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第4章 約束
Ⅰ お見舞い
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地恵期20年 6月23日
フロンティア50km地点 午後19時00分頃
━━━━━「ウォータースライス」━━━━━
透き通るような静かな囁きと共に、流水の刃が激しく踊った。
イーロン達を襲った{アージルカイオーティ}の群れが、次々と両断されていく。
「すげぇ、中級クリーチャーの中でも強い部類に入るアージルカイオーティの群れを、一瞬で全滅させやがった・・・!」
「これがエボリテス=ワテラロンドの娘、『キュアレ=ワテラロンド』の力か・・・。」
蜘蛛型クリーチャーの一件から2か月が経ち、完全回復したイーロンとネリアは、いつものようにトレイルブレイザーとして開拓を続けていた。
「あの子がエボリテス=ワテラロンドの娘ってことは、つまりファレムの姉でもあるってこと?」
「そうだな。でもこうして見ると、とてもあの2人が姉妹だとは思えねぇよな。戦闘力も性格も全然ちげぇ。」
キュアレ=ワテラロンド 18歳
ワテラロンド家の令嬢であり、ファレム=ワテラロンドの実の姉。
長く艶やかな黒髪と、妖精のような美貌が特徴的で、スリムな体型の一方で胸部は豊満である。口を開く事は少ないが、その上品な佇まいに魅了される男性は非常に多く、お見合いの申し出は後を絶たない。
「ネリアは覚えてねぇだろうけど、二次試験の会場の一つで、9割のクリーチャーがたった一人の人物に討伐されたっていう出来事があったんだ。どうやら、その人物ってのがアイツらしい。」
「ふ~ん・・・。つまりめちゃめちゃ強いって事ね?」
「ああ。ハチャメチャのドチャクソに強いって事だ。」
彼女の圧倒的な強さに班全体が感心していると、班長の『ジョット=スニペル』がボソッと呟いた。
「目的地到着。負傷者2人。死亡者0人。任務完了。帰還。」
その指示とも言えぬ言葉と共に、ジョット班長は帰還用人体転送デバイス『ムーブメント』を手に取り、1人でトレイルブレイザーベースへと帰還していった。
「それにしてもあのジョット班長って人、指示が適当・・・ってより、口数少なすぎない?ゴール地点に着いて開拓が終わったとはいえ、ほとんど無言で帰っちゃうじゃん?」
ネリアのその言葉に、イーロンも頷きながら返事をする。
「適当というか淡白というか・・・。まあ、強いし仕事もちゃんとしてるからいいんじゃね?」
トレイルブレイザーの開拓は、一度に50km進むか、2日経過した時点で終了となる。終了時には、研究部隊が次回の開拓の為に現在の座標をムーブメントに設定し、開拓部隊と治癒部隊が簡易的なベースキャンプを設営する。そして最後に班長が諸々の報告を無線で報告する事で、初めて本部から帰還が許可される。
イーロン達はその作業中にアージルカイオーティの群れに襲われたのだ。
「確かにいくら無口とはいえ、もう少しちゃんとした報告するなり、俺達に労いの一言二言かけるなりしてくれてもいいとは思うけどな。」
「その点、ペネトラ班長とかはちゃんとやってくれそうよね。あれからクビになっちゃったらしいけど、今頃元気にしてるかなぁ?」
そう言って、ネリアは思い出を回顧するように天を仰いだ。
その景色はどこに行っても変わらず、真っ暗な土の空があるだけだった。
トレイルブレイザーベース地下2階。
そこには、デバイスを使った隊員が転送される転送室がある。近くにはシャワールームやベッドルームなどが完備されており、開拓で疲れた隊員達を癒してくれる設備が整っている。また、負傷した隊員がすぐに治療を受けられるように、ユーサリア大学病院と直通の地下通路も存在している。
ピッ
ガコンッ
「はい、イーロン。」
「おっ、コーラか。サンキュー。」
ネリアから缶コーラを受け取ったイーロンがベンチに座ると、缶コーヒーを持ったネリアもその隣に座った。
「本当はコーヒーにしようかと思ったんだけど、お子ちゃまには飲めないかなと思ってコーラにしたの。そっちの方がよかったでしょ?」
「うっせぇバァーカ。余計なお世話だ。」
意地悪な笑みを浮かべるネリアに対し、イーロンはあしらうように無表情でそう返した。その反応を見てつまらなさそうにするネリアは缶コーヒー、もといカフェオレを一口飲むと、再びイーロンに話しかけた。
「それにしても、ロビンはまだ退院できないのかなぁ?」
「傷は元々ほぼ回復してたから、2か月もすりゃ治るはずなんだけどな。」
「それもそうだけど、ロビンが受けた傷は身体だけじゃないから・・・。」
「・・・そうだな。」
2人は2か月前の初開拓の日を思い出していた。
蜘蛛型クリーチャーの出現と、そのあまりに凶悪な強さ。そしてそれによって死んでしまった人達。あの惨状を最も近くで目撃したのは、他でもないロビン本人だ。
「あれは・・・酷い一日だったね。」
「たくさんの人が死んで、ファレムも死んだ。ロビンにとっちゃ、塞ぎ込むのは無理もない。」
「・・・・・」
しばしの沈黙が流れる。
気まずい雰囲気を壊そうと、イーロンは立ち上がった。
「ま、今日もあいつのお見舞いに行ってやるか。」
「そうね。私の可愛い顔を見ればすべて忘れられるかもだしね♡」
イーロンはネリアの言葉を無視しながら、病院へと繋がる地下通路へ向かった。
ガラガラッ
病室のドアが開いた。誰が来てくれたかはなんとなく分かるけど、読んでいた本を閉じてドアの方に視線を向けてみた。
「よお、ロビン!調子はどうだ?」
ネリアとイーロン、予想通りの2人組だった。
「調子はぼちぼちかなぁ。それより2人とも、忙しいのにいつもお見舞いに来てくれてありがとうね。」
「何言ってんのよ、来たいから来てるの。感謝されるものでもないわ。」
2人はトレイルブレイザーの仕事が無い時は大体ここに寄ってくれる。2人が来ると嫌に閑散としているこの病室も急に騒がしくなり、僕からしてもいい刺激になっているのは確かだ。
「そういえば、今日初めてキュアレ=ワテラロンドって奴と同じ班になってよ。あいつの戦いぶりがマジで凄くてさぁ・・・」
「キュアレ=ワテラロンド・・・ってことは、ファレムのお姉さんだよね?どんな人だったの?」
ファレムとの話で、そのお姉さんの事を聞いたことがある。いつもファレムの事を気にかけてくれる優しいお姉さんだったらしい。
「ほら、合否発表の時に黒髪ロングの女の人いただろ?試験でクリーチャーの9割倒したっていう。あの人がキュアレだよ。」
そう言われて、僕はその人の姿を思い出してみる。あの時見た彼女は、誰も近寄らせない冷たいオーラを放っていたはずだ。ファレムから聞いた人物像とはかけ離れているような気がして、僕は妙に違和感を覚えた。
「あの人がキュアレさんなんだ・・・。ちょっと意外だなぁ。」
ガラガラッ
そんなありきたりな会話をしていると、再び病室のドアが開いた。
「おう、ロビン!見舞いに来たぜ!」
「あ、ライデンさん!お久しぶりです!」
私服姿のライデン隊長に頭を軽く下げる。すると、ライデン隊長は少しびっくりしたような表情で僕達の事を見た。
「おっ、先客がいたか。この子達もトレイルブレイザーか?」
「はい。開拓部隊のイーロンとネリアです。2人は知ってるかもだけど、この方はライデン隊長。開拓部隊の隊長だよ。」
ピンと来てなさそうにポカンとするネリアの横で、イーロンが目を丸くして僕とライデン隊長の顔を交互に見ている。
「え、絶対的勝者って呼ばれてるあのライデン隊長!?いつの間にロビンと仲良くなった・・・んですか!?」
「ああ、蜘蛛型クリーチャーと戦ってる時に出会ったきり、様子を見る為にたまに会ってたんだよ。」
イーロンの使い慣れていなさそうな敬語は気にも留めず、ライデン隊長は思い出したかのようにポケットから何かを取り出した。
「そういえば暇潰しにと思ってトランプでも持ってきたんだ。4人でやってみるか?」
「いいですね!やりましょう!」
ライデン隊長の提案に乗った僕達は、色んなことを話しながら1時間ほどトランプで遊んだ。
それは取るに足らない、ありふれた日常の光景だったけれど、それでもこんな何気ないことが出来るのは幸せだと思ったし、この平和な瞬間がいつまでも続けばいいのにと、心の底から願った。
でも同時に、こんな何気ない幸せがあるからこそ失った時に辛くなる。そう思うと、無意識に嫌な妄想をしてしまった━━━━━━。
フロンティア50km地点 午後19時00分頃
━━━━━「ウォータースライス」━━━━━
透き通るような静かな囁きと共に、流水の刃が激しく踊った。
イーロン達を襲った{アージルカイオーティ}の群れが、次々と両断されていく。
「すげぇ、中級クリーチャーの中でも強い部類に入るアージルカイオーティの群れを、一瞬で全滅させやがった・・・!」
「これがエボリテス=ワテラロンドの娘、『キュアレ=ワテラロンド』の力か・・・。」
蜘蛛型クリーチャーの一件から2か月が経ち、完全回復したイーロンとネリアは、いつものようにトレイルブレイザーとして開拓を続けていた。
「あの子がエボリテス=ワテラロンドの娘ってことは、つまりファレムの姉でもあるってこと?」
「そうだな。でもこうして見ると、とてもあの2人が姉妹だとは思えねぇよな。戦闘力も性格も全然ちげぇ。」
キュアレ=ワテラロンド 18歳
ワテラロンド家の令嬢であり、ファレム=ワテラロンドの実の姉。
長く艶やかな黒髪と、妖精のような美貌が特徴的で、スリムな体型の一方で胸部は豊満である。口を開く事は少ないが、その上品な佇まいに魅了される男性は非常に多く、お見合いの申し出は後を絶たない。
「ネリアは覚えてねぇだろうけど、二次試験の会場の一つで、9割のクリーチャーがたった一人の人物に討伐されたっていう出来事があったんだ。どうやら、その人物ってのがアイツらしい。」
「ふ~ん・・・。つまりめちゃめちゃ強いって事ね?」
「ああ。ハチャメチャのドチャクソに強いって事だ。」
彼女の圧倒的な強さに班全体が感心していると、班長の『ジョット=スニペル』がボソッと呟いた。
「目的地到着。負傷者2人。死亡者0人。任務完了。帰還。」
その指示とも言えぬ言葉と共に、ジョット班長は帰還用人体転送デバイス『ムーブメント』を手に取り、1人でトレイルブレイザーベースへと帰還していった。
「それにしてもあのジョット班長って人、指示が適当・・・ってより、口数少なすぎない?ゴール地点に着いて開拓が終わったとはいえ、ほとんど無言で帰っちゃうじゃん?」
ネリアのその言葉に、イーロンも頷きながら返事をする。
「適当というか淡白というか・・・。まあ、強いし仕事もちゃんとしてるからいいんじゃね?」
トレイルブレイザーの開拓は、一度に50km進むか、2日経過した時点で終了となる。終了時には、研究部隊が次回の開拓の為に現在の座標をムーブメントに設定し、開拓部隊と治癒部隊が簡易的なベースキャンプを設営する。そして最後に班長が諸々の報告を無線で報告する事で、初めて本部から帰還が許可される。
イーロン達はその作業中にアージルカイオーティの群れに襲われたのだ。
「確かにいくら無口とはいえ、もう少しちゃんとした報告するなり、俺達に労いの一言二言かけるなりしてくれてもいいとは思うけどな。」
「その点、ペネトラ班長とかはちゃんとやってくれそうよね。あれからクビになっちゃったらしいけど、今頃元気にしてるかなぁ?」
そう言って、ネリアは思い出を回顧するように天を仰いだ。
その景色はどこに行っても変わらず、真っ暗な土の空があるだけだった。
トレイルブレイザーベース地下2階。
そこには、デバイスを使った隊員が転送される転送室がある。近くにはシャワールームやベッドルームなどが完備されており、開拓で疲れた隊員達を癒してくれる設備が整っている。また、負傷した隊員がすぐに治療を受けられるように、ユーサリア大学病院と直通の地下通路も存在している。
ピッ
ガコンッ
「はい、イーロン。」
「おっ、コーラか。サンキュー。」
ネリアから缶コーラを受け取ったイーロンがベンチに座ると、缶コーヒーを持ったネリアもその隣に座った。
「本当はコーヒーにしようかと思ったんだけど、お子ちゃまには飲めないかなと思ってコーラにしたの。そっちの方がよかったでしょ?」
「うっせぇバァーカ。余計なお世話だ。」
意地悪な笑みを浮かべるネリアに対し、イーロンはあしらうように無表情でそう返した。その反応を見てつまらなさそうにするネリアは缶コーヒー、もといカフェオレを一口飲むと、再びイーロンに話しかけた。
「それにしても、ロビンはまだ退院できないのかなぁ?」
「傷は元々ほぼ回復してたから、2か月もすりゃ治るはずなんだけどな。」
「それもそうだけど、ロビンが受けた傷は身体だけじゃないから・・・。」
「・・・そうだな。」
2人は2か月前の初開拓の日を思い出していた。
蜘蛛型クリーチャーの出現と、そのあまりに凶悪な強さ。そしてそれによって死んでしまった人達。あの惨状を最も近くで目撃したのは、他でもないロビン本人だ。
「あれは・・・酷い一日だったね。」
「たくさんの人が死んで、ファレムも死んだ。ロビンにとっちゃ、塞ぎ込むのは無理もない。」
「・・・・・」
しばしの沈黙が流れる。
気まずい雰囲気を壊そうと、イーロンは立ち上がった。
「ま、今日もあいつのお見舞いに行ってやるか。」
「そうね。私の可愛い顔を見ればすべて忘れられるかもだしね♡」
イーロンはネリアの言葉を無視しながら、病院へと繋がる地下通路へ向かった。
ガラガラッ
病室のドアが開いた。誰が来てくれたかはなんとなく分かるけど、読んでいた本を閉じてドアの方に視線を向けてみた。
「よお、ロビン!調子はどうだ?」
ネリアとイーロン、予想通りの2人組だった。
「調子はぼちぼちかなぁ。それより2人とも、忙しいのにいつもお見舞いに来てくれてありがとうね。」
「何言ってんのよ、来たいから来てるの。感謝されるものでもないわ。」
2人はトレイルブレイザーの仕事が無い時は大体ここに寄ってくれる。2人が来ると嫌に閑散としているこの病室も急に騒がしくなり、僕からしてもいい刺激になっているのは確かだ。
「そういえば、今日初めてキュアレ=ワテラロンドって奴と同じ班になってよ。あいつの戦いぶりがマジで凄くてさぁ・・・」
「キュアレ=ワテラロンド・・・ってことは、ファレムのお姉さんだよね?どんな人だったの?」
ファレムとの話で、そのお姉さんの事を聞いたことがある。いつもファレムの事を気にかけてくれる優しいお姉さんだったらしい。
「ほら、合否発表の時に黒髪ロングの女の人いただろ?試験でクリーチャーの9割倒したっていう。あの人がキュアレだよ。」
そう言われて、僕はその人の姿を思い出してみる。あの時見た彼女は、誰も近寄らせない冷たいオーラを放っていたはずだ。ファレムから聞いた人物像とはかけ離れているような気がして、僕は妙に違和感を覚えた。
「あの人がキュアレさんなんだ・・・。ちょっと意外だなぁ。」
ガラガラッ
そんなありきたりな会話をしていると、再び病室のドアが開いた。
「おう、ロビン!見舞いに来たぜ!」
「あ、ライデンさん!お久しぶりです!」
私服姿のライデン隊長に頭を軽く下げる。すると、ライデン隊長は少しびっくりしたような表情で僕達の事を見た。
「おっ、先客がいたか。この子達もトレイルブレイザーか?」
「はい。開拓部隊のイーロンとネリアです。2人は知ってるかもだけど、この方はライデン隊長。開拓部隊の隊長だよ。」
ピンと来てなさそうにポカンとするネリアの横で、イーロンが目を丸くして僕とライデン隊長の顔を交互に見ている。
「え、絶対的勝者って呼ばれてるあのライデン隊長!?いつの間にロビンと仲良くなった・・・んですか!?」
「ああ、蜘蛛型クリーチャーと戦ってる時に出会ったきり、様子を見る為にたまに会ってたんだよ。」
イーロンの使い慣れていなさそうな敬語は気にも留めず、ライデン隊長は思い出したかのようにポケットから何かを取り出した。
「そういえば暇潰しにと思ってトランプでも持ってきたんだ。4人でやってみるか?」
「いいですね!やりましょう!」
ライデン隊長の提案に乗った僕達は、色んなことを話しながら1時間ほどトランプで遊んだ。
それは取るに足らない、ありふれた日常の光景だったけれど、それでもこんな何気ないことが出来るのは幸せだと思ったし、この平和な瞬間がいつまでも続けばいいのにと、心の底から願った。
でも同時に、こんな何気ない幸せがあるからこそ失った時に辛くなる。そう思うと、無意識に嫌な妄想をしてしまった━━━━━━。
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