60 / 74
第2章
10.白色の城と色とりどりの色
しおりを挟む
「良い天気! 晴れて良かったね」
ロティアは低く昇った朝日に目を細めた。冷たい空気が朝日でキラキラと光っている。
「こんな日なら外で遊んでも気持ち良いだろうけどなあ」
フフランはロティアの頭上を、トンビのように円を描きながら飛んでいる。
次の休日、ロティアとフフランは、招待状を持ってチャーシャの家へ向かっていた。
「ロティアさん、フフランさんへ
つぎの日ようび、ぜひわたしのおうちにあそびにきてください。
わたしのおへやでいっしょにあそんでほしいです。
もちろんおもてなしもします。
いらしてくださるのを楽しみにしています。
チャーシャ・メイラーより」
こんなかわいい招待状ははじめてだ。もちろん行くに決まっている。
ロティアはお土産のおいしいクッキーと、絵描き道具を持参した。チャーシャと一緒にお絵描きをするためだ。
「リジンも来られたら良かったね」
「残念だけど、ファンに招待されたんじゃ仕方ないよな。あの大規模な個展のおかげで、世界中から手紙が届くようになったらしいし」
そう、いまやリジンは時の人だった。
ぜひ我が国でも個展を開いてほしいという依頼が殺到し、街を歩くと声をかけられることも多い。人と話すのが得意ではないリジンは四苦八苦しているが、そんな時はロティア達はもちろんオーケも力になった。リジンは何度も「みんなが居なかったら、俺はこんなに有名になってないね」と微笑んだ。
今日もリジンの熱心なファンだという人から昼食会に招待されてしまったため、そちらの招待を受けることにしたのだ。
「すごいことだよね。いつかふたりと一羽で、海を越えた向こうの国でも個展が開けたら良いな」
「ハハッ、遠大な夢だな!」
そう言いながらも、フフランはご機嫌にピューッと空高く飛び上がった。
「――こ、こんにちは、ロティアさん、フフラン。いらっしゃいませ」
メイラー邸に到着し、ベルを鳴らすと、すぐにチャーシャとメイラー夫人が現れた。ふたりとも雪のように白色のワンピースを着ている。ロティアの夜空のように深い青色のワンピースと向かい合うと、そこにだけ夜空があるようだ。
「ようこそ、ロティアさん」
「こんにちは、メイラーさん、チャーシャさん。今日はご招待くださって、ありがとうございます」
「お邪魔するぜいっ」
チャーシャはロティアの方に手を差し出してきた。ロティアは少し身を屈めてその手を取り、小さな手に引かれて家の中に入った。
「娘が朝から楽しみにしていたの。ゆっくりしていってくださいね」
「ありがとうございます、メイラーさん。あ、ちょっと待ってくださいね、チャーシャさん」
ロティアはチャーシャの手をそっと離すと、姿勢を正して、メイラー夫人にお菓子の包みを差し出した。大人しく待っているチャーシャの頭にフフランが飛び乗る。
「良かったら召し上がってください。おいしいお菓子屋の焼き菓子です」
「ご丁寧にありがとう。あとでお茶と一緒に運ばせますわ」
「ありがとうございます」
メイラー夫人への挨拶が済むと、ふたりと一羽はチャーシャの部屋に向かった。相変わらず白一色の部屋だ。一度入ったはずの部屋だが、チャーシャの壁の絵がないだけで、空虚な空間に感じられ、ロティアは目がチカチカしてしまった。
「ロティアさん、ここにどうぞ」
チャーシャはウサギの毛のようなふわふわした丸い敷物を指さした。部屋の中央に敷かれていて、上には小さなテーブルが置かれている。そのテーブルの上には、白いハンカチで作った不格好な椅子のようなものが置いてある。
「あ、ひょっとしてあれってオイラの椅子か?」
フフランが興奮しながら尋ねると、チャーシャは恥ずかしそうに小さくうなずいた。なんてかわいくて優しい子! ロティアとフフランは「ありがとうございます」、「ありがとよ」と声をそろえた。
ふたりと一羽がそれぞれの席につくと、ちょうどよくメイドがお茶を持って入って来た。その制服も真っ白だ。
――メイドさんも真っ白だなんて! こんなに白かったら、汚れたらすぐにわかって大変そう!
金縁のティーセットの他に、ロティアが贈ったクッキーが乗った皿がある。その皿を見た途端、チャーシャは「わあ!」と無邪気な声を上げた。
ロティアが買って来たのは、ジャムの乗ったクッキー。それも濃いピンク色のイチゴジャムだけでではなく、深いオレンジ色のアンズ、爽やかなオレンジ色のマーマレード、濃厚な紫色のブルーベリー、薄緑色の洋ナシ、薄赤色のリンゴなど、様々なジャムが乗っている。
まるで宝石箱のような光景に、チャーシャの目も宝石のようにキラキラと輝いている。
ロティアはフフランと目を合わせ、にっこりと微笑み合った。
「……こ、これ、食べても良いの?」
「もちろんです! お土産ですから。たくさん食べてください」
メイドがお茶を淹れて部屋を出ると、チャーシャは素早くクッキーに手を伸ばした。ブルーベリージャムの乗ったクッキーだ。
「アメジストみたい」
「チャーシャさんはアメジストを知ってるんですね」
「物知りだな」
「本にのってたの」
チャーシャは少し得意げな表情で答えた。
前回家に来た時も、本を読んでいるところを見たため、本は与えられているらしい。この真っ白い戸棚のどれかが本棚なのだろう。外側からではまったくわからないが。
「図鑑は、いろんな色があるから、好き」
「確かに図鑑って色とりどりで楽しいですよね。わたしも見るの好きです」
ロティアが「一緒ですね」と微笑むと、チャーシャは嬉しそうにうなずいた。
「それじゃあ今日は図鑑でも見て遊ぶか? それともチャーシャは何がしたい?」
「わたしたち、お絵描きの道具なら持ってきたんです」
「お絵描きしたい!」
チャーシャがはじめて大きな声で叫んだ。そしてクローゼットの中からカバンを持ってきて、あの大きな紙を取り出した。カーペットの端に座り込み、床の上にいそいそと紙を広げ始める。
「あ! ファララさんたちですね」
「うん! ファララたちのおとなりの国を描きたいの」
「良いですね。わたしも見たいです。それなら、この絵の具と紙を使いませんか?」
ロティアは持ってきたお絵描き道具をテーブルの上に広げた。絵の具の色は全部で百色。白色ばかり見ているチャーシャのため、いろいろな色を見せるために奮発して買ったのだ。それからリジンがくれた大きな紙もある。
それらを見た途端、チャーシャの目がまたキラキラと輝いた。
「……す、すごい! こ、これ、使って良いの?」
「はいっ。これで素敵な絵を描きましょう」
「うんっ!」
ロティアとチャーシャは真っ白い床に、大きな真っ白い紙を二枚広げた。
「……ロティアさんは、何を描くの?」
ロティアは水筒に入れてきた水を筆洗い用の水差しに写しながら、「そうですね」と首をひねった。
「わたしはフフランたち鳥が暮らす国でも描こうかな。いつもフフランを見てるので、鳥を描くのは得意なんです」
「いつでもモデルになるぞ」
フフランは美脚をスッと伸ばしてモデルのように床の上に立った。
「わたしもフフラン描く!」
「やった! 楽しみにしてるぜ、チャーシャ」
チャーシャは大きな丸いパレットにたくさんの絵の具を出した。小さな枠の中に色とりどりの絵の具が入っている、それだけでチャーシャはうっとりとしてため息をついた。しばらく眺めているチャーシャを、ロティアとフフランは優しく見守った。
豪勢な昼食を挟んだ後もチャーシャは筆を動かし続けた。そして出来上がったのは、ファララたちが暮らす国に引けを取らない、色であふれ、喜びに満ちた絵だった。今回の国は、様々な形の巨大な花が咲いている。自然にあふれた国のようだ。
ふたりと一羽は、床に広がる世界をじっくりと見下ろした。
「きれいな町ですね」
「ああ。オイラも気に入ったよ」
「ありがとう。みんなお花が好きなの」
「フォラドみたいですね」
「フォラド?」
「お隣の国にあるお花がいっぱいの町ですよ。以前行ったことがあるんですけど、とっても華やかな町だったんです。いつかチャーシャさんも連れて行きたいです」
チャーシャは目を輝かせて「行きたい!」と言った。今日一日でチャーシャはすっかりロティアに懐いてくれた。絵を描いている間にいろいろな話をして、緊張が解けたようだ。
「お母様に頼んでみるね、ロティアさんとフフランとおでかけしたいって」
「嬉しいです。きっと行きましょうね」
チャーシャは元気よく「うん!」と答えた。その顔には満面の笑みが浮かんでいた。
ロティアは低く昇った朝日に目を細めた。冷たい空気が朝日でキラキラと光っている。
「こんな日なら外で遊んでも気持ち良いだろうけどなあ」
フフランはロティアの頭上を、トンビのように円を描きながら飛んでいる。
次の休日、ロティアとフフランは、招待状を持ってチャーシャの家へ向かっていた。
「ロティアさん、フフランさんへ
つぎの日ようび、ぜひわたしのおうちにあそびにきてください。
わたしのおへやでいっしょにあそんでほしいです。
もちろんおもてなしもします。
いらしてくださるのを楽しみにしています。
チャーシャ・メイラーより」
こんなかわいい招待状ははじめてだ。もちろん行くに決まっている。
ロティアはお土産のおいしいクッキーと、絵描き道具を持参した。チャーシャと一緒にお絵描きをするためだ。
「リジンも来られたら良かったね」
「残念だけど、ファンに招待されたんじゃ仕方ないよな。あの大規模な個展のおかげで、世界中から手紙が届くようになったらしいし」
そう、いまやリジンは時の人だった。
ぜひ我が国でも個展を開いてほしいという依頼が殺到し、街を歩くと声をかけられることも多い。人と話すのが得意ではないリジンは四苦八苦しているが、そんな時はロティア達はもちろんオーケも力になった。リジンは何度も「みんなが居なかったら、俺はこんなに有名になってないね」と微笑んだ。
今日もリジンの熱心なファンだという人から昼食会に招待されてしまったため、そちらの招待を受けることにしたのだ。
「すごいことだよね。いつかふたりと一羽で、海を越えた向こうの国でも個展が開けたら良いな」
「ハハッ、遠大な夢だな!」
そう言いながらも、フフランはご機嫌にピューッと空高く飛び上がった。
「――こ、こんにちは、ロティアさん、フフラン。いらっしゃいませ」
メイラー邸に到着し、ベルを鳴らすと、すぐにチャーシャとメイラー夫人が現れた。ふたりとも雪のように白色のワンピースを着ている。ロティアの夜空のように深い青色のワンピースと向かい合うと、そこにだけ夜空があるようだ。
「ようこそ、ロティアさん」
「こんにちは、メイラーさん、チャーシャさん。今日はご招待くださって、ありがとうございます」
「お邪魔するぜいっ」
チャーシャはロティアの方に手を差し出してきた。ロティアは少し身を屈めてその手を取り、小さな手に引かれて家の中に入った。
「娘が朝から楽しみにしていたの。ゆっくりしていってくださいね」
「ありがとうございます、メイラーさん。あ、ちょっと待ってくださいね、チャーシャさん」
ロティアはチャーシャの手をそっと離すと、姿勢を正して、メイラー夫人にお菓子の包みを差し出した。大人しく待っているチャーシャの頭にフフランが飛び乗る。
「良かったら召し上がってください。おいしいお菓子屋の焼き菓子です」
「ご丁寧にありがとう。あとでお茶と一緒に運ばせますわ」
「ありがとうございます」
メイラー夫人への挨拶が済むと、ふたりと一羽はチャーシャの部屋に向かった。相変わらず白一色の部屋だ。一度入ったはずの部屋だが、チャーシャの壁の絵がないだけで、空虚な空間に感じられ、ロティアは目がチカチカしてしまった。
「ロティアさん、ここにどうぞ」
チャーシャはウサギの毛のようなふわふわした丸い敷物を指さした。部屋の中央に敷かれていて、上には小さなテーブルが置かれている。そのテーブルの上には、白いハンカチで作った不格好な椅子のようなものが置いてある。
「あ、ひょっとしてあれってオイラの椅子か?」
フフランが興奮しながら尋ねると、チャーシャは恥ずかしそうに小さくうなずいた。なんてかわいくて優しい子! ロティアとフフランは「ありがとうございます」、「ありがとよ」と声をそろえた。
ふたりと一羽がそれぞれの席につくと、ちょうどよくメイドがお茶を持って入って来た。その制服も真っ白だ。
――メイドさんも真っ白だなんて! こんなに白かったら、汚れたらすぐにわかって大変そう!
金縁のティーセットの他に、ロティアが贈ったクッキーが乗った皿がある。その皿を見た途端、チャーシャは「わあ!」と無邪気な声を上げた。
ロティアが買って来たのは、ジャムの乗ったクッキー。それも濃いピンク色のイチゴジャムだけでではなく、深いオレンジ色のアンズ、爽やかなオレンジ色のマーマレード、濃厚な紫色のブルーベリー、薄緑色の洋ナシ、薄赤色のリンゴなど、様々なジャムが乗っている。
まるで宝石箱のような光景に、チャーシャの目も宝石のようにキラキラと輝いている。
ロティアはフフランと目を合わせ、にっこりと微笑み合った。
「……こ、これ、食べても良いの?」
「もちろんです! お土産ですから。たくさん食べてください」
メイドがお茶を淹れて部屋を出ると、チャーシャは素早くクッキーに手を伸ばした。ブルーベリージャムの乗ったクッキーだ。
「アメジストみたい」
「チャーシャさんはアメジストを知ってるんですね」
「物知りだな」
「本にのってたの」
チャーシャは少し得意げな表情で答えた。
前回家に来た時も、本を読んでいるところを見たため、本は与えられているらしい。この真っ白い戸棚のどれかが本棚なのだろう。外側からではまったくわからないが。
「図鑑は、いろんな色があるから、好き」
「確かに図鑑って色とりどりで楽しいですよね。わたしも見るの好きです」
ロティアが「一緒ですね」と微笑むと、チャーシャは嬉しそうにうなずいた。
「それじゃあ今日は図鑑でも見て遊ぶか? それともチャーシャは何がしたい?」
「わたしたち、お絵描きの道具なら持ってきたんです」
「お絵描きしたい!」
チャーシャがはじめて大きな声で叫んだ。そしてクローゼットの中からカバンを持ってきて、あの大きな紙を取り出した。カーペットの端に座り込み、床の上にいそいそと紙を広げ始める。
「あ! ファララさんたちですね」
「うん! ファララたちのおとなりの国を描きたいの」
「良いですね。わたしも見たいです。それなら、この絵の具と紙を使いませんか?」
ロティアは持ってきたお絵描き道具をテーブルの上に広げた。絵の具の色は全部で百色。白色ばかり見ているチャーシャのため、いろいろな色を見せるために奮発して買ったのだ。それからリジンがくれた大きな紙もある。
それらを見た途端、チャーシャの目がまたキラキラと輝いた。
「……す、すごい! こ、これ、使って良いの?」
「はいっ。これで素敵な絵を描きましょう」
「うんっ!」
ロティアとチャーシャは真っ白い床に、大きな真っ白い紙を二枚広げた。
「……ロティアさんは、何を描くの?」
ロティアは水筒に入れてきた水を筆洗い用の水差しに写しながら、「そうですね」と首をひねった。
「わたしはフフランたち鳥が暮らす国でも描こうかな。いつもフフランを見てるので、鳥を描くのは得意なんです」
「いつでもモデルになるぞ」
フフランは美脚をスッと伸ばしてモデルのように床の上に立った。
「わたしもフフラン描く!」
「やった! 楽しみにしてるぜ、チャーシャ」
チャーシャは大きな丸いパレットにたくさんの絵の具を出した。小さな枠の中に色とりどりの絵の具が入っている、それだけでチャーシャはうっとりとしてため息をついた。しばらく眺めているチャーシャを、ロティアとフフランは優しく見守った。
豪勢な昼食を挟んだ後もチャーシャは筆を動かし続けた。そして出来上がったのは、ファララたちが暮らす国に引けを取らない、色であふれ、喜びに満ちた絵だった。今回の国は、様々な形の巨大な花が咲いている。自然にあふれた国のようだ。
ふたりと一羽は、床に広がる世界をじっくりと見下ろした。
「きれいな町ですね」
「ああ。オイラも気に入ったよ」
「ありがとう。みんなお花が好きなの」
「フォラドみたいですね」
「フォラド?」
「お隣の国にあるお花がいっぱいの町ですよ。以前行ったことがあるんですけど、とっても華やかな町だったんです。いつかチャーシャさんも連れて行きたいです」
チャーシャは目を輝かせて「行きたい!」と言った。今日一日でチャーシャはすっかりロティアに懐いてくれた。絵を描いている間にいろいろな話をして、緊張が解けたようだ。
「お母様に頼んでみるね、ロティアさんとフフランとおでかけしたいって」
「嬉しいです。きっと行きましょうね」
チャーシャは元気よく「うん!」と答えた。その顔には満面の笑みが浮かんでいた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

お城のお針子~キラふわな仕事だと思ってたのになんか違った!~
おきょう
恋愛
突然の婚約破棄をされてから一年半。元婚約者はもう結婚し、子供まで出来たというのに、エリーはまだ立ち直れずにモヤモヤとした日々を過ごしていた。
そんなエリーの元に降ってきたのは、城からの針子としての就職案内。この鬱々とした毎日から離れられるならと行くことに決めたが、待っていたのは兵が破いた訓練着の修繕の仕事だった。
「可愛いドレスが作りたかったのに!」とがっかりしつつ、エリーは汗臭く泥臭い訓練着を一心不乱に縫いまくる。
いつかキラキラふわふわなドレスを作れることを夢見つつ。
※他サイトに掲載していたものの改稿版になります。

婚約破棄で命拾いした令嬢のお話 ~本当に助かりましたわ~
華音 楓
恋愛
シャルロット・フォン・ヴァーチュレストは婚約披露宴当日、謂れのない咎により結婚破棄を通達された。
突如襲い来る隣国からの8万の侵略軍。
襲撃を受ける元婚約者の領地。
ヴァーチュレスト家もまた存亡の危機に!!
そんな数奇な運命をたどる女性の物語。
いざ開幕!!

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
嫌われ者の【白豚令嬢】の巻き戻り。二度目の人生は失敗しませんわ!
大福金
ファンタジー
コミカライズスタートしました♡♡作画は甲羅まる先生です。
目が覚めると私は牢屋で寝ていた。意味が分からない……。
どうやら私は何故か、悪事を働き処刑される寸前の白豚令嬢【ソフィア・グレイドル】に生まれ変わっていた。
何で?そんな事が?
処刑台の上で首を切り落とされる寸前で神様がいきなり現れ、『魂を入れる体を間違えた』と言われた。
ちょっと待って?!
続いて神様は、追い打ちをかける様に絶望的な言葉を言った。
魂が体に定着し、私はソフィア・グレイドルとして生きるしかない
と……
え?
この先は首を切り落とされ死ぬだけですけど?
神様は五歳から人生をやり直して見ないかと提案してくれた。
お詫びとして色々なチート能力も付けてくれたし?
このやり直し!絶対に成功させて幸せな老後を送るんだから!
ソフィアに待ち受ける数々のフラグをへし折り時にはザマァしてみたり……幸せな未来の為に頑張ります。
そんな新たなソフィアが皆から知らない内に愛されて行くお話。
実はこの世界、主人公ソフィアは全く知らないが、乙女ゲームの世界なのである。
ヒロインも登場しイベントフラグが立ちますが、ソフィアは知らずにゲームのフラグをも力ずくでへし折ります。

異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる