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3章91番目の世界
53話 失敗
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部屋に向かうと部屋の前でガジェトが待っていた、かなり怒っているよ。
「ジュント!どうしてこの部屋なんだい、あんた偉いんだろ、待ってな今あたしが隊長に言ってきてやるよ」
何か勘違いをしているようだ、すぐに俺は手を掴んで止めて説明した。
「ガジェト!俺から言った事だから部屋はここでいいんだ、それにしても早かったな、さすがだガジェト」
俺がそう言うとわかってくれたのか黙ってリストをくれた。
「それは必要最低限だよ、すぐは揃えられないと思ったからね、備蓄を考えるとその4倍は欲しいとこさ」
「食料も少し足りなかったんだな、助かった明日から運ばせるよ」
「よろしく頼むよ、それとサイクスの武器は出来るだけ早めに頼むよ、調整をしたいからね」
そう言い残してガジェトが廊下を歩いて行った、直ぐ調整を考えてくれるのか、助かるな。
「優秀な整備士だな、今後助けられそうだ」
『それだけではないような気がしますが、主ですからまあいいでしょう』
ナビ玉がなにか言っている、最近はあまり笑わないんだ確定してきたら笑うんだが、今は分からん。
「じゃあコーヒーでも飲みながらリストを見ておくか、それが済んだら魔法陣設置だな」
俺は寝なくてもいい体なので最近は調整やら設置などをして過ごしている、だから部屋には休憩の時だけしかいないんだ。
「武器弾薬はかつかつだな、食料は足りているがやはり調味料は少ないな、後は」
この世界の製作者は、なんでか俺の作った物を使えないようにわざわざ大きさを変えてきている、迷惑な話だ。
俺が作ってばかりだと、この後俺が居なくなったらダメになるからと、製作者に頑張ってもらいたいのに、変な方向に行ってしまっているんだ。
俺は資料を見て足りない物を無限収納で分けていった、分身も出来るので分担して行ったよ。
「よし、終わったー!」
『では魔法陣設置に行きましょう主』
俺たちは外に出て、朝5時まで魔法陣設置をした。
その後習慣の訓練を7時まで行い帰ってきて、俺はあることに気付いた。
「はぁー失敗したなー」
お風呂やシャワー室が男用が無く、使えなかったんだ、仕方ないから生活魔法で綺麗にし、部屋に向かうはめになった。
「風呂に入れないのはいやだな、キョウコに言って時間を決めてもらおう」
なんとこの基地で男は俺だけらしい、30分でもいいから入りたい、そんな事を考えながら部屋に入ると、ベッドが何故か膨らんでいた。
『ハニートラップですか、ぷぷぷ、主にこのトラップは、ぷぷ』
ナビ玉が言うようにハニートラップなのだろう、良くあることだカメラなどは・・・ないようだな。
『どうするのですか主』
布団を少しめくってみたが、寝間着姿の少女が寝ていた、確か食堂にいたかな?
「寝てるしそのままでもいいだろう、召集まで寝てたら起こそう、それよりコーヒーだ、落ち着きたい」
布団をかぶせ俺は机でリストを見ながらコーヒーを飲んだ。
『主、そろそろ時間ですが、この子起きませんよ』
軍服に着替えてしばらく経ったのだがな、まったく何で俺が、仕方ないので起こしたよ。
「お~い起きろ~朝だぞ~」
「はれ?」
まだ覚醒していないが待ってる時間はないな。
「君は俺の部屋で何をしていたのか知らないが、召集の時間が迫ってるぞ、自分の部屋に戻って準備をしなさい」
「は、はいー!」
少女が飛び起きて部屋を出て行った、途中何度か転んでいたよ。
『あれは間に合いませんね』
「そんなことは知らん、しかしまさか仲間をハニートラップとして使って来るとはな、あの金髪ドリルだろうか?」
『それは解りませんが、ここにいる誰かでしょうね、今日からこの部屋に監視の魔法陣を付けておいてはどうですか?』
「ああ、そうするよ」
少女ばかりだったから嫌がらせくらいが関の山だと思って油断した、次こんなことをして来たらきつく説教をしてやる。
そう思いながら召集する部屋に向かった。
「ジュント!どうしてこの部屋なんだい、あんた偉いんだろ、待ってな今あたしが隊長に言ってきてやるよ」
何か勘違いをしているようだ、すぐに俺は手を掴んで止めて説明した。
「ガジェト!俺から言った事だから部屋はここでいいんだ、それにしても早かったな、さすがだガジェト」
俺がそう言うとわかってくれたのか黙ってリストをくれた。
「それは必要最低限だよ、すぐは揃えられないと思ったからね、備蓄を考えるとその4倍は欲しいとこさ」
「食料も少し足りなかったんだな、助かった明日から運ばせるよ」
「よろしく頼むよ、それとサイクスの武器は出来るだけ早めに頼むよ、調整をしたいからね」
そう言い残してガジェトが廊下を歩いて行った、直ぐ調整を考えてくれるのか、助かるな。
「優秀な整備士だな、今後助けられそうだ」
『それだけではないような気がしますが、主ですからまあいいでしょう』
ナビ玉がなにか言っている、最近はあまり笑わないんだ確定してきたら笑うんだが、今は分からん。
「じゃあコーヒーでも飲みながらリストを見ておくか、それが済んだら魔法陣設置だな」
俺は寝なくてもいい体なので最近は調整やら設置などをして過ごしている、だから部屋には休憩の時だけしかいないんだ。
「武器弾薬はかつかつだな、食料は足りているがやはり調味料は少ないな、後は」
この世界の製作者は、なんでか俺の作った物を使えないようにわざわざ大きさを変えてきている、迷惑な話だ。
俺が作ってばかりだと、この後俺が居なくなったらダメになるからと、製作者に頑張ってもらいたいのに、変な方向に行ってしまっているんだ。
俺は資料を見て足りない物を無限収納で分けていった、分身も出来るので分担して行ったよ。
「よし、終わったー!」
『では魔法陣設置に行きましょう主』
俺たちは外に出て、朝5時まで魔法陣設置をした。
その後習慣の訓練を7時まで行い帰ってきて、俺はあることに気付いた。
「はぁー失敗したなー」
お風呂やシャワー室が男用が無く、使えなかったんだ、仕方ないから生活魔法で綺麗にし、部屋に向かうはめになった。
「風呂に入れないのはいやだな、キョウコに言って時間を決めてもらおう」
なんとこの基地で男は俺だけらしい、30分でもいいから入りたい、そんな事を考えながら部屋に入ると、ベッドが何故か膨らんでいた。
『ハニートラップですか、ぷぷぷ、主にこのトラップは、ぷぷ』
ナビ玉が言うようにハニートラップなのだろう、良くあることだカメラなどは・・・ないようだな。
『どうするのですか主』
布団を少しめくってみたが、寝間着姿の少女が寝ていた、確か食堂にいたかな?
「寝てるしそのままでもいいだろう、召集まで寝てたら起こそう、それよりコーヒーだ、落ち着きたい」
布団をかぶせ俺は机でリストを見ながらコーヒーを飲んだ。
『主、そろそろ時間ですが、この子起きませんよ』
軍服に着替えてしばらく経ったのだがな、まったく何で俺が、仕方ないので起こしたよ。
「お~い起きろ~朝だぞ~」
「はれ?」
まだ覚醒していないが待ってる時間はないな。
「君は俺の部屋で何をしていたのか知らないが、召集の時間が迫ってるぞ、自分の部屋に戻って準備をしなさい」
「は、はいー!」
少女が飛び起きて部屋を出て行った、途中何度か転んでいたよ。
『あれは間に合いませんね』
「そんなことは知らん、しかしまさか仲間をハニートラップとして使って来るとはな、あの金髪ドリルだろうか?」
『それは解りませんが、ここにいる誰かでしょうね、今日からこの部屋に監視の魔法陣を付けておいてはどうですか?』
「ああ、そうするよ」
少女ばかりだったから嫌がらせくらいが関の山だと思って油断した、次こんなことをして来たらきつく説教をしてやる。
そう思いながら召集する部屋に向かった。
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