
「な!なんですか」
プルネーラの一言に反応してキョウコがすごい速さで近づいて何やら話している、大体想像は出来るが放っておこう。
そして今念願の風呂に入ってサッパリしたところだ。
「はぁ~やっと風呂に入れたな」
『そうですか、良かったですねー』
ナビ玉の反応が冷たいが、まあ俺が言わなかったから遅くなったのだし、しょうがないか。
朝食をみんなで食べ昨日と同じ部屋で会議をして、それから訓練の時間だ。
「やっぱり軽くなったよな、ネティーアはどう思う?」
「そうですわねプルネーラ、魔力を流している感じでは多くしている気はしませんわ」
「そうだよなー魔力保有量が増えてるんなら分かるけど、そんなはずねぇしな」
走りながらお喋りをしている、基本ができているから出来ることだ、昨日の訓練生たちは一定にするのに苦労していた、それをこの子たちは訓練もしないで出来る、これが才能だな。
そして出来るからこそ錯覚している、保有量が増えて流している量も上がっていることに、そして俺が夜に少し負荷を上げていることにもな。
「よーし!今日はそのまま乗った状態で5分待機だ」
「な!どうしてよ」
「それはなファンナ、機体が回復させてくれるからだ、もうあれはやらない」
「えぇー気持ちよかったのにー」
ジェミーが声に出して言ってきたな、みんなもがっかりしている、あれをやる時は訓練がハードな時なんだがな。
「やってもいいが訓練を厳しくするがそっちの方がいいか?」
俺がそう聞いたら素直に待機したよ。
「素振りが終わったらまた待機し、その後は隊ごとの訓練だ、今日は休憩を挟まないから長く出来るぞ」
「うへぇー!結局ハードじゃねぇか」
素振りをしながらプルネーラが言ってきた。
「ほんとですよねお姉様」
「意義あり意義ありー!」
ジェミーとアジーもプルネーラに続いてきたが、他の子も批判の声を小さく漏らしている。
だがこれは標準の訓練だろうが、午後に何もしないのだから楽な方だぞ。
「昼食時に回復魔法をご褒美として掛けてやるんだからいいだろう、頑張った者だけだぞやってやるのは、ここで止めたらやってやらんが、いいのか?」
そう言ったら黙って素振りをし始めた。
「全くゲンキンだな」
「なあジュント、その魔法ってそんなにいいのか?」
ガジェトが聞いて来た、他の整備の子たちも聞きたそうにしている、俺はガジェトを手招きして椅子に座らせ、魔法を掛けた。
「どうだ、気持ちいいか?」
「はふぅ~・・・これはいいな、疲れが吹き飛んで気持ちがいい」
他の整備士も椅子に座らせて掛けてあげた、日ごろ頑張って整備してくれてるからな。
「これからもこの時間に掛けてやるから、順番に来るようにしてくれ、疲れが出てくるだろ?」
「ほ、ほんとか!?そりゃー助かるありがとう」
そう言って抱き付いてきた、ガジェトにしては珍しいな、機体にはよくしてたけど。
「あー!大佐が浮気してるー」
アジーが素振りをしながら大声で叫びだし、みんなの視線が俺に注がれているが。
「浮気って、俺は未婚だし付き合ってる彼女もいないぞ」
「そうなのか?意外だな」
ガジェトが上を向いて俺の顔を見ながら言ってきた、意外って・・・まあ軍の指示で交配を希望した者には付き合ったことはあるがな、戦争の世界ではよくあるしみんなも理解しているだろう。
「じゃあさ私なんてどうかな?」
「ガジェト俺はな」
俺が返事をしようとしたらプルネーラたちが騒ぎ出した。
「せ、整備長!抜け駆けはズルいぞ、お、俺も」
「お、お姉様!?」
「じゃあボクもー」
アジーが挙手をしたら何人かも挙げだした、いやいやだからな。
「じゃあ」
「私たちも?」
双子も手を挙げだしたが、あれは分かってないだろ。
「ちょっとみなさん」
神崎が止めてくれているが、意味を成していない、何人かが素振りをしながら話し合いを始めた。
そして丁度素振りの終わりを告げるアラームが鳴り、待機したまま話しが止まらなくなってしまった。
違う世界ではそんなこともした時はあった、だがここでは戦いを辞めるわけにはいかない。
一緒に暮らすことはおそらく出来ない、だから・・・俺がそんなことを考えているとキョウコが言ってくれた。
「みんなジュントは誰ともケッコンはしませんよ」
「何でですか隊長」
「戦いが終わるまでジュントは前線に付きっ切りになります、そうなるとケッコンした人と暮らせないでしょ、だからです」
それを聞いてみんなが黙って何かを考えている。
「ケッコンはってことはもしかして隊長」
「な!なんですか」
プルネーラの一言に反応してキョウコがすごい速さで近づいて何やら話している、大体想像は出来るが放っておこう。
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