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1章

俺のこれから

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国王様に俺の重大な秘密が知られてしまったお披露目会から1日。
今日はこれから俺がどうしていくかを二人で考えるらしい。
でも、冒険者になるって昨日言ったけどな…
他に何かあったかな?

ーコンコンッ

「父上。ブレイドです。」
「あぁ、入れ。」
「失礼いたします。」
俺は父さんの仕事場である執務室に入った。
「父上、これから僕がどうしていくかということですが、冒険者になると伝えたはずですが。」
「そういうことではなくてだな、学園にはいつ入るかということだよ。」
えーと、学園って10歳から入るんじゃなかったっけ?俺まだ5歳になったところなんだけど…
「学園ですか?10歳からではないのですか?」
思ったことをそのまま聞いてみる。
「それなんだがな、我が国の学園は飛び級制度というものがあってな。勉強について行けるなら何歳でも入学が可能なのだよ。どうする?」
どうするって出来るなら早いほうが良いだろうししたいけど。
「流石に5歳というのは早すぎませんか?」
「うむ、それは父さんも思ったから8歳位なら良いんじゃないか?」
それ位からなら良いだろう…良いのかな?
「はい、分かりました。では、3年後から入学したいと思います。」
こうして俺の学園入学が3年後に決まったのだった。
「あっそうだ、ブレイドお前は冒険者になりたいそうだな。」
「えっ、あっはい。そうですけど…」
「いや、別にそれを責める気は無いぞ、ただ冒険者に必要なことを知っておかなければならないだろうからな」
なんなんだろうか。父さんがはっきりと言わないとは珍しいな。
「お前に冒険者の家庭教師を付けようかと思ってな。どうだ?」
えっ、うちの家公爵家だけど良いの?
「ありがとうございます、父上。」
「あぁ、来月までには探しておこう。」
「お願い致します。」
よし、冒険者の先生ということは冒険者になるには何が必要とかいろんなことを聞いて良いってことだよな。
何を聞こうかなぁ。
「あっ父上、先生は魔法と剣術が扱える人でお願い致します。」
「魔法と剣術の両方を一人で扱える人間は少ないぞ、魔法と剣術で一人ずつでも良いか?」
「はい、両方を習えるのならばそれでも構いません。」
「そうか、ならばその条件で手配しよう。」
これで入学の準備は大丈夫だな。
それにしても学園かどんな感じかな。
______________________________

ありがとうございます。
学園に行くまでもう少しです。
これからもよろしくお願いします。
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