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3章91番目の世界
61話 訓練開始
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朝、朝食を済ませ会議で神崎を参加させることを話した。
その時批判が殺到したが俺とキョウコが黙らせた。
神崎の操縦技術は見ていないが、訓練生の技術など大体想像がつく、だがそれをサポートしながら戦うのが他のメンバーの役目だろう、キョウコもそう言ったはずだ。
それができず結果キョウコに重傷を負わせた、神崎も悪いかもしれないが他の子も実力不足で悪いのだ。
「な!?なんだこれ」
俺が準備した機体を見てプルネーラが叫びだした、他の子も黙ったまま驚いている。
第1世代ははっきり言ってゴツゴツしていてカッコ悪い、それを更にサポーターの様な装甲を付けたのが俺の特注品だ、まあその装甲もちょっと特殊なんだが、今はいいだろう。
「こ、こんなのに乗って、は、走るの!」
「美しくないですわ!?」
ファンナとネティーアも嫌がっているがみんなも嫌そうだな、だが。
「走れるならな、じゃあ乗ってくれ時間は一時間だ、喜べ君たち!時間で済むんだ、距離じゃ無くな」
俺の言葉に疑問を浮かべながら乗り込んで動かそうとして、また騒ぎ出した。
「な、なにこれ!」
「う、うごかねぇ~」
全員がスローモーションのように動かし始めた。
「うきゅ~~」
「ジェミーがんばれ」
プルネーラがジェミーの機体を支えて歩いている、なかなか良い子だな。
「まあそうなりますよね、ではジュント行ってきますね」
「キョウコ!まだ病み上がりなんだ、ほどほどにな」
キョウコにそう言って見送り、俺は走り始めている神崎と副隊長のガネーシャに走って追い付き横に付いた。
「さすがガネーシャだ、いきなり走れるとは驚いたぞ、神崎もな」
「いえ隊長に鍛えられましたから、でも少しきついです、これどうなってるんですか?」
俺はガネーシャに説明した、アーマーのいたるところに着いている装甲は、エネルギーパットなんだ、そこに魔力が溜まって行くようになっていて機体には少量しか流れないんだ。
そして一人一人その量も違うし数も違う。
「と、まあこんな感じだ」
「なるほど、そしてそのエネルギーパットを戦闘で使うと」
俺は正解だと言いながら笑った、第5世代は長時間動かせない、精鋭のこの子のたちでさえ4時間動かるかどうかだろう。
進軍する場合必要だろうからその為の補助動力として考えている、まぁ他にも使えるからその都度だな。
「じゃあ私が今走れているのは、みんなより量や数が少ないからですか?」
神崎が心配になっているようだが違う、そこは俺も誤算だった。
「神崎の量も数もあいつらの倍だぞ、ガネーシャと同じだ」
それを聞いて二人が驚いている、まあ俺も神崎が走れるとは思わなかった、みんなと同じにしたかったんだが、まあ向こうはそれどころじゃないし何とかなるだろう。
「だから自信を持っていいぞ神崎」
「は、はい!」
俺たち3人は1時間ずっと走っり切った、途中30分くらいしてキョウコも合流した。
「よーしみんな機体から降りていいぞー」
「や、やったぞジェミー」
「ふぇ~~疲れましたお姉様」
みんな凄く疲れている、機体から降りたらその場に座り込んでしまった、まだ始めて1時間しか経っていないしこれからなんだが、ちょっとこれじゃ無理かな。
仕方ないな全く、ガジェトを呼んでおいて正解だった、まあ次の訓練が終わったら使っていただろうがな。
「じゃあそれぞれ機体の横にあるベッドにうつぶせになって寝てくれ」
みんなが疑問を持ちながらも横になり始め、全員(キョウコたちも)が準備できたのでガジェトの方を見た。
「ガジェトいいぞ、始めてくれ」
「あ、ああ分かった」
ガジェトが手に持っていたパネルを操作して各機体が光だし、ベッドに寝ているみんなに光が降り注いだ。
「な、なんですのこれ!?」
「「「「気持ちいぃぃー」」」」
みんな気持ちよさそうにしている、うんうんちゃんと作動してるな。
「その状態で30分寝てくれ、まあ起きててもいいぞ、リラックスしてくれ」
そう説明したのだが、すぐに何人かが眠りに付き、しばらくしたら寝息が全員分聞こえ出した。
その時批判が殺到したが俺とキョウコが黙らせた。
神崎の操縦技術は見ていないが、訓練生の技術など大体想像がつく、だがそれをサポートしながら戦うのが他のメンバーの役目だろう、キョウコもそう言ったはずだ。
それができず結果キョウコに重傷を負わせた、神崎も悪いかもしれないが他の子も実力不足で悪いのだ。
「な!?なんだこれ」
俺が準備した機体を見てプルネーラが叫びだした、他の子も黙ったまま驚いている。
第1世代ははっきり言ってゴツゴツしていてカッコ悪い、それを更にサポーターの様な装甲を付けたのが俺の特注品だ、まあその装甲もちょっと特殊なんだが、今はいいだろう。
「こ、こんなのに乗って、は、走るの!」
「美しくないですわ!?」
ファンナとネティーアも嫌がっているがみんなも嫌そうだな、だが。
「走れるならな、じゃあ乗ってくれ時間は一時間だ、喜べ君たち!時間で済むんだ、距離じゃ無くな」
俺の言葉に疑問を浮かべながら乗り込んで動かそうとして、また騒ぎ出した。
「な、なにこれ!」
「う、うごかねぇ~」
全員がスローモーションのように動かし始めた。
「うきゅ~~」
「ジェミーがんばれ」
プルネーラがジェミーの機体を支えて歩いている、なかなか良い子だな。
「まあそうなりますよね、ではジュント行ってきますね」
「キョウコ!まだ病み上がりなんだ、ほどほどにな」
キョウコにそう言って見送り、俺は走り始めている神崎と副隊長のガネーシャに走って追い付き横に付いた。
「さすがガネーシャだ、いきなり走れるとは驚いたぞ、神崎もな」
「いえ隊長に鍛えられましたから、でも少しきついです、これどうなってるんですか?」
俺はガネーシャに説明した、アーマーのいたるところに着いている装甲は、エネルギーパットなんだ、そこに魔力が溜まって行くようになっていて機体には少量しか流れないんだ。
そして一人一人その量も違うし数も違う。
「と、まあこんな感じだ」
「なるほど、そしてそのエネルギーパットを戦闘で使うと」
俺は正解だと言いながら笑った、第5世代は長時間動かせない、精鋭のこの子のたちでさえ4時間動かるかどうかだろう。
進軍する場合必要だろうからその為の補助動力として考えている、まぁ他にも使えるからその都度だな。
「じゃあ私が今走れているのは、みんなより量や数が少ないからですか?」
神崎が心配になっているようだが違う、そこは俺も誤算だった。
「神崎の量も数もあいつらの倍だぞ、ガネーシャと同じだ」
それを聞いて二人が驚いている、まあ俺も神崎が走れるとは思わなかった、みんなと同じにしたかったんだが、まあ向こうはそれどころじゃないし何とかなるだろう。
「だから自信を持っていいぞ神崎」
「は、はい!」
俺たち3人は1時間ずっと走っり切った、途中30分くらいしてキョウコも合流した。
「よーしみんな機体から降りていいぞー」
「や、やったぞジェミー」
「ふぇ~~疲れましたお姉様」
みんな凄く疲れている、機体から降りたらその場に座り込んでしまった、まだ始めて1時間しか経っていないしこれからなんだが、ちょっとこれじゃ無理かな。
仕方ないな全く、ガジェトを呼んでおいて正解だった、まあ次の訓練が終わったら使っていただろうがな。
「じゃあそれぞれ機体の横にあるベッドにうつぶせになって寝てくれ」
みんなが疑問を持ちながらも横になり始め、全員(キョウコたちも)が準備できたのでガジェトの方を見た。
「ガジェトいいぞ、始めてくれ」
「あ、ああ分かった」
ガジェトが手に持っていたパネルを操作して各機体が光だし、ベッドに寝ているみんなに光が降り注いだ。
「な、なんですのこれ!?」
「「「「気持ちいぃぃー」」」」
みんな気持ちよさそうにしている、うんうんちゃんと作動してるな。
「その状態で30分寝てくれ、まあ起きててもいいぞ、リラックスしてくれ」
そう説明したのだが、すぐに何人かが眠りに付き、しばらくしたら寝息が全員分聞こえ出した。
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