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3章91番目の世界
55話 演習
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ガジェトを引きはがし機体に乗り込んで外に出ると、15人が機体に乗って待っていた。
「なんて綺麗な機体ですの」
「ほんと綺麗ね」
「だけど武器は貧相だな」
リーダーの3人が何か言っているがそんな事より15人の武器が重装備だな。
俺一人にそこまで武器は要らないだろうって思うくらいのな・・・これはかなり早く終わりそうだ。
「ガジェト、門にそろそろ物資が届くから受け取るように言っておいてくれ、じゃあ始めるか」
俺は先に飛び立ち、基地から1キロくらい離れた。
「あれ?思ってたより遅いな」
15人は編隊も組まず飛んできているが遅すぎる、装備が重いのかアーマーのOSが悪いのか、兎に角遅すぎる。
「これは基礎からやり直しだな・・・だからキョウコは俺を呼んだな!」
キョウコは俺の訓練で基礎が一番嫌いだった、厳しいのもそうなのだが苦手なんだろう、それを俺に押し付けたな・・・まあキョウコに会えて怪我を治せたからいいか。
「やっと来たな、おーい!演習は始まってるぞー」
そう言ってライフルを撃った、当たらないように。
「そんな距離から撃っても当たりませんわよ、各隊隊列を組みなさい、行きますわよ」
やっと編隊を組んで3つになりミサイルや魔法弾が飛んできた、俺はブレードで切ったり躱しながら向こうの出方をみた、近づいてこない。
「やっと打ち止めかな」
しばらくして弾が尽きたのか分かれた隊が一つ近づいてきた、最初に接近してきたのはファンナの隊だな。
「よくもキョウコ様の頭を撫でたわね、ファンナだってしたことなかったのに、喰らえ!」
ブレードで切りかかってきたのでこっちもブレードで受け止めた。
「それはすまなかった、でもな戦場で感情的になってリーダーが突出したらダメだろう」
そう言ってブレードに力を入れ、少し後方に下がらせ、スピードを上げて胴体を切った、演習なので機体は大破ってことでその場で動かなくなった。
「まず一つ」
その後リーダーを失った隊はどうしたらいいのかわからないようで、銃で撃ってくるだけになっている、俺はそれを躱しブレードで倒していった。
「5つ、さて次はどっちが来るかな」
俺は辺りを見た、離れた場所にネティーアの隊がいるが、たまにアジーとナイチが狙撃をしてくるだけで近づいてこない。
「狙撃だけか、まだ様子見ってとこかな?おっと」
俺が呟いていると背後からブレードが降ってきた。
「ヒュー!やるね、あのタイミングの後方からの攻撃を防ぐかよ、後ろに目があるんじゃねえの、ハハ楽しくなってきたぜ!」
今の口ぶりから後方防衛システムも付けていないのか、これはOSは初期のままかもな、ガジェトに聞いてみるか。
プルネーラとの切り合いを狙撃や援護射撃の対応をしながら20分位行っていると、プルネーラの動きが鈍くなってきた。
「魔力切れか?ずいぶん早いなプルネーラ」
「う、うるせぇ、はぁはぁ装備を付けすぎたんだよ、カリラ!」
中衛の重装機のカリラを呼び、ミサイルやライフルの魔力弾が雨のように降ってきた、俺は魔力のバリアを最大にしてそれを凌いだ。
「すごい⁉︎」
「すげえな、ジェミー行くぞ」
「はいお姉さま!」
煙がなくなって次は何が来るかと見ていたら、2人が魔力をブレードに集めだした。
「あれは魔力を使う技、魔技だな」
『それも2人同時みたいですよ主、すごく珍しいです』
2人の構えを見ると確かに同時っぽい、左右対称ってやつだ。
「さてどんな魔技が来るかな?」
「「くらえ!『ツインウェーブ』」」
ブレードの斬撃がクロスして飛んで来た、2人同時の魔技は息が合っていないと出来ないんだが、しっかりと威力は出ている。
「ほうなかなかだな、じゃあ俺も魔技『パワーブレード』」
俺も魔技を使って対応し相殺させた、俺のは飛ばす方じゃなくブレードに纏わせる方だ。
「そ、そんな⁉︎」
「凄すぎだぜ」
プルネーラたちはその後は攻撃してこなくなった、どうやら降参かな。
「さて最後はネティーアか、さっきからいい狙撃をしてくるのは、アジーだな」
この演習で攻撃を当てているのはそのアジーだけだ、彼女は俺が嫌がるタイミングを熟知し、かならず当ててくる。
まあ正確過ぎて当たる直前魔力を上げ守ってるがな。
「さてどう来るだろうか」
俺はネティーアたちの方を向いて構えた。
「なんて綺麗な機体ですの」
「ほんと綺麗ね」
「だけど武器は貧相だな」
リーダーの3人が何か言っているがそんな事より15人の武器が重装備だな。
俺一人にそこまで武器は要らないだろうって思うくらいのな・・・これはかなり早く終わりそうだ。
「ガジェト、門にそろそろ物資が届くから受け取るように言っておいてくれ、じゃあ始めるか」
俺は先に飛び立ち、基地から1キロくらい離れた。
「あれ?思ってたより遅いな」
15人は編隊も組まず飛んできているが遅すぎる、装備が重いのかアーマーのOSが悪いのか、兎に角遅すぎる。
「これは基礎からやり直しだな・・・だからキョウコは俺を呼んだな!」
キョウコは俺の訓練で基礎が一番嫌いだった、厳しいのもそうなのだが苦手なんだろう、それを俺に押し付けたな・・・まあキョウコに会えて怪我を治せたからいいか。
「やっと来たな、おーい!演習は始まってるぞー」
そう言ってライフルを撃った、当たらないように。
「そんな距離から撃っても当たりませんわよ、各隊隊列を組みなさい、行きますわよ」
やっと編隊を組んで3つになりミサイルや魔法弾が飛んできた、俺はブレードで切ったり躱しながら向こうの出方をみた、近づいてこない。
「やっと打ち止めかな」
しばらくして弾が尽きたのか分かれた隊が一つ近づいてきた、最初に接近してきたのはファンナの隊だな。
「よくもキョウコ様の頭を撫でたわね、ファンナだってしたことなかったのに、喰らえ!」
ブレードで切りかかってきたのでこっちもブレードで受け止めた。
「それはすまなかった、でもな戦場で感情的になってリーダーが突出したらダメだろう」
そう言ってブレードに力を入れ、少し後方に下がらせ、スピードを上げて胴体を切った、演習なので機体は大破ってことでその場で動かなくなった。
「まず一つ」
その後リーダーを失った隊はどうしたらいいのかわからないようで、銃で撃ってくるだけになっている、俺はそれを躱しブレードで倒していった。
「5つ、さて次はどっちが来るかな」
俺は辺りを見た、離れた場所にネティーアの隊がいるが、たまにアジーとナイチが狙撃をしてくるだけで近づいてこない。
「狙撃だけか、まだ様子見ってとこかな?おっと」
俺が呟いていると背後からブレードが降ってきた。
「ヒュー!やるね、あのタイミングの後方からの攻撃を防ぐかよ、後ろに目があるんじゃねえの、ハハ楽しくなってきたぜ!」
今の口ぶりから後方防衛システムも付けていないのか、これはOSは初期のままかもな、ガジェトに聞いてみるか。
プルネーラとの切り合いを狙撃や援護射撃の対応をしながら20分位行っていると、プルネーラの動きが鈍くなってきた。
「魔力切れか?ずいぶん早いなプルネーラ」
「う、うるせぇ、はぁはぁ装備を付けすぎたんだよ、カリラ!」
中衛の重装機のカリラを呼び、ミサイルやライフルの魔力弾が雨のように降ってきた、俺は魔力のバリアを最大にしてそれを凌いだ。
「すごい⁉︎」
「すげえな、ジェミー行くぞ」
「はいお姉さま!」
煙がなくなって次は何が来るかと見ていたら、2人が魔力をブレードに集めだした。
「あれは魔力を使う技、魔技だな」
『それも2人同時みたいですよ主、すごく珍しいです』
2人の構えを見ると確かに同時っぽい、左右対称ってやつだ。
「さてどんな魔技が来るかな?」
「「くらえ!『ツインウェーブ』」」
ブレードの斬撃がクロスして飛んで来た、2人同時の魔技は息が合っていないと出来ないんだが、しっかりと威力は出ている。
「ほうなかなかだな、じゃあ俺も魔技『パワーブレード』」
俺も魔技を使って対応し相殺させた、俺のは飛ばす方じゃなくブレードに纏わせる方だ。
「そ、そんな⁉︎」
「凄すぎだぜ」
プルネーラたちはその後は攻撃してこなくなった、どうやら降参かな。
「さて最後はネティーアか、さっきからいい狙撃をしてくるのは、アジーだな」
この演習で攻撃を当てているのはそのアジーだけだ、彼女は俺が嫌がるタイミングを熟知し、かならず当ててくる。
まあ正確過ぎて当たる直前魔力を上げ守ってるがな。
「さてどう来るだろうか」
俺はネティーアたちの方を向いて構えた。
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