101 / 219
第7章 聖魔大戦編
第100話 聖神イクス戦 1
しおりを挟む「控えよ。我は聖神 イクスなり」
出現したのは見上げるほどもある大きさの神だった。
この大きい神は真っ白な鎧に身を包み、あちこちが七色に光り輝いている。腰には勇者の持っていた聖剣にも似た形の巨大な剣を帯刀している。フルフェイスの兜から赤く光る目が俺を捉えたまま睨んでいた。
聖教国で崇められていた神がたしか……イクス、そういう名前だったはずだ。ならば奴こそがあの聖教国を支配する神ということなのだろう。
「たったの四人で我の前に立とうとは、図が高いわ! 下郎共が!」
随分と我の強い神が現れたものだ。ふぅ、と深いため息が漏れる。
「一つ聞きたいんだがね? 人間達に魔界を攻めるように仕向けたのはお前かね?」
これだけは聞いて起きたかった。 今まで現れた神々には人々を扇動し、争うように仕向ける輩もいたからだ。そうであるならば捕まえた王たちの処遇も少しは考えるつもりなのだ。
「下郎共の分際で我に口を訊くとは……、愚かなる者共よ。だが冥土の土産に教えてやろう。我は人間共の欲望より生まれし神。だが、人間共は争わねば神を忘れ信仰を捨てようとする。それは許し難きことなのだ。神を生み出しておいて、捨て去ろうとは……、なんと愚かなる連中だろうか。それならば神が人間共を導いてやらねばならんのだ。これで答えになったであろう?」
「ご親切な説明傷み入る。とか思うわけないだろ! お前等のせいで俺がどれだけ苦労してると思ってるんだ! 今回だって凄まじい犠牲者をだしやがって!」
「だからこそ我が現界したのだ。矮小なる人間共の願いを直接叶えるために。貴様等を倒し、魔界諸共、我が自ら滅ぼしてやろう。」
やれやれ、神ってのは傲慢な奴が多いがコイツも相当だな。
他の皆を見ても、その表情には呆れの色が見える。
しかし、奴らは信仰によって生まれる。元を辿れば原因は人間の方なのだろうが、どうして神ってやつはこうも暴走しやすいのだろうか?
今度、俺をこの世界に送り込んだ創造神に会ったら神界のことを聞いてみたいものだ。
だけど、その前にやることを終わらせなきゃな。
イクスは腰に挿していた剣を抜きはなった。七色に光る刀身はいかにも切れ味が鋭そうだ。それだけでなく、分厚く、太い剣は俺達の刀がいかに業物であろうとも打ち合うことは難しそうなほどに大きい。
基本的にコイツの攻撃は躱すしかないだろうな……。
「くだらん話もこれまでだ。貴様等をこの世界から消滅させてやるわ!」
イクスはその長大な剣を横薙に振り回す。轟音を伴って振り回される剣は、一振りで俺たち全員を攻撃対象に捉えている。
初撃をしゃがんで躱すが、巨大な剣ゆえ、振り回した後には暴風ともいえる風が吹き荒れ、次への挙動を遅らせる。
その間にまたイクスは反対側から聖剣をブン回してくるのだった。
「俺がやってみる!」
イクスの攻撃を防ぐべく、バリヤーの多重展開をする。それに加え、両手にホーリーソードを出し、防御を試みる。だが、俺のバリヤーは次々と瞬く間に叩き割られ、頼みの綱のホーリーソードも容易く切り裂かれた。
だが、バリヤーや、ホーリーソードにぶつかった際、僅かだが剣の動きが鈍った。
ここにいるメンバーであれば、このほんのわずかな隙さえあれば攻撃を仕掛けるには充分なはずだ。
霞さんの風魔法、リーダーの刀、エルガの拳がイクスに炸裂する。
「んっ? 効いてないのか?」
リーダーが眉をひそめた。
イクスは皆の攻撃をものともせずに自分の剣を振り抜いていく。
その剣をジャンプしながら躱しきったが、皆の攻撃がこれほどまでに効かないとは!
「グハハハ! 貴様等の攻撃などこの聖鎧の前では無力! 諦めて我が剣の前に塵と消えるがいい!」
イクスは得意げに笑いながら、またバカでかい聖剣を横薙ぎに振ってくる。
だが、ここでリーダーの目が光る。
「ソウ、また頼むよ!」
さすがリーダーだ。先程の攻撃で思うところがあったんだな。
「任せてくれ! バリヤー!」
あっさり切られたホーリーソードは辞めて、バリヤーを先程の倍の数を展開した。これで、僅かだけど時間が稼げるはず!
イクスの剣とバリヤーがぶつかり、激しく火花を散らす。だが、それも一瞬のことだ。奴の剣はすぐにバリヤーを打ち破って突き進んでくる。
「リーダー!」
「あぁ、任せて!」
リーダーは懐から青い小瓶を取り出し、イクスになげた。その小瓶はイクスの胸の真ん中に当たると砕け散り、中の液体が鎧を水浸しにした。
「そんなモノ、このワシには効かぬ! 小賢しいわ!」
イクスはすっかり調子に乗ったようで、マスクの上に見える目が笑っているように曲がっていた。
「みんな! あのポイントを集中攻撃してくれ!」
リーダーの激が飛ぶ。
さらに迫るイクスの攻撃。俺のバリヤーなど、問題にしない怪力による攻撃は狂風を伴い襲いかかってくる。
相変わらずバリヤーをいとも簡単に叩きわられるが、皆の攻撃は一点に集中し次々と放たれていく。
「ライトニングストーム!」
霞さんの放つ魔法は雷魔法と風魔法の合成術だ。発生した、強力な雷が暴風に乗ってイクスの胸へ飛んでいく。
「ぬりゃりゃりゃりゃりゃ!!!」
エルガの怒涛の連撃が放たれる。拳から放たれる衝撃波はまるで一筋の光になり、イクスの胸へ全て命中していく。
「よし、霞はこのポーション、エルガはこいつで!」
リーダーはポーションをいくつも取り出し、霞さんとエルガになげつける。
「ついでにソウにもコイツをブレゼントだ!」
リーダーが投げつけたポーションが俺の体に当たり、砕けると、中からドロリとした液体が服に染み込んできた。
「こ、これは……?」
一体どんな効果があるのかわからないが、考えている間にまたイクスの攻撃が迫ってくる。
「くっ、バリヤーだ!」
バリヤーの多重展開を張ると同時に、イクスの剣がぶつかる。そして、火花を散らすのだか、今までよりもバリヤーの一枚一枚が長持ちしていた。
「おお!? 持ちこたえてる……のか!」
俺が驚いていると、
「ソウ君のために光属性の魔法を強化するポーションを作っておいたのさ。どうだい?」
リーダーは得意げに言う。今が戦闘中でなければ、無い胸を張って高笑いしていたことだろう。
「凄い効果だ! いつの間にこれほどのものを!」
これには本当に驚いた。イクスの剣はバリヤーを突き破るのに、時間がかかっており、大きな隙を見せることになった。
「ぬうっ! き、貴様。一体なにをしたのだ!」
イクスがバリヤーを壊しきれず、剣とバリヤーの間では、ギャリギャリ! と音がなり、火花も今までにないくらいに激しく飛び散っている。
ここぞとばかりに霞さんの魔法とエルガの拳撃が、イクスの胸を目がけて放たれた。
「ライトニングストーム!」
「ぬうりゃあ~~~!!!」
二人の攻撃がイクスの胸に命中する。
「ぐうお?!」
当たった瞬間、イクスの巨大な体が宙に浮いた。イクスは態勢を崩さず、何とか足で踏ん張るように膝を曲げた状態で堪えた。
「き、貴様等~っ! 一体何をした!」
イクスの目は驚愕に見開いている。
「なあに、アンタの鎧を浸蝕し、劣化させるポーションを塗ったのさ。アンタのご自慢の鎧はもう使い物にならないってわけ。それに合わせてみんなの攻撃力を増やせば、ダメージが通るってワケさ」
「リーダーかっこよすぎ!」
俺は猛烈に感動してる! 以前は一人で神と戦っていたため、倒すのに一日がかりだったりしたのだ。こんなに早くダメージに繋がるなんて……、流石はリーダーだ! マジ尊敬!
「ふふっ、姉さんってば、相変わらずバフの研究に余念がないんだから」
霞さんも納得の笑顔を浮かべている。
「認めざるを得んな。俺の拳がこれほど強化されるとは……」
エルガも少し驚いているふうに見える。自分の拳を見ながら嬉しそうにニヤニヤしていた。
ここまでバリヤーが強化されたんならホーリーソードでも防げるかもしれないな。よし、次は俺も攻撃に参加するぞ!
興奮が高まり闘いは次のステージへと移っていくのであった。
0
お気に入りに追加
240
あなたにおすすめの小説
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
ブラック企業「勇者パーティ」をクビになったら、魔王四天王が嫁になりました。~転職先はホワイト企業な魔王軍〜
歩く、歩く。
ファンタジー
※第12回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。応援ありがとうございました!
勇者に裏切られ、剣士ディックは魔王軍に捕まった。
勇者パーティで劣悪な環境にて酷使された挙句、勇者の保身のために切り捨てられたのだ。
そんな彼の前に現れたのは、亡き母に瓜二つの魔王四天王、炎を操るサキュバス、シラヌイだった。
ディックは母親から深い愛情を受けて育った男である。彼にとって母親は全てであり、一目見た時からシラヌイに母親の影を重ねていた。
シラヌイは愛情を知らないサキュバスである。落ちこぼれ淫魔だった彼女は、死に物狂いの努力によって四天王になったが、反動で自分を傷つける事でしか存在を示せなくなっていた。
スカウトを受け魔王軍に入ったディックは、シラヌイの副官として働く事に。
魔王軍は人間関係良好、福利厚生の整ったホワイトであり、ディックは暖かく迎えられた。
そんな中で彼に支えられ、少しずつ愛情を知るシラヌイ。やがて2人は種族を超えた恋人同士になる。
ただ、一つ問題があるとすれば……
サキュバスなのに、シラヌイは手を触れただけでも狼狽える、ウブな恋愛初心者である事だった。
連載状況
【第一部】いちゃいちゃラブコメ編 完結
【第二部】結ばれる恋人編 完結
【第三部】二人の休息編 完結
【第四部】愛のエルフと力のドラゴン編 完結
【第五部】魔女の監獄編 完結
【第六部】最終章 完結
異世界召喚された俺は余分な子でした
KeyBow
ファンタジー
異世界召喚を行うも本来の人数よりも1人多かった。召喚時にエラーが発生し余分な1人とは召喚に巻き込まれたおっさんだ。そして何故か若返った!また、理由が分からぬまま冤罪で捕らえられ、余分な異分子として処刑の為に危険な場所への放逐を実行される。果たしてその流刑された所から生きて出られるか?己の身に起こったエラーに苦しむ事になる。
サブタイトル
〜異世界召喚されたおっさんにはエラーがあり処刑の為放逐された!しかし真の勇者だった〜
わたくし、前世では世界を救った♂勇者様なのですが?
自転車和尚
ファンタジー
【タイトル】
わたくし、前世では世界を救った♂勇者様なのですが?
〜魔王を倒し世界を救った最強勇者様だったこの俺が二度目の転生で、超絶美少女貴族に生まれ変わってしまった。一体これからどうなる私のTS貴族令嬢人生!?
【あらすじ】
「どうして俺こんな美少女令嬢に生まれ変わってんの?!」
日本の平凡な男子大学生が転生し、異世界『レーヴェンティオラ』を救う運命の勇者様となったのはもう二〇年も前。
この世界を脅かす魔王との最終決戦、終始圧倒するも相打ちとなった俺は死後の世界で転生させてくれた女神様と邂逅する。
彼女は俺の偉業を讃えるとともに、神界へと至る前に女神が管理する別の異世界『マルヴァース』へと転生するように勧めてきた。
前回の反省点から生まれは貴族、勇者としての能力はそのままにというチート状態での転生を受け入れた俺だが、女神様から一つだけ聞いてなかったことがあるんだ……。
目の前の鏡に映る銀髪、エメラルドグリーンの目を持つ超絶美少女……辺境伯家令嬢「シャルロッタ・インテリペリ」が俺自身? どういうことですか女神様!
美少女転生しても勇者としての能力はそのまま、しかも美少女すぎて国中から讃えられる「辺境の翡翠姫(アルキオネ)」なんて愛称までついてしまって……ちょっとわたくし、こんなこと聞いてないんですけど?
そんなシャルロッタが嘆く間も無く、成長するに従ってかけがえの無い仲間との邂逅や、実はこの世界を狙っている邪悪な存在が虎視眈々と世界征服を狙っていることに気がつき勇者としての力を発揮して敵を打ち倒していくけど……こんな化け物じみた力を貴族令嬢が見せたらまずいでしょ!?
一体どうなるの、わたくしのTSご令嬢人生!?
前世は♂勇者様だった最強貴族令嬢の伝説が、今幕を開ける。
※本作は小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに同時掲載を行なっております。
彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り
あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。
しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。
だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。
その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。
―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。
いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を
俺に教えてきた。
―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。
「――――は!?」
俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。
あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。
だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で
有名だった。
恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、
あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。
恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか?
時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。
―――だが、現実は厳しかった。
幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて
出来ずにいた。
......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。
―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。
今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。
......が、その瞬間、
突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり
引き戻されてしまう。
俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が
立っていた。
その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで
こう告げてくる。
―――ここは天国に近い場所、天界です。
そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。
―――ようこそ、天界に勇者様。
...と。
どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る
魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。
んなもん、無理無理と最初は断った。
だが、俺はふと考える。
「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」
そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。
こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。
―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。
幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に
見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと
帰還するのだった。
※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
(完結)私より妹を優先する夫
青空一夏
恋愛
私はキャロル・トゥー。トゥー伯爵との間に3歳の娘がいる。私達は愛し合っていたし、子煩悩の夫とはずっと幸せが続く、そう思っていた。
ところが、夫の妹が離婚して同じく3歳の息子を連れて出戻ってきてから夫は変わってしまった。
ショートショートですが、途中タグの追加や変更がある場合があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる