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3章
活動開始
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更新遅くなってすみません。
1週間あったテストも無事(?)に終わったので更新間隔を戻せれば…と思います。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ウトエナさんの誕生日パーティーの翌日、俺達は本格的に冒険者として活動して行くこととなった。
そのため、場所は宿ではなく冒険者ギルドだ。
「討伐よ!何か魔物の討伐依頼はないの?ブレイド!?」
「ジャンヌ様、我々はFランクですので、採取か雑用程度しか受注できません。ポイントを貯めてEランクになればゴブリンやスライムなら出来ると思いますが…」
「やっぱりその『ジャンヌ様』って言うの辞めない?」
「私達はジャンヌ様の奴隷なので無理なのです!」
ジャンヌが討伐依頼を探しているが、Fランクの冒険者は薬草の採取や店の雑用が主な仕事となっている。
ゴブリンとかの下級の魔物は飛ばされる前に何度か依頼を受けたことがあるので大丈夫だろう。
そういえばみんな怪我とかしてないかな?………大丈夫だろうな。
あと、ジャンヌはいい加減奴隷扱いに慣れて欲しい。
バレると面倒だから………特に国王。
「それではジャンヌ様、こちらの薬草の採取依頼を幾つかと…この店の掃除依頼を受けましょうか?」
「そうね、それならこれとこれとこの採取依頼にしましょう!雑用はそれでいいわ!」
俺の提案を聞いたジャンヌは依頼ボードから紙を引き剥がして受付に走って行った。
「ナタリー、ウトエナ、2人共あの依頼で大丈夫だった?」
「はいです!」
「わ、私も大丈夫ですよ。」
2人がそう言うなら大丈夫だろう。
それにしても…呼び捨てにされて照れてるウトエナが可愛い。
昨日のパーティーから全員お互いのことを呼び捨てにすることが決まったのだがまだ慣れていないらしい。
積極的に声をかけて慣れて貰おう。
「ねぇ!3人共早くっ!!」
「おっと、ご主人様を待たせてはいけないね。はい、すぐ参ります!」
俺の返事が面白かったのかナタリーとウトエナが笑いあっている。
いや、君達も設定上ジャンヌの奴隷だからね?
そんなことをしている間もジャンヌは俺達を呼び続けている。
あまり待たせ過ぎると周りから不審がられるので俺達を3人は駆け足でジャンヌの所へ行った。
「それでは全員で4人での受注ということでよろしいでしょうか?」
「はい!大丈夫です!」
「では手続きを致しますのでギルドカードをご掲示ください。手続きが終わりましたら簡単に依頼内容について説明致します。」
ジャンヌが代表して返事をすると受付のお姉さんから依頼内容の説明を受ける。
簡単に言うと、俺達はまだFランクなので無理に魔物を討伐しようとせずに薬草の採取に留めること。また、運悪く魔物に出くわした場合は自分の命を守ることを優先すること。
掃除依頼の方の詳しい内容は依頼主に聞くこと。依頼達成とならなければ違約金として小銀貨1枚が発生する。
ということだった。
「それじゃ朝のうちに採取依頼を片付けて、昼からは掃除をしっかりと文句の付けようがない位に綺麗にしてやろう!」
「「「おー!!」」」
方針も決まったところで俺達は今回は門から出て近くの森へと向かった。
***
「今回依頼された薬草は全体的に希少性が高い…がこの面子ならそこまで時間を掛けずに見つけられるだろう。だから余った時間にこっそりと魔物を討伐してみないか?」
「討伐!?やるやる!やりたい!!」
「討伐…ですか……危険だと思いますです………」
「止められていることをするのは…それに万が一のこともありますし………」
俺の提案にジャンヌが飛び付き、ナタリーとウトエナは乗り気ではないようだ。
「まずウトエナ、止められているのではなく無理に討伐しようとしないだけだ。俺達ならゴブリンやスライムなら余裕だろう。オークでも全員で力を合わせれば楽に倒せる。次にナタリー、絶対に安全だ。だって俺がいる、それにルベライトとアンタークもいる。これ程安全なところは中々ないぞ。」
「…分かりました。でも、無理だと思ったら逃げましょう。」
「…はい……です。確かにとても安全です!」
「よし全員賛成ということで、さっさと薬草集めるぞー!」
「「「おーー!!」」」
依頼された薬草はレキュペラス草、ヴェレーノ草、ユニバース草だ。
ユニバース草は万能薬の材料の1つらしい。
「薬草探しは俺とウトエナ、ジャンヌとナタリーの2手に分かれて早く終わらせよう。2人共精霊と協力しても良いよ。」
「「はーい!」」
そして、俺達は魔物討伐の時間を増やすため出来るだけ早く薬草集めに取り掛かった。
***
その結果………
レキュペラス草×32
ヴェレーノ草×16
ユニバース草×8
「流石に集め過ぎたか?個数の指定は無かったとは言え…まぁ、良いか!みんなお疲れ、これで魔物討伐に1時間は使える。」
「余りにも強い魔物はやめて下さいね?」
「大丈夫、それこそ無理な討伐になるからな。」
「ブレイド!早く魔物を討伐しにいきましょう!!」
「待ってくれ、今居場所を探すから【探索】………っ!」
____________
ありがとうございます。
1学期が終わるまでに更新出来て良かったです。
最近は猛暑日が続き熱中症の危険がありますので読者の皆様も体調管理にお気を付け下さい。
また、全然更新出来ていない間にお気に入りが450件を突破していました。
本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
1週間あったテストも無事(?)に終わったので更新間隔を戻せれば…と思います。
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ウトエナさんの誕生日パーティーの翌日、俺達は本格的に冒険者として活動して行くこととなった。
そのため、場所は宿ではなく冒険者ギルドだ。
「討伐よ!何か魔物の討伐依頼はないの?ブレイド!?」
「ジャンヌ様、我々はFランクですので、採取か雑用程度しか受注できません。ポイントを貯めてEランクになればゴブリンやスライムなら出来ると思いますが…」
「やっぱりその『ジャンヌ様』って言うの辞めない?」
「私達はジャンヌ様の奴隷なので無理なのです!」
ジャンヌが討伐依頼を探しているが、Fランクの冒険者は薬草の採取や店の雑用が主な仕事となっている。
ゴブリンとかの下級の魔物は飛ばされる前に何度か依頼を受けたことがあるので大丈夫だろう。
そういえばみんな怪我とかしてないかな?………大丈夫だろうな。
あと、ジャンヌはいい加減奴隷扱いに慣れて欲しい。
バレると面倒だから………特に国王。
「それではジャンヌ様、こちらの薬草の採取依頼を幾つかと…この店の掃除依頼を受けましょうか?」
「そうね、それならこれとこれとこの採取依頼にしましょう!雑用はそれでいいわ!」
俺の提案を聞いたジャンヌは依頼ボードから紙を引き剥がして受付に走って行った。
「ナタリー、ウトエナ、2人共あの依頼で大丈夫だった?」
「はいです!」
「わ、私も大丈夫ですよ。」
2人がそう言うなら大丈夫だろう。
それにしても…呼び捨てにされて照れてるウトエナが可愛い。
昨日のパーティーから全員お互いのことを呼び捨てにすることが決まったのだがまだ慣れていないらしい。
積極的に声をかけて慣れて貰おう。
「ねぇ!3人共早くっ!!」
「おっと、ご主人様を待たせてはいけないね。はい、すぐ参ります!」
俺の返事が面白かったのかナタリーとウトエナが笑いあっている。
いや、君達も設定上ジャンヌの奴隷だからね?
そんなことをしている間もジャンヌは俺達を呼び続けている。
あまり待たせ過ぎると周りから不審がられるので俺達を3人は駆け足でジャンヌの所へ行った。
「それでは全員で4人での受注ということでよろしいでしょうか?」
「はい!大丈夫です!」
「では手続きを致しますのでギルドカードをご掲示ください。手続きが終わりましたら簡単に依頼内容について説明致します。」
ジャンヌが代表して返事をすると受付のお姉さんから依頼内容の説明を受ける。
簡単に言うと、俺達はまだFランクなので無理に魔物を討伐しようとせずに薬草の採取に留めること。また、運悪く魔物に出くわした場合は自分の命を守ることを優先すること。
掃除依頼の方の詳しい内容は依頼主に聞くこと。依頼達成とならなければ違約金として小銀貨1枚が発生する。
ということだった。
「それじゃ朝のうちに採取依頼を片付けて、昼からは掃除をしっかりと文句の付けようがない位に綺麗にしてやろう!」
「「「おー!!」」」
方針も決まったところで俺達は今回は門から出て近くの森へと向かった。
***
「今回依頼された薬草は全体的に希少性が高い…がこの面子ならそこまで時間を掛けずに見つけられるだろう。だから余った時間にこっそりと魔物を討伐してみないか?」
「討伐!?やるやる!やりたい!!」
「討伐…ですか……危険だと思いますです………」
「止められていることをするのは…それに万が一のこともありますし………」
俺の提案にジャンヌが飛び付き、ナタリーとウトエナは乗り気ではないようだ。
「まずウトエナ、止められているのではなく無理に討伐しようとしないだけだ。俺達ならゴブリンやスライムなら余裕だろう。オークでも全員で力を合わせれば楽に倒せる。次にナタリー、絶対に安全だ。だって俺がいる、それにルベライトとアンタークもいる。これ程安全なところは中々ないぞ。」
「…分かりました。でも、無理だと思ったら逃げましょう。」
「…はい……です。確かにとても安全です!」
「よし全員賛成ということで、さっさと薬草集めるぞー!」
「「「おーー!!」」」
依頼された薬草はレキュペラス草、ヴェレーノ草、ユニバース草だ。
ユニバース草は万能薬の材料の1つらしい。
「薬草探しは俺とウトエナ、ジャンヌとナタリーの2手に分かれて早く終わらせよう。2人共精霊と協力しても良いよ。」
「「はーい!」」
そして、俺達は魔物討伐の時間を増やすため出来るだけ早く薬草集めに取り掛かった。
***
その結果………
レキュペラス草×32
ヴェレーノ草×16
ユニバース草×8
「流石に集め過ぎたか?個数の指定は無かったとは言え…まぁ、良いか!みんなお疲れ、これで魔物討伐に1時間は使える。」
「余りにも強い魔物はやめて下さいね?」
「大丈夫、それこそ無理な討伐になるからな。」
「ブレイド!早く魔物を討伐しにいきましょう!!」
「待ってくれ、今居場所を探すから【探索】………っ!」
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ありがとうございます。
1学期が終わるまでに更新出来て良かったです。
最近は猛暑日が続き熱中症の危険がありますので読者の皆様も体調管理にお気を付け下さい。
また、全然更新出来ていない間にお気に入りが450件を突破していました。
本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
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