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3章
ラース王国へ再入国
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ウトエナさんと俺がラース王国から脱出した日の翌日、俺達パーティメンバーはジャンヌの奴隷という設定で再びラース王国へとやって来た。
「どうしてみんなが私の奴隷なの?幾ら設定だからって言われてもいやだよ!」
「だから何回も言ってるだろ。昨日見たら魔族以外は全員奴隷だったからだ。奴隷以外は全員即刻牢屋行きみたいだ。」
ジャンヌがもう10回以上は言っているであろう文句を言ってくるが、俺は軽く聞き流した。
幾ら文句を言われても実際にそうなんだから仕方がない。
俺とウトエナさんという証人もいるし。
そうこうしているうちに俺達の入国審査の番になった。
「何か身分を証明するものを。」
「…ギルドカードを失くしてしまったので、証明できるものはありません。」
「そうか、では銀貨1枚を貰おう。身元不明魔族の入国税だ。…他の者達は?」
「こっ…この者達は私の…ど……奴隷ですので身分の証明は…」
奴隷のところで言い淀んでしまったジャンヌ、まだ俺達を奴隷扱いしきれない様だ。
「では君も含め全員で銀貨16枚だ。魔族以外は5枚なのでな。」
「はい、どうぞ。」
何の躊躇いもなく渡したジャンヌに少し驚いている警備隊の人だったご何の問題も無いと考えたのか、銀貨の枚数を数え始めた。
「1、2、3……16枚。よし、通って良いぞ。だが、くれぐれも問題を起こすなよ。それとギルドカードの再発行をしてもらえ、冒険者ギルドはあの角のところだ。」
「ありがとうございました。」
ジャンヌが上手に警備隊の相手をしてくれたので特に問題なく入国ができた。
「それじゃあ、早く全員分のギルドカードを作りに行くか。」
「「「おー!」」」
俺達は先程警備隊の人に教えてもらったギルドへとやってきた。
ーカランカラン
俺がドアを開けるとドアベルが鳴り、ギルドにいた冒険者達が俺たちの方を向く。
「ガキがここに何しに来やがったんだぁ。」「チッ…獣クセェ獣人が来たぞ。」「あ~あ、イケ好かねぇ人間まで嫌がる。」「でも、魔族とエルフの嬢ちゃん達は中々…」「オメェまだその趣味治ってねえのかよ。」「うるせぇ!」「「「ギャハハハハ!」」」
そして、俺達が子供だと分かった途端に全員でバカにしだした。
…一部違うことを思ったようだが。
「ようこそ、冒険者ギルドラース王国本部へ。どの様なご用件でしょうか?」
本部幾つあるんだよ…ラミッシュ王国のも本部だった気が…
「冒険者登録に来ました。」
「冒険者業は全て自己責任となりますがよろしいですか?」
「はい大丈夫です。一緒にこの…ど……奴隷達の登録もお願いします。」
早く奴隷扱いに慣れて欲しい。
変な意味じゃないぞ、ただボロが出ない様にってだけだからな!
「分かりました。名前、年齢、なりたい職業、その他諸注意を記入してください。必要事項を記入が終わったら、こちらの水晶玉に触れてください。」
また、テキトーに記入した俺から水晶玉に触れていきギルドカードを渡された。
「それではまずギルドカードについて説明します。そちらのギルドカードは身分証明書の様なもので、他国の入国審査の時などにも役に立ちます。しかし、基本的には依頼をこなすことで貯まるギルドポイントの累計を表示されまして、一定数が貯まることでランクアップ試験を受けられます。また、受けられる依頼はご自分のランクまでとなっておりますので気をつけて下さい。他にも何か質問はありますか?」
前に聞いた説明と殆ど同じだったので特に聞くこともなく登録が完了した。
「何か依頼を受けて行きますか?」
「それなら、採取系の依頼を受けておこうと思います。ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ新人の冒険者は不足気味なのでありがたいです。」
そして、俺達は薬草の採取依頼何個かを受注して、それを30分後に終わらせ宿を取りに行った。
幸いにも昼食付きで1日銅貨5枚の宿が空いていたので4人とも即決でそこに決めた。
明日からはこの宿を拠点に冒険者業とこの国の現状を探って行こう。
_______________
ありがとうございます。
梅雨入りが発表され雨が多くなって来ましたがいかがお過ごしでしょうか?
今回ブレイドは2度目の冒険者登録でしたが、カードにはただのブレイドとして登録しているので特に問題はないと補足しておきます。
これからもよろしくお願いします。
「どうしてみんなが私の奴隷なの?幾ら設定だからって言われてもいやだよ!」
「だから何回も言ってるだろ。昨日見たら魔族以外は全員奴隷だったからだ。奴隷以外は全員即刻牢屋行きみたいだ。」
ジャンヌがもう10回以上は言っているであろう文句を言ってくるが、俺は軽く聞き流した。
幾ら文句を言われても実際にそうなんだから仕方がない。
俺とウトエナさんという証人もいるし。
そうこうしているうちに俺達の入国審査の番になった。
「何か身分を証明するものを。」
「…ギルドカードを失くしてしまったので、証明できるものはありません。」
「そうか、では銀貨1枚を貰おう。身元不明魔族の入国税だ。…他の者達は?」
「こっ…この者達は私の…ど……奴隷ですので身分の証明は…」
奴隷のところで言い淀んでしまったジャンヌ、まだ俺達を奴隷扱いしきれない様だ。
「では君も含め全員で銀貨16枚だ。魔族以外は5枚なのでな。」
「はい、どうぞ。」
何の躊躇いもなく渡したジャンヌに少し驚いている警備隊の人だったご何の問題も無いと考えたのか、銀貨の枚数を数え始めた。
「1、2、3……16枚。よし、通って良いぞ。だが、くれぐれも問題を起こすなよ。それとギルドカードの再発行をしてもらえ、冒険者ギルドはあの角のところだ。」
「ありがとうございました。」
ジャンヌが上手に警備隊の相手をしてくれたので特に問題なく入国ができた。
「それじゃあ、早く全員分のギルドカードを作りに行くか。」
「「「おー!」」」
俺達は先程警備隊の人に教えてもらったギルドへとやってきた。
ーカランカラン
俺がドアを開けるとドアベルが鳴り、ギルドにいた冒険者達が俺たちの方を向く。
「ガキがここに何しに来やがったんだぁ。」「チッ…獣クセェ獣人が来たぞ。」「あ~あ、イケ好かねぇ人間まで嫌がる。」「でも、魔族とエルフの嬢ちゃん達は中々…」「オメェまだその趣味治ってねえのかよ。」「うるせぇ!」「「「ギャハハハハ!」」」
そして、俺達が子供だと分かった途端に全員でバカにしだした。
…一部違うことを思ったようだが。
「ようこそ、冒険者ギルドラース王国本部へ。どの様なご用件でしょうか?」
本部幾つあるんだよ…ラミッシュ王国のも本部だった気が…
「冒険者登録に来ました。」
「冒険者業は全て自己責任となりますがよろしいですか?」
「はい大丈夫です。一緒にこの…ど……奴隷達の登録もお願いします。」
早く奴隷扱いに慣れて欲しい。
変な意味じゃないぞ、ただボロが出ない様にってだけだからな!
「分かりました。名前、年齢、なりたい職業、その他諸注意を記入してください。必要事項を記入が終わったら、こちらの水晶玉に触れてください。」
また、テキトーに記入した俺から水晶玉に触れていきギルドカードを渡された。
「それではまずギルドカードについて説明します。そちらのギルドカードは身分証明書の様なもので、他国の入国審査の時などにも役に立ちます。しかし、基本的には依頼をこなすことで貯まるギルドポイントの累計を表示されまして、一定数が貯まることでランクアップ試験を受けられます。また、受けられる依頼はご自分のランクまでとなっておりますので気をつけて下さい。他にも何か質問はありますか?」
前に聞いた説明と殆ど同じだったので特に聞くこともなく登録が完了した。
「何か依頼を受けて行きますか?」
「それなら、採取系の依頼を受けておこうと思います。ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ新人の冒険者は不足気味なのでありがたいです。」
そして、俺達は薬草の採取依頼何個かを受注して、それを30分後に終わらせ宿を取りに行った。
幸いにも昼食付きで1日銅貨5枚の宿が空いていたので4人とも即決でそこに決めた。
明日からはこの宿を拠点に冒険者業とこの国の現状を探って行こう。
_______________
ありがとうございます。
梅雨入りが発表され雨が多くなって来ましたがいかがお過ごしでしょうか?
今回ブレイドは2度目の冒険者登録でしたが、カードにはただのブレイドとして登録しているので特に問題はないと補足しておきます。
これからもよろしくお願いします。
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誤字脱字が多発しておりますが、学友に指摘されたりで見つけ次第訂正していこうと思います。これからもトラブル連続のブレイドの生活は続いていきます。これからもよろしくお願いします。あ、Twitter始めました。
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