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第4章 約束
Ⅱ 犬猿の中
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地恵期20年 6月24日
ユーサリア トレイルブレイザーベース 寮内 午前9時00分頃
「あ、今日のアタシのペア、キュアレじゃん。」
翌朝、パトロールの資料を渡されたネリアはそう呟いた。
今日のイーロンとネリアの仕事は、『ブルシネッサ』でのパトロールである。時々発生する街中でのクリーチャーの出現に迅速に対処する為に、開拓に行かない一部の開拓部隊隊員は、二人一組のペアになってパトロールをする事になっている。
ブルシネッサは第7洞窟にある5つの街の中で最も下層に位置しており、2年前から建設が始まったばかりの新しい街でもある。ここの最大の特徴は、鉄鋼などの通常の鉱山資源が豊富に採掘できる点であろう。
今回のネリアのパトロールエリアは、そんなブルシネッサのブイルド区。
豊富な鉄鋼資源を利用して数多くの建物が建設されている発展途上地域である。そんな地区なだけあって市民よりも圧倒的に建設業の関係者が多く、立ち入り禁止区域もそこら中に存在している。最新技術も利用されている近未来的なこの街では鉄と汗の臭いが混ざり合っており、そこら中で従業員の怒号と機械の駆動音が聞こえて来る。
高層ビルやら巨大ショッピングモールやらが建てられようとしているその中でもひと際目を引くのが、完成間近の巨大スタジアム。娯楽の少ない第7洞窟の人にとっては待ちに待ったスポーツの聖地と言っても過言ではないだろう。もちろん屋根など必要ない。
ネリアが指定された目的地に到着すると、そこには既に少女が静かに立っていた。これほどまでに冷たいオーラを放つ彼女を、間違える事は無い。
「あっ!いたいた!あなたがキュアレちゃんだよね!?」
「・・・そう。あなたが今日のペア?」
「ええ、アタシの名前はネリア!私の方が年上なんだから、困ったことがあったら何でも頼って!」
「・・・」
壁など気にも留めずに、相手の心の内側に土足で入り込もうとする元気溌剌なネリアとは対照的に、キュアレは他者に関心を持とうとはしない。そんな2人の温度差を近づけようと、速足で歩くキュアレを追いかけながら、ネリアは持ち前の明るさで様々な話を振る。
「私何歳に見える?」
「知らない。」
「ふふん、私こう見えても21歳なのよん♡そうは見えないでしょ?」
「そうね。」
「キュアレちゃんて髪も肌も綺麗だよねぇ。シャンプーとかどんなの使ってんの?」
「知らない。」
「あ~、お嬢様だからそんなの気にしてないのね?羨ましい~。アタシなんて、まともにお金を稼げなかった時は1年くらいお風呂入れなかったよ。」
「気の毒ね。」
「それにしてもキュアレちゃん、おっぱい大きいねぇ~。何食べたらそんなになるの?」
「覚えてない。」
「やっぱり栄養価の違いかなぁ。子供の頃なんて石とか虫とか食べてたからなぁ。」
「不味そうね。」
「そういえばキュアレちゃんのジェクトって何?ウォータースライスって言ってたから〈水〉?」
「そう。」
「なるほどねぇ。妹が〈火〉だから姉が〈水〉かぁ。センスあるねぇ~。」
その発言と同時に、キュアレの歩きがピタリと止まった。
「えっ、何々!?なんで急に止まったの!?」
先程まで会話を拒否してるようにも見えたキュアレの態度が一転した。抑揚のない言い方で、表情にも一切変化は見られなかった。しかし、明らかにその発言だけには反応している。
「・・・あなた、彼女の事を知っているの?」
妹について話す時、親密な関係にあるはずの妹の事を彼女呼びするするだろうか?という疑念がネリアの脳裏を横切った。
「・・・ま、まあ、初開拓の時に同じ班だったからさ・・・?」
「そう、ならいい。」
それだけ言うと、キュアレは再び同じ調子で歩き始める。
「あー・・・なんかごめんね?死んだ妹さんの話出されても困るよね・・・。アタシそういう配慮苦手だから・・・。そんな悲しい話、やめた方がいいよね・・・・。」
「何故?」
気まずい雰囲気になり謝罪したネリアに、キュアレはただそれだけ答えた。
「・・・えっ?」
「何故その話が悲しいの?」
「いや、だって・・・妹が死んだって悲しい事じゃ・・・?」
「そう?私は全く悲しくなんてなかった。」
「いやいや、姉妹として15年も過ごしてたら悲しいに決まって・・・」
「そういうあなたは悲しかったの?」
そう聞かれて、ネリアは一瞬返答に困った。しかし、あの事件からロビンが心を痛めている事を知っていたが故に、悲しくないなんて口が裂けても言えなかった
「か、悲しいに決まってるでしょ!?」
「あなた達は1~2日しか彼女と会っていないはず。それなのになぜ悲しいの?」
食い気味にキュアレはそう言った。ロビンを侮辱するようなそんな言葉が、ネリアにはとても不快に感じられ、不意に語気が強くなる。
「会った時間は関係ないでしょ!?それを言ったら、なんであなたは15年も一緒に過ごして悲しくないなんて言えるのよ!」
「あなたに私の感情を決めつける権利は無い。悲しくない。それだけ。」
パンッ
キュアレの目の前に立ったネリアは、彼女の頬を平手打ちする。人々が行きかう街の一角で、乾いた音が鳴った。
「あなた、裏の世界で育ったのね。」
「・・・・・っ!」
依然として淡々とした表情でそう言い放つキュアレ。それとは対照的に、ネリアは自分の心を見透かしているかのような彼女の物言いに、ゾッとしていた。
「あなた・・・何でそれを知ってるのよ・・・!」
「ネリアはユーサリアでは有名な窃盗魔の名前。特徴も一致している。それに、あなたのさっきの発言。入浴や食事の話から推測するに、裏の世界での出来事を言っている可能性が高い。」
別にネリアとしても、自分が裏の世界出身である事を故意に隠しているわけではない。しかし彼女にとって癪に障ったのは、家族の死を何とも思わない無神経な彼女によってロビンが間接的に侮辱された挙句、無感情で淡々と事実を突きつけてくるその態度だった。
「だからなんだってのよ・・・っ!私が裏世界出身なのが気に食わない!?こんな汚い人間がお嬢様と話してるのが不快!?」
「いいえ。ただそう思っただけ。」
キュアレは目の前に立ち塞がるネリアを避けて、再びパトロールのルートを歩き始める。表情も、語気も、歩き方も、全て変わらない。まるで一定の動きしかできない機械の様だ。
ネリアはその様子をただ見つめる事しかできず、拳を握りながら立ち尽くしていた。
そんな時だった。
ガァァァァァンンンンッッッッッ!!!!!
鼓膜を破るような激しい音。そのすぐ後に、大量の鉄骨が崩れ落ちて再び巨大な音が街を揺らし、煙が舞った。
「な、何っ!?」
「・・・こちらキュアレ=ワテラロンド。クライスターレのブイルド区にて、クリーチャーと思しき異音を確認。ただちに現場に向かいます。」
冷静に現状を報告したキュアレは、驚くほど速い走りで異音がした方へと向かう。
今の状況をようやく理解したネリアも、不本意ながら彼女の後を追って現場へと向かった。
ユーサリア トレイルブレイザーベース 寮内 午前9時00分頃
「あ、今日のアタシのペア、キュアレじゃん。」
翌朝、パトロールの資料を渡されたネリアはそう呟いた。
今日のイーロンとネリアの仕事は、『ブルシネッサ』でのパトロールである。時々発生する街中でのクリーチャーの出現に迅速に対処する為に、開拓に行かない一部の開拓部隊隊員は、二人一組のペアになってパトロールをする事になっている。
ブルシネッサは第7洞窟にある5つの街の中で最も下層に位置しており、2年前から建設が始まったばかりの新しい街でもある。ここの最大の特徴は、鉄鋼などの通常の鉱山資源が豊富に採掘できる点であろう。
今回のネリアのパトロールエリアは、そんなブルシネッサのブイルド区。
豊富な鉄鋼資源を利用して数多くの建物が建設されている発展途上地域である。そんな地区なだけあって市民よりも圧倒的に建設業の関係者が多く、立ち入り禁止区域もそこら中に存在している。最新技術も利用されている近未来的なこの街では鉄と汗の臭いが混ざり合っており、そこら中で従業員の怒号と機械の駆動音が聞こえて来る。
高層ビルやら巨大ショッピングモールやらが建てられようとしているその中でもひと際目を引くのが、完成間近の巨大スタジアム。娯楽の少ない第7洞窟の人にとっては待ちに待ったスポーツの聖地と言っても過言ではないだろう。もちろん屋根など必要ない。
ネリアが指定された目的地に到着すると、そこには既に少女が静かに立っていた。これほどまでに冷たいオーラを放つ彼女を、間違える事は無い。
「あっ!いたいた!あなたがキュアレちゃんだよね!?」
「・・・そう。あなたが今日のペア?」
「ええ、アタシの名前はネリア!私の方が年上なんだから、困ったことがあったら何でも頼って!」
「・・・」
壁など気にも留めずに、相手の心の内側に土足で入り込もうとする元気溌剌なネリアとは対照的に、キュアレは他者に関心を持とうとはしない。そんな2人の温度差を近づけようと、速足で歩くキュアレを追いかけながら、ネリアは持ち前の明るさで様々な話を振る。
「私何歳に見える?」
「知らない。」
「ふふん、私こう見えても21歳なのよん♡そうは見えないでしょ?」
「そうね。」
「キュアレちゃんて髪も肌も綺麗だよねぇ。シャンプーとかどんなの使ってんの?」
「知らない。」
「あ~、お嬢様だからそんなの気にしてないのね?羨ましい~。アタシなんて、まともにお金を稼げなかった時は1年くらいお風呂入れなかったよ。」
「気の毒ね。」
「それにしてもキュアレちゃん、おっぱい大きいねぇ~。何食べたらそんなになるの?」
「覚えてない。」
「やっぱり栄養価の違いかなぁ。子供の頃なんて石とか虫とか食べてたからなぁ。」
「不味そうね。」
「そういえばキュアレちゃんのジェクトって何?ウォータースライスって言ってたから〈水〉?」
「そう。」
「なるほどねぇ。妹が〈火〉だから姉が〈水〉かぁ。センスあるねぇ~。」
その発言と同時に、キュアレの歩きがピタリと止まった。
「えっ、何々!?なんで急に止まったの!?」
先程まで会話を拒否してるようにも見えたキュアレの態度が一転した。抑揚のない言い方で、表情にも一切変化は見られなかった。しかし、明らかにその発言だけには反応している。
「・・・あなた、彼女の事を知っているの?」
妹について話す時、親密な関係にあるはずの妹の事を彼女呼びするするだろうか?という疑念がネリアの脳裏を横切った。
「・・・ま、まあ、初開拓の時に同じ班だったからさ・・・?」
「そう、ならいい。」
それだけ言うと、キュアレは再び同じ調子で歩き始める。
「あー・・・なんかごめんね?死んだ妹さんの話出されても困るよね・・・。アタシそういう配慮苦手だから・・・。そんな悲しい話、やめた方がいいよね・・・・。」
「何故?」
気まずい雰囲気になり謝罪したネリアに、キュアレはただそれだけ答えた。
「・・・えっ?」
「何故その話が悲しいの?」
「いや、だって・・・妹が死んだって悲しい事じゃ・・・?」
「そう?私は全く悲しくなんてなかった。」
「いやいや、姉妹として15年も過ごしてたら悲しいに決まって・・・」
「そういうあなたは悲しかったの?」
そう聞かれて、ネリアは一瞬返答に困った。しかし、あの事件からロビンが心を痛めている事を知っていたが故に、悲しくないなんて口が裂けても言えなかった
「か、悲しいに決まってるでしょ!?」
「あなた達は1~2日しか彼女と会っていないはず。それなのになぜ悲しいの?」
食い気味にキュアレはそう言った。ロビンを侮辱するようなそんな言葉が、ネリアにはとても不快に感じられ、不意に語気が強くなる。
「会った時間は関係ないでしょ!?それを言ったら、なんであなたは15年も一緒に過ごして悲しくないなんて言えるのよ!」
「あなたに私の感情を決めつける権利は無い。悲しくない。それだけ。」
パンッ
キュアレの目の前に立ったネリアは、彼女の頬を平手打ちする。人々が行きかう街の一角で、乾いた音が鳴った。
「あなた、裏の世界で育ったのね。」
「・・・・・っ!」
依然として淡々とした表情でそう言い放つキュアレ。それとは対照的に、ネリアは自分の心を見透かしているかのような彼女の物言いに、ゾッとしていた。
「あなた・・・何でそれを知ってるのよ・・・!」
「ネリアはユーサリアでは有名な窃盗魔の名前。特徴も一致している。それに、あなたのさっきの発言。入浴や食事の話から推測するに、裏の世界での出来事を言っている可能性が高い。」
別にネリアとしても、自分が裏の世界出身である事を故意に隠しているわけではない。しかし彼女にとって癪に障ったのは、家族の死を何とも思わない無神経な彼女によってロビンが間接的に侮辱された挙句、無感情で淡々と事実を突きつけてくるその態度だった。
「だからなんだってのよ・・・っ!私が裏世界出身なのが気に食わない!?こんな汚い人間がお嬢様と話してるのが不快!?」
「いいえ。ただそう思っただけ。」
キュアレは目の前に立ち塞がるネリアを避けて、再びパトロールのルートを歩き始める。表情も、語気も、歩き方も、全て変わらない。まるで一定の動きしかできない機械の様だ。
ネリアはその様子をただ見つめる事しかできず、拳を握りながら立ち尽くしていた。
そんな時だった。
ガァァァァァンンンンッッッッッ!!!!!
鼓膜を破るような激しい音。そのすぐ後に、大量の鉄骨が崩れ落ちて再び巨大な音が街を揺らし、煙が舞った。
「な、何っ!?」
「・・・こちらキュアレ=ワテラロンド。クライスターレのブイルド区にて、クリーチャーと思しき異音を確認。ただちに現場に向かいます。」
冷静に現状を報告したキュアレは、驚くほど速い走りで異音がした方へと向かう。
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