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1章 遭遇
13話 操縦訓練
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「よろしくルナさん」
「ルナで良い、俺もケイトって呼ぶ」
今までずっと呼んでくれなかったルナさんが、握手と一緒にそう言ってくれて、僕はとても嬉しかった。
雪と美樹も同じ様に言ってきて、仲間として認めてもらえたのが分かったよ。
「私も、ムツで良いわ啓斗」
「ありがとうムツさん、これからよろしくね」
こうして僕たちは本当の仲間になり、これからの事を相談する事になった。
ジュースを飲みながら、お菓子を食べながらだけど、内容はそんなのほほんとした感じではなかったよ。
「じゃあ、出来るだけ強い悪魔を倒すんだね」
「ええ、遠くに行けて、レーダーもあるなら可能だわ」
僕のヒーロー活動で使ってるレーダーが使えるのが分かり、ムツさんがそんな提案をして来たんだ。
正直、みんなの強さを考えると止めたい所だけど、本格的に動くのは訓練の後と条件を出したからそのまま賛成した感じで、島での訓練が休みの日に決定したんだ。
「辛いのはイヤ」
「ん、遊びたい」
「訓練の後なら良いよふたりとも、だけどまずは持続力を上げないとね」
魔法少女になっていられる時間がとても短く、MPポーションを使うよりも先にレベルを上げたかったんだ。
その為には、僕との戦闘訓練が必須で、経験値が得られる僕専用の体育館を使う事になったんだ。
「僕と一緒じゃ経験値が得られないから、みんな頑張るんだよ」
「「ん、頑張る」」
「ポーションやレベルって、何だかゲームみたい」
「異世界の知識だからね、ムツさんはそう言った事に詳しいの?」
かじった程度と言って来るけど、ムツさんは良く知ってる感じで、これから相談できそうと思ったよ。
そんな中、ルナがマジックバトラーの操縦を練習したいと、手を挙げて言って来て、雪と美樹も賛成して来たね。
「そうだね、みんな専用機が欲しいよね」
「そうだぜケイト・・・ちょっと待てケイト、あのロボット1機じゃないのか?」
「沢山あるに決まってるでしょルナ」
この島や他の拠点の数を見ても、僕一人で使う前提ではないのが分かります。
そして指輪を渡し、みんなに説明だよ。
「機体に名前を付けて、その名前を唱えるのね」
「うん、念じても良いから、やってみて」
指輪から飛び出す時は気を付けてと注意事項を加え、マジックシップを止めた発着場に向かったんだ。
そして、それぞれの機体を出して、興奮は最高潮だね。
「「ふおぉぉ~~」」
「かっけぇ~」
「すごいわね」
みんな髪の色(魔法少女状態)と同じで、それぞれ気に入ってくれたみたいです。
みんなが名前をそれぞれ呼んでいるけど、ムツさんは機体に頬ずりしていたね。
「さて、操縦の説明だけど、椅子の水晶に触って念じれば動かせるよ」
「「「「え!?」」」」
「ハンドルやレバーがあるのは、その方が想像しやすいからなんだ」
念じるだけで動かせても、人は直ぐには動かせないんだ。
動かしてるという自分の感覚が大切で、訓練の時は慎重に歩く様に指示したよ。
「なぁケイト、動かねぇぞ」
「今は無理だよルナ、魔力が足りないんだ」
「そうなのか?」
「うん、レベルを上げるまでは我慢だね」
魔法少女に変身すれば出来るけど、みんなの変身は基本ステータスを上げる為にあるんだ、今はそれも出来ないから諦めてもらった。
ちぇっと、悔しそうなルナの気持ちも分かるので、部室の箱でも訓練が出来る事をお知らせしたよ。
「あれか」
「うん、もう1つ出して対戦でもしようか」
「良いなそれ、楽しそうだ」
楽しみも出来て、僕たちは島を出る事になったけど、早く探検したい様で、みんなの興奮は収まらなかったね。
これは、僕もこれから忙しくなりそうで、楽しくなってきたんだよ。
「ケイト、勉強を忘れちゃダメだからね」
「分かってるよチュン子」
「みんなと一緒にやれば良いチュ」
「そ、そうだねチュー助」
遊んでばかりもいられないのは分かってるけど、ふたりに言われるとやらないわけにはいきません。
でも、前よりはきっと楽しいはずで、部活に誘ってくれた透先生に感謝したよ。
「そう言えば、ふたりを紹介してないね」
「今度で良いチュよ」
「そうね、どうせ長い付き合いになるわ」
異世界の話で、ふたりの説明はしたけど、ちゃんとした紹介を明日しなくちゃだね。
そして、僕は重大な事に気づいて、操縦をしながらみんなに声を掛けたよ。
「何だなんだ?」
「みんな、連絡先を交換しようよ」
「ふぇっ!?」
ムツさんだけが驚き、ルナたちは確かにと賛成してくれました。
どうしてムツが驚いたのかと、みんなが気になっていると、何やらブツブツと言っていたよ。
「男性の連絡先?」
「ムツ、変」
「そうだぜムツ、ケイトなら平気だろう」
どうやら、ムツさんは男性が苦手だったみたいで、必要な事だと連呼して何とか交換出来たんだ。
ムツさんが近づいてこかなった理由が分かり、ちょっとホッとした僕は、今後は気を付けようと思ったよ。
「それにしても、連絡先でこれだと、ほんとに気を付けないとだね」
「きっと平気よ」
「そうチュ、ケイトは無害チュ」
そう言う問題ではないと、ふたりにツッコミを入れて、僕は1人1人の家の近くまで突風を飛ばす事を提案したんだ。
それに反対したのはやっぱりムツさんで、遠慮以上にイヤみたいだったね。
「夜も遅いし、危険でしょ?」
「そ、そんな悪いわ」
「時間が掛かったのは僕のせいでもあるし、巨木の拠点は遠いんだよ」
「で、でも」
拠点を経由すると、みんながまた騒ぐだろうと、ルナたちにムツさんを説得させます。
そして、最初に向かうのはムツさんの家の近くになり、そこからみんなで帰る事になったよ。
「近くだから良いけど、みんな気を付けてね」
「分かってる」
「啓斗は心配性」
「変身できないんだよ、ほんとに気を付けてね」
みんなは自覚がないみたいだけど、容姿は確実に学校でもトップクラスで、絶対隠れファンがいます。
だからこそ、僕はかなり慎重に行動しないといけないけど、みんながくっ付いて来て問題なんだ。
「それを言うならケイトもだろ」
「僕?」
何をいってるの?っと、ルナの質問に首を傾げたけど、どうやら雪と美樹に腕を掴まれてる時、何も出来なかったのが原因だったみたいです。
僕が強い事を教えたけど、その時は信じてもらえなかったよ。
「ルナで良い、俺もケイトって呼ぶ」
今までずっと呼んでくれなかったルナさんが、握手と一緒にそう言ってくれて、僕はとても嬉しかった。
雪と美樹も同じ様に言ってきて、仲間として認めてもらえたのが分かったよ。
「私も、ムツで良いわ啓斗」
「ありがとうムツさん、これからよろしくね」
こうして僕たちは本当の仲間になり、これからの事を相談する事になった。
ジュースを飲みながら、お菓子を食べながらだけど、内容はそんなのほほんとした感じではなかったよ。
「じゃあ、出来るだけ強い悪魔を倒すんだね」
「ええ、遠くに行けて、レーダーもあるなら可能だわ」
僕のヒーロー活動で使ってるレーダーが使えるのが分かり、ムツさんがそんな提案をして来たんだ。
正直、みんなの強さを考えると止めたい所だけど、本格的に動くのは訓練の後と条件を出したからそのまま賛成した感じで、島での訓練が休みの日に決定したんだ。
「辛いのはイヤ」
「ん、遊びたい」
「訓練の後なら良いよふたりとも、だけどまずは持続力を上げないとね」
魔法少女になっていられる時間がとても短く、MPポーションを使うよりも先にレベルを上げたかったんだ。
その為には、僕との戦闘訓練が必須で、経験値が得られる僕専用の体育館を使う事になったんだ。
「僕と一緒じゃ経験値が得られないから、みんな頑張るんだよ」
「「ん、頑張る」」
「ポーションやレベルって、何だかゲームみたい」
「異世界の知識だからね、ムツさんはそう言った事に詳しいの?」
かじった程度と言って来るけど、ムツさんは良く知ってる感じで、これから相談できそうと思ったよ。
そんな中、ルナがマジックバトラーの操縦を練習したいと、手を挙げて言って来て、雪と美樹も賛成して来たね。
「そうだね、みんな専用機が欲しいよね」
「そうだぜケイト・・・ちょっと待てケイト、あのロボット1機じゃないのか?」
「沢山あるに決まってるでしょルナ」
この島や他の拠点の数を見ても、僕一人で使う前提ではないのが分かります。
そして指輪を渡し、みんなに説明だよ。
「機体に名前を付けて、その名前を唱えるのね」
「うん、念じても良いから、やってみて」
指輪から飛び出す時は気を付けてと注意事項を加え、マジックシップを止めた発着場に向かったんだ。
そして、それぞれの機体を出して、興奮は最高潮だね。
「「ふおぉぉ~~」」
「かっけぇ~」
「すごいわね」
みんな髪の色(魔法少女状態)と同じで、それぞれ気に入ってくれたみたいです。
みんなが名前をそれぞれ呼んでいるけど、ムツさんは機体に頬ずりしていたね。
「さて、操縦の説明だけど、椅子の水晶に触って念じれば動かせるよ」
「「「「え!?」」」」
「ハンドルやレバーがあるのは、その方が想像しやすいからなんだ」
念じるだけで動かせても、人は直ぐには動かせないんだ。
動かしてるという自分の感覚が大切で、訓練の時は慎重に歩く様に指示したよ。
「なぁケイト、動かねぇぞ」
「今は無理だよルナ、魔力が足りないんだ」
「そうなのか?」
「うん、レベルを上げるまでは我慢だね」
魔法少女に変身すれば出来るけど、みんなの変身は基本ステータスを上げる為にあるんだ、今はそれも出来ないから諦めてもらった。
ちぇっと、悔しそうなルナの気持ちも分かるので、部室の箱でも訓練が出来る事をお知らせしたよ。
「あれか」
「うん、もう1つ出して対戦でもしようか」
「良いなそれ、楽しそうだ」
楽しみも出来て、僕たちは島を出る事になったけど、早く探検したい様で、みんなの興奮は収まらなかったね。
これは、僕もこれから忙しくなりそうで、楽しくなってきたんだよ。
「ケイト、勉強を忘れちゃダメだからね」
「分かってるよチュン子」
「みんなと一緒にやれば良いチュ」
「そ、そうだねチュー助」
遊んでばかりもいられないのは分かってるけど、ふたりに言われるとやらないわけにはいきません。
でも、前よりはきっと楽しいはずで、部活に誘ってくれた透先生に感謝したよ。
「そう言えば、ふたりを紹介してないね」
「今度で良いチュよ」
「そうね、どうせ長い付き合いになるわ」
異世界の話で、ふたりの説明はしたけど、ちゃんとした紹介を明日しなくちゃだね。
そして、僕は重大な事に気づいて、操縦をしながらみんなに声を掛けたよ。
「何だなんだ?」
「みんな、連絡先を交換しようよ」
「ふぇっ!?」
ムツさんだけが驚き、ルナたちは確かにと賛成してくれました。
どうしてムツが驚いたのかと、みんなが気になっていると、何やらブツブツと言っていたよ。
「男性の連絡先?」
「ムツ、変」
「そうだぜムツ、ケイトなら平気だろう」
どうやら、ムツさんは男性が苦手だったみたいで、必要な事だと連呼して何とか交換出来たんだ。
ムツさんが近づいてこかなった理由が分かり、ちょっとホッとした僕は、今後は気を付けようと思ったよ。
「それにしても、連絡先でこれだと、ほんとに気を付けないとだね」
「きっと平気よ」
「そうチュ、ケイトは無害チュ」
そう言う問題ではないと、ふたりにツッコミを入れて、僕は1人1人の家の近くまで突風を飛ばす事を提案したんだ。
それに反対したのはやっぱりムツさんで、遠慮以上にイヤみたいだったね。
「夜も遅いし、危険でしょ?」
「そ、そんな悪いわ」
「時間が掛かったのは僕のせいでもあるし、巨木の拠点は遠いんだよ」
「で、でも」
拠点を経由すると、みんながまた騒ぐだろうと、ルナたちにムツさんを説得させます。
そして、最初に向かうのはムツさんの家の近くになり、そこからみんなで帰る事になったよ。
「近くだから良いけど、みんな気を付けてね」
「分かってる」
「啓斗は心配性」
「変身できないんだよ、ほんとに気を付けてね」
みんなは自覚がないみたいだけど、容姿は確実に学校でもトップクラスで、絶対隠れファンがいます。
だからこそ、僕はかなり慎重に行動しないといけないけど、みんながくっ付いて来て問題なんだ。
「それを言うならケイトもだろ」
「僕?」
何をいってるの?っと、ルナの質問に首を傾げたけど、どうやら雪と美樹に腕を掴まれてる時、何も出来なかったのが原因だったみたいです。
僕が強い事を教えたけど、その時は信じてもらえなかったよ。
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