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第1章 前編
3.依頼人リジン・キューレ
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ロティアとフフランは、玄関を通ってすぐ右にある談話室に通された。白色の木でできた家具が置かれた談話室は、壁から天井、床にカーペットまで真っ白だ。窓以外に、壁を飾るものは何もない。画家の家と言うのだからもっと絵やオブジェが飾られているものだ、とロティアは思っていた。
部屋の中で唯一色を持っているのはカーテンで、その色はやはり灰色だった。
リジン・キューレは二人分のお茶と、一羽分の水を浅皿に用意してくれた。フフランは「のどが渇いてたんだよ」と言って、喜んで水を飲んだ。
ロティアはお茶を飲む前に、リジンに向き直った。
「改めまして、魔法特殊技術社のロティア・ツッチェルダイマーです」
「リジン・キューレだ」
ふたりはローテーブル越しに、ぎこちない握手を交わした。
握手をしながら、ロティアは失礼にならない程度に、リジン・キューレを見た。
肩の高さまである髪は濃紺で、天の川のようにつやつやしている。髪の影が落ちるほほや首、袖からのぞく腕は驚くほど白く、あまり日に当たっていないように見えた。タンザナイトのような魅力のある群青色の瞳は、ロティアではなく宙を見ている。目を合わせるのが苦手な人なのかな、とロティアは思った。
「住み込みの部屋と仕事部屋は、それぞれ別室を二階に用意してあって、三階に上がらなければ、他はどこでも、キッチンでも前庭でも好きに使って構わないよ」
「ありがとうございます」
やった! キッチンを自由に使えるのはツイてる!
ロティアは心の中で手を叩いた。
「俺が君を呼ぶ時は、このベルを鳴らすから」
リジン・キューレはすくっと立ち上がり、飾り棚の上に置かれていた透き通った球体を取り上げた。ポンッと表面を叩くと、リリーリリーと鈴のような音が鳴った。
「これが聞こえたら、三階に通じる階段の前まで来てくれる? そしたら仕事を依頼するから」
ロティアは想像もしなかった音を出した球体をまじまじと見つめながら「わかりました」と答えた。玄関のベルと言い、この球体と言い、不思議な呼び鈴が多い家だ。しかし感心している場合ではない。
ロティアは紅茶を一口飲んでから、もう一度リジン・キューレを見た。相変わらず目が合わない。
「……あの、二つお話したいことがあって」
「なに?」
「通常の依頼をこちらに郵送させてもらって、こちらでやらせていただけることは、感謝しています。でも、それはあくまで一か月の間だけだと考えています。はっきり言わせていただくと、わたし、社を離れて、ずっとこちらに住み込む気はないんです。向こうには家族もいますし、仕事も直接お客様とお話しできないと難しいこともあると思うので」
ロティアの毅然とした態度に、フフランは豆鉄砲を食らったような顔をした。
泣き虫で自分に自信がなかったロティアが、出会ってから三年でこんなにも堂々と自分の意志を自分の口で告げられるようになったなんて。フフランは誇らしい気持ちになった。
自分の出番は無さそうだ、と思うと、フフランはロティアの傍のテーブルに丸くなって座った。
リジン・キューレも一口お茶を飲むと、右下を見たまま口を開いた。
「……どうやったら俺も君も効率よく仕事ができるか。それを考えるために、一か月の試用期間を設けたんだ」
「それでは、一か月後はひとまず社に戻れる、と思っていて良いということでしょうか」
「うん。試用期間ってそういうものだから。また追って沙汰するよ」
「わ、わかりました。ありがとうございます」
この答えを聞いた瞬間、ロティアは自分が緊張していたことに気が付いた。心臓が体を揺らすほどバクバクと揺れ、今更額に汗がにじんできたのだ。
「あ、それからもう一つ。画材代の節約のために、ご依頼いただいたと思うんですけど。紙から取り出したインクはお渡しできないんですが、よろしいですか? わたしの仕事はあくまで紙をきれいにすることなので」
「問題ないよ」
「わかりました。では、改めて、一か月間よろしくお願いします。お世話になります」
「こちらこそよろしく。……ところで、部屋に案内しようと思ったんだけど、ずいぶん荷物が少ないね」
「あ、今日は、急だったので、荷物をまとめられなかったんです。早く行くように言われたので」
リジン・キューレは形のきれいなくちびるをポカンと開けて、目をパチクリさせた。
ハトが豆鉄砲を食らった顔みたい、とロティアは思った。
「どういう顔だ、それ?」
フフランはテーブルの上を歩いていき、リジン・キューレの顔を覗き込んだ。
「……驚いた顔。……俺は、今日中ならいつでもって、急ぐようには伝えていないはずなんだけど」
ロティアの頭に、慌てふためくカインの顔が浮かんでくる。
カインったら、社長直々の依頼だからって大げさに伝えたんだ。
ロティアは眉間にシワを寄せてうつむいた。
「……すみません。うちの社員の不備です」
「いや、急な話だから、無理もないよ。それなら仕事は明日からで良いから、今日はもう帰って、必要なものをまとめておいで。今日はいつも通り、絵を燃やしておくから」
「も、燃やす!」
ロティアがふかふかのソファから勢いよく立ち上がると、リジン・キューレは驚いたようにビクッと肩を震わせて、ロティアを見上げた。ようやくロティアとリジンの目が合う。
「う、うん。君が絵を消せないのなら、これまで通り、燃やすだけだから……」
書類には確かに「これまでは絵を燃やしていたが、画材代の節約のためにも、インクを取り出してもらって、何度か同じ紙を使い回したい」と書かれていた。
今帰っては、「画材代を減らしたい」という依頼人の希望に反することになる。
それはロティアの仕事人としての沽券にかかわる。
ロティアはふたりの間にあったローテーブルを避けて、リジン・キューレに詰め寄った。
「ちょ、ちょっと待ってください。それならなおさら帰れません! わたしの魔法でどうにかできることがあるなら、やらせてください! 仕事が済んだら、荷物を取りに戻って、明日の朝には戻ってきますから」
ロティアの勢いに圧倒されたリジン・キューレは、困ったように眉をハの字にして、ロティアから目をそらした。
「……そう。じゃあ、ついてきて。君の仕事部屋に案内するよ」
リジン・キューレはさらさらした髪と大きな雫型の耳飾りを揺らしながら立ち上がり、スタスタと部屋から出ていった。ロティアは仕事用のカバンを抱え、フフランと一緒にその後を追った。
ロティアの仕事場は、二階の南向きの大きな窓がある一室だった。
広々とした作業台に、座り心地のよさそうな椅子が形や大きさを変えて三種類、それから小さなベッドまである。
快適に過ごせそうな広さで、清潔感もあるが、やはりカーテンの色は灰色だ。
一か月もいるならカーテンの色を変えた方が気分が上がりそう、とロティアは思った。
「絵を取ってくるから、ここで待ってて」
「はい」
リジン・キューレは足早に部屋を出ていき、ギイギイと音がなる三階に続く階段を上っていった。
「おおっ、景色良いな! 前庭がよく見えるぞ」
フフランは楕円形の窓枠にとまり、外を見下ろした。ロティアも後ろから窓の外を見下ろす。白樺の木が立ち並ぶ前庭は、上から見ると、花の群生がいくつもあるのがわかった。赤いアネモネに紫のセントポーリア、黄色とオレンジのチューリップ、ピンクのアスターなど。どれも美しく、元気よく咲いている。
「あの庭って、リジンさんが手入れしてるのかな?」
「他に人がいる感じはないし、そうじゃないか」
「今度じっくり見せてもらいたいね」
コンコンコンとドアがノックされ、大きな紙を持ったリジン・キューレが入ってきた。
「お待たせ。この絵が、今日の依頼。この絵を消してもらえる?」
部屋の中で唯一色を持っているのはカーテンで、その色はやはり灰色だった。
リジン・キューレは二人分のお茶と、一羽分の水を浅皿に用意してくれた。フフランは「のどが渇いてたんだよ」と言って、喜んで水を飲んだ。
ロティアはお茶を飲む前に、リジンに向き直った。
「改めまして、魔法特殊技術社のロティア・ツッチェルダイマーです」
「リジン・キューレだ」
ふたりはローテーブル越しに、ぎこちない握手を交わした。
握手をしながら、ロティアは失礼にならない程度に、リジン・キューレを見た。
肩の高さまである髪は濃紺で、天の川のようにつやつやしている。髪の影が落ちるほほや首、袖からのぞく腕は驚くほど白く、あまり日に当たっていないように見えた。タンザナイトのような魅力のある群青色の瞳は、ロティアではなく宙を見ている。目を合わせるのが苦手な人なのかな、とロティアは思った。
「住み込みの部屋と仕事部屋は、それぞれ別室を二階に用意してあって、三階に上がらなければ、他はどこでも、キッチンでも前庭でも好きに使って構わないよ」
「ありがとうございます」
やった! キッチンを自由に使えるのはツイてる!
ロティアは心の中で手を叩いた。
「俺が君を呼ぶ時は、このベルを鳴らすから」
リジン・キューレはすくっと立ち上がり、飾り棚の上に置かれていた透き通った球体を取り上げた。ポンッと表面を叩くと、リリーリリーと鈴のような音が鳴った。
「これが聞こえたら、三階に通じる階段の前まで来てくれる? そしたら仕事を依頼するから」
ロティアは想像もしなかった音を出した球体をまじまじと見つめながら「わかりました」と答えた。玄関のベルと言い、この球体と言い、不思議な呼び鈴が多い家だ。しかし感心している場合ではない。
ロティアは紅茶を一口飲んでから、もう一度リジン・キューレを見た。相変わらず目が合わない。
「……あの、二つお話したいことがあって」
「なに?」
「通常の依頼をこちらに郵送させてもらって、こちらでやらせていただけることは、感謝しています。でも、それはあくまで一か月の間だけだと考えています。はっきり言わせていただくと、わたし、社を離れて、ずっとこちらに住み込む気はないんです。向こうには家族もいますし、仕事も直接お客様とお話しできないと難しいこともあると思うので」
ロティアの毅然とした態度に、フフランは豆鉄砲を食らったような顔をした。
泣き虫で自分に自信がなかったロティアが、出会ってから三年でこんなにも堂々と自分の意志を自分の口で告げられるようになったなんて。フフランは誇らしい気持ちになった。
自分の出番は無さそうだ、と思うと、フフランはロティアの傍のテーブルに丸くなって座った。
リジン・キューレも一口お茶を飲むと、右下を見たまま口を開いた。
「……どうやったら俺も君も効率よく仕事ができるか。それを考えるために、一か月の試用期間を設けたんだ」
「それでは、一か月後はひとまず社に戻れる、と思っていて良いということでしょうか」
「うん。試用期間ってそういうものだから。また追って沙汰するよ」
「わ、わかりました。ありがとうございます」
この答えを聞いた瞬間、ロティアは自分が緊張していたことに気が付いた。心臓が体を揺らすほどバクバクと揺れ、今更額に汗がにじんできたのだ。
「あ、それからもう一つ。画材代の節約のために、ご依頼いただいたと思うんですけど。紙から取り出したインクはお渡しできないんですが、よろしいですか? わたしの仕事はあくまで紙をきれいにすることなので」
「問題ないよ」
「わかりました。では、改めて、一か月間よろしくお願いします。お世話になります」
「こちらこそよろしく。……ところで、部屋に案内しようと思ったんだけど、ずいぶん荷物が少ないね」
「あ、今日は、急だったので、荷物をまとめられなかったんです。早く行くように言われたので」
リジン・キューレは形のきれいなくちびるをポカンと開けて、目をパチクリさせた。
ハトが豆鉄砲を食らった顔みたい、とロティアは思った。
「どういう顔だ、それ?」
フフランはテーブルの上を歩いていき、リジン・キューレの顔を覗き込んだ。
「……驚いた顔。……俺は、今日中ならいつでもって、急ぐようには伝えていないはずなんだけど」
ロティアの頭に、慌てふためくカインの顔が浮かんでくる。
カインったら、社長直々の依頼だからって大げさに伝えたんだ。
ロティアは眉間にシワを寄せてうつむいた。
「……すみません。うちの社員の不備です」
「いや、急な話だから、無理もないよ。それなら仕事は明日からで良いから、今日はもう帰って、必要なものをまとめておいで。今日はいつも通り、絵を燃やしておくから」
「も、燃やす!」
ロティアがふかふかのソファから勢いよく立ち上がると、リジン・キューレは驚いたようにビクッと肩を震わせて、ロティアを見上げた。ようやくロティアとリジンの目が合う。
「う、うん。君が絵を消せないのなら、これまで通り、燃やすだけだから……」
書類には確かに「これまでは絵を燃やしていたが、画材代の節約のためにも、インクを取り出してもらって、何度か同じ紙を使い回したい」と書かれていた。
今帰っては、「画材代を減らしたい」という依頼人の希望に反することになる。
それはロティアの仕事人としての沽券にかかわる。
ロティアはふたりの間にあったローテーブルを避けて、リジン・キューレに詰め寄った。
「ちょ、ちょっと待ってください。それならなおさら帰れません! わたしの魔法でどうにかできることがあるなら、やらせてください! 仕事が済んだら、荷物を取りに戻って、明日の朝には戻ってきますから」
ロティアの勢いに圧倒されたリジン・キューレは、困ったように眉をハの字にして、ロティアから目をそらした。
「……そう。じゃあ、ついてきて。君の仕事部屋に案内するよ」
リジン・キューレはさらさらした髪と大きな雫型の耳飾りを揺らしながら立ち上がり、スタスタと部屋から出ていった。ロティアは仕事用のカバンを抱え、フフランと一緒にその後を追った。
ロティアの仕事場は、二階の南向きの大きな窓がある一室だった。
広々とした作業台に、座り心地のよさそうな椅子が形や大きさを変えて三種類、それから小さなベッドまである。
快適に過ごせそうな広さで、清潔感もあるが、やはりカーテンの色は灰色だ。
一か月もいるならカーテンの色を変えた方が気分が上がりそう、とロティアは思った。
「絵を取ってくるから、ここで待ってて」
「はい」
リジン・キューレは足早に部屋を出ていき、ギイギイと音がなる三階に続く階段を上っていった。
「おおっ、景色良いな! 前庭がよく見えるぞ」
フフランは楕円形の窓枠にとまり、外を見下ろした。ロティアも後ろから窓の外を見下ろす。白樺の木が立ち並ぶ前庭は、上から見ると、花の群生がいくつもあるのがわかった。赤いアネモネに紫のセントポーリア、黄色とオレンジのチューリップ、ピンクのアスターなど。どれも美しく、元気よく咲いている。
「あの庭って、リジンさんが手入れしてるのかな?」
「他に人がいる感じはないし、そうじゃないか」
「今度じっくり見せてもらいたいね」
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