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1章

目覚め

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(はっ。知らない天井だ。)
と、目が覚めた。
(よっしゃ、言ってやったぞ!)
それよりも、なるほど、腹が減ったのか。
ってことは、やばい、泣きそう。
いやっ、俺は泣かないぞ!
「……ふぇっ」
……泣いてないぞ。
ちょっと目から汗が出ただけだ、俺はなんとか堪える。
しかし、
「……ぅえっ」
ダメだ、耐えるんだ。大の大人が迷惑をかけるな!
「……ぅえっ」
ーあっ、ダメだ。
「うぎゃぁぁぁぁぁ」
凄い勢いで泣き出してしまった。
あーあ、恥ずかしいと、思ったが、俺って今、赤ん坊じゃん。
ま、いいかと、簡単に諦めた。
すると、
「お腹が減ったのかしらー?」
母親と思われる声が聞こえ、ぼんやりと姿が見えた。
優しく抱きかかえられ、驚いているうちに口に何かが当たって反射的に吸い付いてしまう。
…これなら記憶を3歳位から戻してもらえは、よかったな。
しかし、そんなことを考えながらも、俺は、乳に吸い付いて飲み続ける。
ぷはぁ、飲んだ飲んだ。
飲み終わりましたよー、もう大丈夫ですよー!
アピールのために、ぼんやりと認識てきる顔をじっと見つめてみた。
うおっ、持ち上げられ身体が寄りかかるように抱っこされた。優しくポンポンと背中を叩かれる。
これでゲップをしろと言うんですね、お母様。
「……ゲプッ」
…うわっ、恥ずかしい。
でも、吐かないように頑張ったからよしとしよう。
そして、腕に抱かれながらゆーらゆらとされながら、
「お腹いっぱいになった?」
もちろんですとも。
ふぁ…眠っ………。

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いつもありがとうございます。
今回は、少し書いていて難しいのと恥ずかしいのが混ざってしまいました。
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