上 下
1 / 1

愛してほしくて、嬉しくて。

しおりを挟む
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

冷たい桜

七三 一二十
現代文学
春の夜、桜舞う公園を彷徨う兄妹。彼らが求めるものは…? ※本作には近親相姦要素が含まれます。苦手な方はご注意ください。 ※本作は小説家になろう様にも掲載しております。

強運者の集い

つっちーfrom千葉
現代文学
 宝くじを二度も当て、時の人となったエメルトン夫人は私欲のために夫を捨て去り、一人で生きることを決断する。彼女はロンドンでの強運者の集いに招待され、航空機にて現地に向かっていた。機内では彼女の名誉を失墜させようとする、いく人かのライバルが現れる。伝説の蝶を捕まえた老人や、貴金属の盗みを重ねながらも、警察に捕らえられたことのない青年らが立ち塞がる。自分のプライドを取り戻すために白熱した議論を交わすが、そうこうしているうちに飛行機が操縦不能に陥り、思わぬ結末が待っている。 2020年10月27日 加筆修正をしました。

女子高校生を疑視聴

すずりはさくらの本棚
現代文学
いまは愛媛があつい。女子高校生の制服が硬くならない内に見届けようと思いやってきた。最近は、セックスして動画を担保に女子高校生から金を巻き上げている。春から夏に移動して暑さ全盛期でも生きていけるのはセックスという儀式があるからだろう。川原や土手では多くのパンチラを世に送り出してきた。盗撮だ。盗撮だけでは性癖は留まらずに性交渉へと肉体を求めて彷徨う。頭の中はセックスのことばかりだ。そういう人間もいるという証拠になるだろう。女子高校生と擦れ違うたびにスカートの裾へと手が伸びる。疑視聴までは「タダ」だが、襲うとなると別だ。ただ刑務所へと戻ってもよいという安易な思考では強姦には至らない。不同意わいせつ罪とは女性が男子を襲ったときに年下の男子が被害を出せないからできた法案だと聞いた。長くても10年の刑だ。それと少々の罰金がついてくるらしい。わたしはこれまでに民事は一度も支払ったことがないし義務もないと思っている。支払う義務がなければ支払う必要はない。職場もないし起訴されても現在は無職であり住所が不定なので怖くもない。最近はまっているのは女子高校生のスカートの裾触れだ。注射器も用立てたので(絶対に足がつかない方法で盗んだ)睡眠導入剤を粉々にしておいたものを使用する。静脈注射は駄目と書かれてあるが駄目なのはなぜなのか知りたくなった。薬物ドラッグをなぜやったら駄目なのかを知りたいと思うのと同じだ。好奇心が旺盛なのと飽きるのは大体同じくらいに等しい。セックスとはそれについてくる「おまけ」のような存在だ。行動を起こした人には「ご褒美」が必要だとTVでもいってた。

こぼれる、

小槻みしろ
現代文学
カップに残ったココアを流している間、ひなは、母との記憶をひもといていた。 私の母は、私をかわいがった。 私のことをなんでも知りたがったし、なんでも知っていた。 母は私を愛してくれた。息苦しいほど―― 切り離せない気持ちを、流すにはどうしたらいいのだろう。 少し切ない家族の短編です。

わたしは花瓶。呪文のように言い聞かせる。

からした火南
現代文学
◇主体性の剥奪への渇望こそがマゾヒストの本質だとかね……そういう話だよ。 「サキのタトゥー、好き……」 「可愛いでしょ。お気に入りなんだ」  たわれるように舞う二匹のジャコウアゲハ。一目で魅了されてしまった。蝶の羽を描いている繊細なグラデーションに、いつも目を奪われる。 「ワタシもタトゥー入れたいな。サキと同じヤツ」 「やめときな。痛いよ」  そう言った後で、サキは何かに思い至って吹き出した。 「あんた、タトゥーより痛そうなの、いっぱい入れてんじゃん」  この気づかいのなさが好きだ。思わずつられて笑ってしまう。

『皮肉』

十二口 大雅
現代文学
ニートがニートへ贈る、世界でたった1つのニートの為の物語~君は5分で泣ける~

おむすびは解ける

凪司工房
現代文学
元刑事の久慈はペンションをやりながら食堂も出していた。朝の散歩から戻るその家の前に女性が倒れている。医者を呼んだが、事件ではなく過労と空腹だと言われた。久慈は彼女が目覚めるのを待ちながら料理を作る。その脇には細かな字のレシピ本があった。 これは食事と料理を巡る悲しい事件と、それに関わった人間のその後、それから立ち直っていく様を描き出すヒューマンドラマである。

残夏

ハシバ柾
現代文学
【夏は過ぎ、人は去ぬ。】 ひとりの男と、巡り来る夏とをモチーフとした短編集。※不定期更新のため完結状態にしてありますが、エピソードは随時追加いたします。 『星を待つひと』―男と、彼が海岸で出会ったイルカの話。(17/3/1修正版投稿) 『清夏』―男と、小説を書くのが好きだった少年の話。(17/9/30完結) 『星を辿るひと』―イルカと、彼が空の果てで出会った鯨と、彼を迎える男の話。 『残夏』―男と、彼が墓地で出会った青年の話。(17/2/15第一回Kino-Kuni文学賞佳作) ※『星を待つひと』『星を辿るひと』英語版はこちら:http://selftaughtjapanese.com/japanese-fiction-translation-final-days-of-summer-by-masaki-hashiba-table-of-contents/(Locksleyu様)

処理中です...