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第2章
1.魔法特殊技術社の新しい仲間とリジンの訪問
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「と、隣の部屋で働くことになりました、ポーラ・ファニタです。よ、よろしくお願いいたします」
身長百六十五センチのロティアと同じ目線の女性が、ペコッと頭を下げる。その初々しい表情と仕草に、ロティアは胸がキュンッとした。
「わたしは、ロティア・チッツェルダイマーです。こっちは親友のフフランです。こちらこそ、よろしくお願いします」
ロティアが手を差し出すと、ポーラは震える手でその手を取った。ぎこちない握手を交わし、フフランとも握手を交わした。
「わたしで良ければいつでも頼ってください。いない日は入口に張り紙がしてあるので、その時はわたしの友達のハルセルにも遠慮なく頼ってください。ポーラさんの部屋の三つ右隣なので」
「良い奴だぞ」
「は、はい。ありがとう、ございます」
ポーラはとても緊張しているようで、手も声も震えたままだ。その姿は、ここに来た日のロティアに似ている。ロティアもガチガチに緊張していたところを、ケイリーたち先輩社員に助けてもらった。
そこでロティアはポーラの顔をのぞきこみ、目が合うとにっこりと微笑んだ。
「よかったらわたしの魔法を見て行きませんか? 大した魔法じゃありませんけど、おもしろさはあると思うので」
「は、はい、ぜひ……」
ロティアはポーラを手招きし、作業机の上に本を広げた。細かい字の練習用に買った長い叙事詩の本だ。
「見ててくださいね」
ロティアはポケットからするりと杖を取り出すと、印刷された本の文字をなぞり始めた。すると、文字のインクがペリペリと紙からはがれるように宙に浮かび上がって行く。ポーラは口元に手を当てて、「わあっ」と声を上げた。
そのまま文字をどんどんなぞっていくと、ふたりの周りはフヨフヨと浮かぶインクで満たされた。
「これを、ビンの中に入れるんです」
ロティアはインクの端に杖を合わせ、ゆっくりと動かした。すると、インクはまるで列を成すように杖の動きに合わせて動き、次々に瓶の中に入って行った。瓶の中には黒いインクが少しずつたまっていく。ポーラの目は今や星のようにキラキラと輝いている。
そうしてインクがすべて瓶の中に入ると、ロティアはポーラの方を見て「以上がわたしの魔法でした」と言って、サーカスの人がするような仰々しいお辞儀をした。
ポーラは夢中になって手を叩いた。
「す、すごいです! 話には、聞いてたんです、ロ、ロティアさんの魔法。でも、話で聞くのと、全然違います! お、おもしろかった」
「よかったあ! そう言ってもらえてうれしいです」
ロティアがホッとしながら微笑むと、ポーラの口元にも笑みが生まれた。どうやらロティアの思惑は成功のようだ。
先輩社員らしく優しく接するロティアを、フフランは誇らしげに見つめた。
「ポーラさんの魔法はどんな魔法か、聞いても良いですか?」
「は、はい。わたしの魔法は、インクの色を変える魔法です」
「インクの色を! すごい! 良かったら見せてくれませんか?」
ポーラは小さくうなずき、上着のポケットから杖を取り出した。ロティアが取り出したインクの瓶を指さし、「この瓶、お借りしますね」と言って杖の先を当てる。
「あ、えっと、何色が良いですか?」
「わたしが決めていいんですか! それじゃあ、フフランの白色でお願いします!」
「白ですね」
ポーラは目を閉じて、杖をギュウッと握り締めた。
するとどうだろう。
瓶の中のインクが、下から上へ向かって段々と黒から白に変わっていくではないか!
その奇妙で愉快な光景に、ロティアとフフランはインク瓶に顔がくっついてしまいそうになるほど顔を近づけた。
瓶の中身がすべて白色に変わると、ポーラはパッと目を開けた。そして、色が変わっていることに気が付くと、ホッとしたようにため息をついた。
「すごいですね、ポーラさん! わたし、こんな魔法初めて見ました!」
「オイラもだよ! お見事だな!」
「あ、ありがとう、ございます。……でも、人の役に立てるかどうか」
「立てますよ! 急に黒以外のインクが必要になったのに、近くのお店に売ってないことってよくあるし、まだ誰も思いついてないような色のインクを作れるかもしれないんですよ! すごい魔法ですよ!」
「物質を変化させる魔法ってのは高度だからな! これだけ安定して使えるのはすごいぞ! ロティアが言うように、複雑な色なんかも作れるようになるんじゃないか? 楽しみだなあ!」
ロティアとフフランがまくしたてると、ポーラは驚きで目をパチパチさせた。その頬がポポポッと赤くなる。
「あ、ありがとう、ございます。うれしいです」
「こちらこそ、素敵な魔法を見せてくれてありがとうございます。でも、引き止めちゃいましたよね。他の部屋にも挨拶に行きますよね?」
「あ、は、はい。でも、楽しかったし、緊張がほぐれたので。最初に、ロティアさんのところに来て、良かったです」
そう言って、ポーラはにっこりと笑った。笑うとかわいい顔がますますかわいく見える。
ロティアは胸がいっぱいになり、「それならよかった!」と言って微笑んだ。
「あ、ポーラさん。よかったら昼食一緒に取りませんか? 食堂のおいしいメニューを教えますよ」
「えっ! い、良いんですか」
「ポーラさんさえ良ければ。ポーラさんのこともっと知りたいなと思って。ねえ、フフラン?」
「良いアイディアだな! そうしようぜ、ポーラ」
ポーラは頬を赤くして、小さくうなずいた。
その日の終業時間になると、ポーラはロティアとフフランに挨拶をしてから一足先に社員寮に帰った。
すると、それと入れ替わるようにドアの向こう側からヒョコッとリジンが現れた。
ロティアはにっこりと笑ってドアの方に駆けより、フフランはニコニコしながらその後に続いた。
「おかえり、リジンッ」
ロティアがドアから顔を出すと、リジンは目をとろんとさせてにっこりと微笑んできた。
「ただいま、ロティア、フフラン」
「オーケの方はどうだった?」
「今日も一軒置いてくれるお店が増えたよ。俺の絵も飾りたいって」
「うわあ、本当! すごいね!」
「よかったな、リジン」
フフランはリジンの頭の上に飛び乗り、羽根の先でふわふわとリジンの頭をなでた。リジンの笑顔がますますとろけていく。
最近のリジンは、絵を描く画家の仕事だけではなく、インク職人であるオーケの助手として、オーケの作ったインクを取り扱ってもらえるように交渉する仕事もしているのだ。
「絵を描いたら、また協力してくれる? ロティア」
「もちろんだよ。むしろ毎回確認しなくて良いのに。ちゃんと雇用契約も交わしたでしょう」
ロティアは仕事部屋のチェストの方を指さした。
絵を取り出して、紙に広げるという仕事は、ロティアとリジンの間できちんと雇用契約を結んだ仕事だ。契約書も作成し、常にロティアの仕事部屋の引き出しに入っている。
「それでもロティアの魔法は大変だって知ってるから、一応聞きたくなっちゃうんだよ」
「ふふふ、リジンらしいね。ありがとう。あ、のんびりしちゃったね! ルスカさんが待ってるかも!」
ロティアとフフランはバタバタと仕事部屋に戻り、フフランがカーテンを閉めて、ロティアは外套に袖を通した。十月ともなると、街には冷たい風が吹き抜けるのだ。
リジンとリジンの父親であるルスカは、あの展覧会をきっかけに、定期的に会うようになった。しかしそれは必ず第三者を必要とした。あの展覧会の日もロティアとフフランが一緒にいたように、誰か一緒でなければ、リジンの方がルスカと話をすることができなかったのだ。
「お待たせ、リジン」
「……いくらでも待つよ」
そう答えるリジンの笑顔には力がない。やはりまだ父親と面と向かって話をするのは緊張するようだ。
ロティアはニコッと微笑み、リジンの手をとった。
「大丈夫だよ、リジン。わたしもフフランも一緒にいるから」
「なんなら今日はリジンの肩の上にいるか?」
フフランはそう言いながらもうリジンの肩に座った。温もりと柔らかさに、思わずリジンの顔がほころぶ。さすがフフラン、とロティアは鼻が高くなった。
「……ふたりとも、ありがとう。行けそう」
「よかった」
ふたりは微笑み合うと、手を繋いだまま歩き出した。
身長百六十五センチのロティアと同じ目線の女性が、ペコッと頭を下げる。その初々しい表情と仕草に、ロティアは胸がキュンッとした。
「わたしは、ロティア・チッツェルダイマーです。こっちは親友のフフランです。こちらこそ、よろしくお願いします」
ロティアが手を差し出すと、ポーラは震える手でその手を取った。ぎこちない握手を交わし、フフランとも握手を交わした。
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「良い奴だぞ」
「は、はい。ありがとう、ございます」
ポーラはとても緊張しているようで、手も声も震えたままだ。その姿は、ここに来た日のロティアに似ている。ロティアもガチガチに緊張していたところを、ケイリーたち先輩社員に助けてもらった。
そこでロティアはポーラの顔をのぞきこみ、目が合うとにっこりと微笑んだ。
「よかったらわたしの魔法を見て行きませんか? 大した魔法じゃありませんけど、おもしろさはあると思うので」
「は、はい、ぜひ……」
ロティアはポーラを手招きし、作業机の上に本を広げた。細かい字の練習用に買った長い叙事詩の本だ。
「見ててくださいね」
ロティアはポケットからするりと杖を取り出すと、印刷された本の文字をなぞり始めた。すると、文字のインクがペリペリと紙からはがれるように宙に浮かび上がって行く。ポーラは口元に手を当てて、「わあっ」と声を上げた。
そのまま文字をどんどんなぞっていくと、ふたりの周りはフヨフヨと浮かぶインクで満たされた。
「これを、ビンの中に入れるんです」
ロティアはインクの端に杖を合わせ、ゆっくりと動かした。すると、インクはまるで列を成すように杖の動きに合わせて動き、次々に瓶の中に入って行った。瓶の中には黒いインクが少しずつたまっていく。ポーラの目は今や星のようにキラキラと輝いている。
そうしてインクがすべて瓶の中に入ると、ロティアはポーラの方を見て「以上がわたしの魔法でした」と言って、サーカスの人がするような仰々しいお辞儀をした。
ポーラは夢中になって手を叩いた。
「す、すごいです! 話には、聞いてたんです、ロ、ロティアさんの魔法。でも、話で聞くのと、全然違います! お、おもしろかった」
「よかったあ! そう言ってもらえてうれしいです」
ロティアがホッとしながら微笑むと、ポーラの口元にも笑みが生まれた。どうやらロティアの思惑は成功のようだ。
先輩社員らしく優しく接するロティアを、フフランは誇らしげに見つめた。
「ポーラさんの魔法はどんな魔法か、聞いても良いですか?」
「は、はい。わたしの魔法は、インクの色を変える魔法です」
「インクの色を! すごい! 良かったら見せてくれませんか?」
ポーラは小さくうなずき、上着のポケットから杖を取り出した。ロティアが取り出したインクの瓶を指さし、「この瓶、お借りしますね」と言って杖の先を当てる。
「あ、えっと、何色が良いですか?」
「わたしが決めていいんですか! それじゃあ、フフランの白色でお願いします!」
「白ですね」
ポーラは目を閉じて、杖をギュウッと握り締めた。
するとどうだろう。
瓶の中のインクが、下から上へ向かって段々と黒から白に変わっていくではないか!
その奇妙で愉快な光景に、ロティアとフフランはインク瓶に顔がくっついてしまいそうになるほど顔を近づけた。
瓶の中身がすべて白色に変わると、ポーラはパッと目を開けた。そして、色が変わっていることに気が付くと、ホッとしたようにため息をついた。
「すごいですね、ポーラさん! わたし、こんな魔法初めて見ました!」
「オイラもだよ! お見事だな!」
「あ、ありがとう、ございます。……でも、人の役に立てるかどうか」
「立てますよ! 急に黒以外のインクが必要になったのに、近くのお店に売ってないことってよくあるし、まだ誰も思いついてないような色のインクを作れるかもしれないんですよ! すごい魔法ですよ!」
「物質を変化させる魔法ってのは高度だからな! これだけ安定して使えるのはすごいぞ! ロティアが言うように、複雑な色なんかも作れるようになるんじゃないか? 楽しみだなあ!」
ロティアとフフランがまくしたてると、ポーラは驚きで目をパチパチさせた。その頬がポポポッと赤くなる。
「あ、ありがとう、ございます。うれしいです」
「こちらこそ、素敵な魔法を見せてくれてありがとうございます。でも、引き止めちゃいましたよね。他の部屋にも挨拶に行きますよね?」
「あ、は、はい。でも、楽しかったし、緊張がほぐれたので。最初に、ロティアさんのところに来て、良かったです」
そう言って、ポーラはにっこりと笑った。笑うとかわいい顔がますますかわいく見える。
ロティアは胸がいっぱいになり、「それならよかった!」と言って微笑んだ。
「あ、ポーラさん。よかったら昼食一緒に取りませんか? 食堂のおいしいメニューを教えますよ」
「えっ! い、良いんですか」
「ポーラさんさえ良ければ。ポーラさんのこともっと知りたいなと思って。ねえ、フフラン?」
「良いアイディアだな! そうしようぜ、ポーラ」
ポーラは頬を赤くして、小さくうなずいた。
その日の終業時間になると、ポーラはロティアとフフランに挨拶をしてから一足先に社員寮に帰った。
すると、それと入れ替わるようにドアの向こう側からヒョコッとリジンが現れた。
ロティアはにっこりと笑ってドアの方に駆けより、フフランはニコニコしながらその後に続いた。
「おかえり、リジンッ」
ロティアがドアから顔を出すと、リジンは目をとろんとさせてにっこりと微笑んできた。
「ただいま、ロティア、フフラン」
「オーケの方はどうだった?」
「今日も一軒置いてくれるお店が増えたよ。俺の絵も飾りたいって」
「うわあ、本当! すごいね!」
「よかったな、リジン」
フフランはリジンの頭の上に飛び乗り、羽根の先でふわふわとリジンの頭をなでた。リジンの笑顔がますますとろけていく。
最近のリジンは、絵を描く画家の仕事だけではなく、インク職人であるオーケの助手として、オーケの作ったインクを取り扱ってもらえるように交渉する仕事もしているのだ。
「絵を描いたら、また協力してくれる? ロティア」
「もちろんだよ。むしろ毎回確認しなくて良いのに。ちゃんと雇用契約も交わしたでしょう」
ロティアは仕事部屋のチェストの方を指さした。
絵を取り出して、紙に広げるという仕事は、ロティアとリジンの間できちんと雇用契約を結んだ仕事だ。契約書も作成し、常にロティアの仕事部屋の引き出しに入っている。
「それでもロティアの魔法は大変だって知ってるから、一応聞きたくなっちゃうんだよ」
「ふふふ、リジンらしいね。ありがとう。あ、のんびりしちゃったね! ルスカさんが待ってるかも!」
ロティアとフフランはバタバタと仕事部屋に戻り、フフランがカーテンを閉めて、ロティアは外套に袖を通した。十月ともなると、街には冷たい風が吹き抜けるのだ。
リジンとリジンの父親であるルスカは、あの展覧会をきっかけに、定期的に会うようになった。しかしそれは必ず第三者を必要とした。あの展覧会の日もロティアとフフランが一緒にいたように、誰か一緒でなければ、リジンの方がルスカと話をすることができなかったのだ。
「お待たせ、リジン」
「……いくらでも待つよ」
そう答えるリジンの笑顔には力がない。やはりまだ父親と面と向かって話をするのは緊張するようだ。
ロティアはニコッと微笑み、リジンの手をとった。
「大丈夫だよ、リジン。わたしもフフランも一緒にいるから」
「なんなら今日はリジンの肩の上にいるか?」
フフランはそう言いながらもうリジンの肩に座った。温もりと柔らかさに、思わずリジンの顔がほころぶ。さすがフフラン、とロティアは鼻が高くなった。
「……ふたりとも、ありがとう。行けそう」
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