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2章
技能習得そして契約へ
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ステータスの整理を終えた俺がジャンヌの元へ戻るのとジャンヌが【精霊の耳】を習得するのは殆ど同時だった。
「やった~!精霊の声が聞こえるよ、ブレイド!」
「ジャンヌちゃんも習得するの…早いね……」
ジャンヌの発言にエリックが習得速度の速さに驚いていた。
≪そりゃぁ、早くブレイドくんと契約したいしからねぇ。≫
それだけの理由で習得を早めて良いのだろうか?
≪そういう訳だからぁ、早く【精霊視】も習得しよぉ。≫
≪こっちも手伝うからぁ。≫
「まぁ、早く習得出来るのは良いことだが…」
こんなに簡単に習得してしまって良いのかと少し悩んでしまう。
が、早く国に帰るためにも強くならなければならないので手伝ってもらうことにした。
***
そして、翌日。
俺とジャンヌは精霊の手助けもありながら驚異的な速さで【精霊視】を習得した。
これで、精霊魔法を使うには精霊と契約するだけで良くなったのだ!
≪やった~ブレイド達がやっと両方とも習得したよ!≫
≪長かったねぇ。≫
≪流石に、私達が具現化して精霊の姿を認識させやすくするっていうのはやりすぎだったんじゃ…≫
≪≪気にしたら負けだよ!≫≫
精霊って自由だなぁ。
「【精霊視】を習得したのは良いが…契約は明日以降になると思うぞ?」
≪≪≪えっ!?どうして?≫≫≫
「いや、だって。あまりエルフの里観光してないし…」
≪後からでも出来るじゃん!≫
≪≪そーだそーだ!≫≫
≪≪≪何でなの!?≫≫≫
「こんな感じで五月蝿いからだよ!それと、俺は1番強い奴と契約する。だから明日の契約の時には1番強い奴だけ俺の所に来い、分かったな!」
≪≪≪はぁ~~~い!≫≫≫
こいつら絶対分かってないな…
何はともあれジャンヌとエリックとエルフの里の観光を始めた。
「はぁ…精霊からの頼みを断るとは…」
「まぁ良いじゃないですか、ブレイドですし…」
ジャンヌの発言は少し酷いと思う。
俺は別に無礼者という訳ではないのだが…
「はいはい、2人とも俺の悪口はその辺で終わりにして早行くぞ。」
「「はいはーい!」」
2人は笑いながらも俺の後を付いてきた。
エリック…案内はお前だろう……
***
エリックの案内でエルフの里を観光した翌日、俺とジャンヌは精霊との契約をしようとしていた。
「誰か~私と契約してくれる精霊はいませんか~?」
≪はいはい!≫
現れたのは風属性の中級精霊だった。
いつも騒いでいた精霊の1人だ。
≪貴女は風属性の適正もあるしいいと思うの!≫
こいつ…ただ俺達に付いてきたいだけだろ……
「分かったは契約しましょう。」
≪契約するには私に名前をつけてね!≫
「な、名前………シルフィー…で良いかしら?」
≪良いよぉ~≫
これで風属性の精霊、シルフィーが新たに仲間になった。
そして、俺はというと…
≪私が1番の精霊よ!≫
≪いいえ、うちの方が強いわよ!≫
…1番はどっちかという争いを見守っている。
【焔】と【海】の精霊だ。
「両方とも強いなら2人とも契約するか?」
早くして欲しいので俺は丸く収める方向に持っていった。
≪≪いいの!?≫≫
「あぁ、強い奴ならいくらでも歓迎してやる。」
現に召喚獣は神獣と魔獣だしな。
≪≪じゃあ、名前を頂戴!≫≫
「あ~ルビーとサファイアで良いか?」
≪なんだか適当に決められた感じはあるけど良いよ!≫
≪うちらのこと、これからもよろしくね!≫
これで俺達の新たな仲間が揃った。
やっと王国に帰れるっ!
契約も終わり村に帰った俺達は村長にお礼を言っておくことにした。
「村長、今日までありがとうございました。俺とジャンヌは明日にはこの里を出発することにしました。お世話になりました。」
俺がお礼を言うと、村長は
「いやいや、こちらも楽しい時間を過ごさせてもらった。ありがとう。」
そう言ってから、
「それと、この後の旅にうちの里の者を1人連れて行ってやってくれ。」
と、頼んできた。
断ろうと思ったのだがジャンヌが喜んでOKしてしまったので、エルフの女の子、ナタリー・ナイマンを連れて行くことになった。
俺はすぐに王国に帰る予定なのだど伝えると王国で色々なことを学んでから帰ってくるように言われたらしい。
最後に最寄りの国を教えてもらったのだがその国の名前は━━━………
………━━━ラース王国だった。
俺はまだまだラミッシュ王国へ帰ることは出来ないみたいだ。
______________________
ありがとうございます。
一人称が『私』の精霊がルビーで、『うち』の精霊がサファイアです。
インフルエンザが流行っていますね。
私の学年は学年閉鎖となってしまいました。
皆様もくれぐれも体調にはお気を付け下さい。
これからもよろしくお願いします。
「やった~!精霊の声が聞こえるよ、ブレイド!」
「ジャンヌちゃんも習得するの…早いね……」
ジャンヌの発言にエリックが習得速度の速さに驚いていた。
≪そりゃぁ、早くブレイドくんと契約したいしからねぇ。≫
それだけの理由で習得を早めて良いのだろうか?
≪そういう訳だからぁ、早く【精霊視】も習得しよぉ。≫
≪こっちも手伝うからぁ。≫
「まぁ、早く習得出来るのは良いことだが…」
こんなに簡単に習得してしまって良いのかと少し悩んでしまう。
が、早く国に帰るためにも強くならなければならないので手伝ってもらうことにした。
***
そして、翌日。
俺とジャンヌは精霊の手助けもありながら驚異的な速さで【精霊視】を習得した。
これで、精霊魔法を使うには精霊と契約するだけで良くなったのだ!
≪やった~ブレイド達がやっと両方とも習得したよ!≫
≪長かったねぇ。≫
≪流石に、私達が具現化して精霊の姿を認識させやすくするっていうのはやりすぎだったんじゃ…≫
≪≪気にしたら負けだよ!≫≫
精霊って自由だなぁ。
「【精霊視】を習得したのは良いが…契約は明日以降になると思うぞ?」
≪≪≪えっ!?どうして?≫≫≫
「いや、だって。あまりエルフの里観光してないし…」
≪後からでも出来るじゃん!≫
≪≪そーだそーだ!≫≫
≪≪≪何でなの!?≫≫≫
「こんな感じで五月蝿いからだよ!それと、俺は1番強い奴と契約する。だから明日の契約の時には1番強い奴だけ俺の所に来い、分かったな!」
≪≪≪はぁ~~~い!≫≫≫
こいつら絶対分かってないな…
何はともあれジャンヌとエリックとエルフの里の観光を始めた。
「はぁ…精霊からの頼みを断るとは…」
「まぁ良いじゃないですか、ブレイドですし…」
ジャンヌの発言は少し酷いと思う。
俺は別に無礼者という訳ではないのだが…
「はいはい、2人とも俺の悪口はその辺で終わりにして早行くぞ。」
「「はいはーい!」」
2人は笑いながらも俺の後を付いてきた。
エリック…案内はお前だろう……
***
エリックの案内でエルフの里を観光した翌日、俺とジャンヌは精霊との契約をしようとしていた。
「誰か~私と契約してくれる精霊はいませんか~?」
≪はいはい!≫
現れたのは風属性の中級精霊だった。
いつも騒いでいた精霊の1人だ。
≪貴女は風属性の適正もあるしいいと思うの!≫
こいつ…ただ俺達に付いてきたいだけだろ……
「分かったは契約しましょう。」
≪契約するには私に名前をつけてね!≫
「な、名前………シルフィー…で良いかしら?」
≪良いよぉ~≫
これで風属性の精霊、シルフィーが新たに仲間になった。
そして、俺はというと…
≪私が1番の精霊よ!≫
≪いいえ、うちの方が強いわよ!≫
…1番はどっちかという争いを見守っている。
【焔】と【海】の精霊だ。
「両方とも強いなら2人とも契約するか?」
早くして欲しいので俺は丸く収める方向に持っていった。
≪≪いいの!?≫≫
「あぁ、強い奴ならいくらでも歓迎してやる。」
現に召喚獣は神獣と魔獣だしな。
≪≪じゃあ、名前を頂戴!≫≫
「あ~ルビーとサファイアで良いか?」
≪なんだか適当に決められた感じはあるけど良いよ!≫
≪うちらのこと、これからもよろしくね!≫
これで俺達の新たな仲間が揃った。
やっと王国に帰れるっ!
契約も終わり村に帰った俺達は村長にお礼を言っておくことにした。
「村長、今日までありがとうございました。俺とジャンヌは明日にはこの里を出発することにしました。お世話になりました。」
俺がお礼を言うと、村長は
「いやいや、こちらも楽しい時間を過ごさせてもらった。ありがとう。」
そう言ってから、
「それと、この後の旅にうちの里の者を1人連れて行ってやってくれ。」
と、頼んできた。
断ろうと思ったのだがジャンヌが喜んでOKしてしまったので、エルフの女の子、ナタリー・ナイマンを連れて行くことになった。
俺はすぐに王国に帰る予定なのだど伝えると王国で色々なことを学んでから帰ってくるように言われたらしい。
最後に最寄りの国を教えてもらったのだがその国の名前は━━━………
………━━━ラース王国だった。
俺はまだまだラミッシュ王国へ帰ることは出来ないみたいだ。
______________________
ありがとうございます。
一人称が『私』の精霊がルビーで、『うち』の精霊がサファイアです。
インフルエンザが流行っていますね。
私の学年は学年閉鎖となってしまいました。
皆様もくれぐれも体調にはお気を付け下さい。
これからもよろしくお願いします。
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