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第2章 たった一日だけの恋
Ⅴ その一撃は、光と共に。その一撃は、君と共に。
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地恵期20年 4月16日
フロンティア 25km地点 午前3時30分頃
━━━━━尻尾の先端が大きく開き、穴のようになる。
その瞬間、漆黒の液体が周りにいた隊員達めがけて勢いよく放出された。
液体を浴びた数人の隊員の体が瞬く間に紫に染まり、断末魔をあげる慈悲も与えずに、その血を、肉を、骨を腐敗させてゆく。
「おい・・・なんだよこれ・・・・・!」
スホルズンに攻撃しようとしていたイーロンが目を見開く。
さっきまで一緒に戦っていた仲間達の血肉が途端に崩れ落ち、彼の足元を濡らす。
茫然と、ただ茫然とその光景を眺めていた。
「危ない!!」
ネリアが全速力でダッシュし、イーロンをギリギリの所で救助する。
スホルズンの毒がイーロンのアクセサリーを掠めたかと思うと、みるみる内に灰と化した。
ザザザザザ・・・
「ネ、ネリアか・・・?」
「ボーっとしない!早く逃げるよ!」
「あ、あぁ・・・!」
「何なのよあれ・・・!」
その様子を見ていたファレムは、いとも簡単に人を殺していく化け物の姿を見て、身体を震わせ、動けずにいた。
「多分、本来直接獲物に流し入れる毒を、尻尾を変形させて放出してるんだ・・・。ここも危ないかもしれない。早く身を隠そう!」
僕はファレムの手を引いて、班長達が隠れている岩場の陰に向かう。
その時、誰かが僕の足を掴んだ。
「━━━━━━━━━━━━━」
「ケテ・・・。タスケ・・・テ・・・。タ・・スケ・・・。」
不幸なことに、毒を直撃しても尚意識が残ってしまったようだ。
全身が紫に染まり、髪は抜け、肉は溶け、本来目があったはずの場所にソレは無かった。
それでも尚死にきれず、かつてないほどの苦しみに悶えながらも、地を這いつくばって必死に助けを乞うているのだろう。
だが、誰がどう見ても、彼(彼女)はこの状況から助からないことは明らかだった。
唇を嚙み締めて、震える手を握り締めて、溢れる涙を抑えて、僕はその手を
━━━━━━━━━━振りほどく。
「・・・・・行こう。」
先程よりも強い力で、僕はファレムの手を引き、全力で走った。
「ハァ、ハァ・・・。何とか隠れられたけど、このままじゃみんなやられる・・・。」
「なんで帰還用のデバイスで撤退しないの!?みんな逃げればいいじゃない!」
涙目になってファレムはそう訴える。
「それは駄目だ。」
「どうして!?」
「まだ拠点にこの事を知らない治癒部隊や研究部隊が残ってる。今僕達が帰還しても、次は残された隊員達が餌食になる可能性がある。彼らへの連絡手段も向こうに置いてきたから、ここから連絡することも出来ない・・・。つまり、今ここであいつを倒すか、僕達が全滅するか。その二択だ・・・。」
そう言ってみたものの、我ながら酷い二択だ。
あんな奴、この状況でどうやっても倒せるわけない。
スホルズンがこちらに向かってきている。
動きが遅いとはいえ、僕達が全滅するのも時間の問題か。
「全滅って・・・!あんなのどうすればいいのよ!ただでさえ装甲が硬いのに、あんなことされたら近づけないじゃない!」
「まだ、可能性はあります。」
数メートル後ろから、聞き覚えのある声がした。
ペネトラ班長だ。
どうやらこの会話が聞こえていたらしい。
「私の全力の攻撃が決まれば、装甲ごと破壊することは可能です。しかしワテラロンド隊員の言う通り、毒を放出されている以上近づくことが出来ません。そこで、遠距離からの攻撃が出来る皆さんの力が必要です。あの尻尾さえ撃ち抜ければ、私が命に代えても討伐します。どうか、皆さんの力をお貸ししていただけないでしょうか。」
涙交じりの声で、彼女はそう言った。
岩場から顔を出すだけでも十分に死ぬ可能性があるというのに、無茶なお願いだ。
でも・・・
「仕方ねえ。やってやろうぜ!」
「あぁ、今回の開拓じゃ出番なかったしな!」
「私も・・・こんな所で死にたくないもの!」
周りから隊員達の声が聞こえてくる。
僕の口元から、思わず笑みがこぼれる。
「頑張ろう。ファレム。」
「う・・・うん。」
相変わらず不安そうな返事だけれど、彼女も岩から顔を出してサラマンダーを構える。
「総員、撃てぇ!!!」
それから何秒経っただろう。
数十秒しか経過していないはずだが、僕には射撃を始めてからの時間がとても長く感じた。
周囲から、焦りと苛立ちと諦めの声がぽつりぽつりと漏れ出してくる。
スホルズンは全身がとてつもなく硬い。
それは知っていたつもりだった。
だが、ただでさえ攻撃が回避されて尻尾に当たらないのに、もし当たっても装甲が硬すぎて傷一つついている様子が無い。
緊張と焦燥が、僕の手元を狂わせる。
試験で起こったあの一撃が発動すれば或いは・・・。
しかし、そんな予感もまるでない。
あと1分もすれば、奴の毒の射程圏内だ。
何度弓を引いても、あの時の感覚は蘇らない。
そんな時、ふと隣にいるファレムの姿が目に入る。
サラマンダーの後部にあるギアを回しているようだ。
「これ・・・もしかしたら、あいつの尻尾を破壊できるかもしれない・・・。」
ファレムがそう呟く。
「本当に!?なら早く・・・」
「でも・・・私が撃ってもきっと当たらない・・・。」
「・・・何で・・・?」
「サラマンダーは、ギアを回して銃口を小さくすることで熱光線を出せるの。それなら普通の火炎弾の何倍もの威力になるから、もしかしたらって・・・。でも、このモードにするとコントロールが難しくなるから、私が的に当てられたことは一度もなかった。動かない的にも当てられないのに、あれじゃきっと・・・・・。」
ファレムは、今にも泣きだしそうな頼りない声でそう言った。
そんな彼女の手は、震えている。
「・・・なら・・・」
僕は無意識のうちに、サラマンダーの引き金を持つ彼女の手に、そっと自分の手を重ねた。
「2人で撃とう。」
「えっ、ちょ・・・」
「大丈夫、僕がいるから落ち着いて。必ず当たるから。」
僕は彼女に、体を寄せ付ける。
目標は遂に僕達の20m圏内に入り、既に毒の射程圏内だ。
隠れている岩が溶け出し、異臭が漂う。
周りの隊員達の攻撃は止み、怯え泣き出し、別れを告げる声も聞こえる。
(これを外せばきっと・・・)
彼女の胸の鼓動が聞こえる。
彼女の体の熱を感じる。
彼女の震えを包む。
「・・・行くよ。」
「・・・うん。」
━━━━━━「「フレイムレイ」」━━━━━━
重ねた声と共に、引き金を引く。
走る熱が光となって、空気を揺らす。
その一撃は何よりも速く、ただ目標のみをめがける。
放たれた一撃は目標に直撃し、その肉を黒く、焦がす。
攻撃が止んだ。
刹那、洞窟の天井から、目標をめがけ直進する一筋の光が見えた。
垂直に目標の中心を狙う、薄い緑の一筋の光が。
(クィリネス隊員、ワテラロンド隊員、感謝します。)
━━━━━「一点貫殺 バーティカルストライク!!!!!」━━━━━
シャキィィィィィンッッッ!!!
垂直に振り下ろされた鋭い光の鉄槌は、音を追い越して洞窟を輝かせる。
一歩遅れて響いた音は、血肉ある生物を貫いた鈍い音ではなく、何も貫いていないのではないかという程に綺麗で繊細な、光と金属の音だった。
フロンティア 25km地点 午前3時30分頃
━━━━━尻尾の先端が大きく開き、穴のようになる。
その瞬間、漆黒の液体が周りにいた隊員達めがけて勢いよく放出された。
液体を浴びた数人の隊員の体が瞬く間に紫に染まり、断末魔をあげる慈悲も与えずに、その血を、肉を、骨を腐敗させてゆく。
「おい・・・なんだよこれ・・・・・!」
スホルズンに攻撃しようとしていたイーロンが目を見開く。
さっきまで一緒に戦っていた仲間達の血肉が途端に崩れ落ち、彼の足元を濡らす。
茫然と、ただ茫然とその光景を眺めていた。
「危ない!!」
ネリアが全速力でダッシュし、イーロンをギリギリの所で救助する。
スホルズンの毒がイーロンのアクセサリーを掠めたかと思うと、みるみる内に灰と化した。
ザザザザザ・・・
「ネ、ネリアか・・・?」
「ボーっとしない!早く逃げるよ!」
「あ、あぁ・・・!」
「何なのよあれ・・・!」
その様子を見ていたファレムは、いとも簡単に人を殺していく化け物の姿を見て、身体を震わせ、動けずにいた。
「多分、本来直接獲物に流し入れる毒を、尻尾を変形させて放出してるんだ・・・。ここも危ないかもしれない。早く身を隠そう!」
僕はファレムの手を引いて、班長達が隠れている岩場の陰に向かう。
その時、誰かが僕の足を掴んだ。
「━━━━━━━━━━━━━」
「ケテ・・・。タスケ・・・テ・・・。タ・・スケ・・・。」
不幸なことに、毒を直撃しても尚意識が残ってしまったようだ。
全身が紫に染まり、髪は抜け、肉は溶け、本来目があったはずの場所にソレは無かった。
それでも尚死にきれず、かつてないほどの苦しみに悶えながらも、地を這いつくばって必死に助けを乞うているのだろう。
だが、誰がどう見ても、彼(彼女)はこの状況から助からないことは明らかだった。
唇を嚙み締めて、震える手を握り締めて、溢れる涙を抑えて、僕はその手を
━━━━━━━━━━振りほどく。
「・・・・・行こう。」
先程よりも強い力で、僕はファレムの手を引き、全力で走った。
「ハァ、ハァ・・・。何とか隠れられたけど、このままじゃみんなやられる・・・。」
「なんで帰還用のデバイスで撤退しないの!?みんな逃げればいいじゃない!」
涙目になってファレムはそう訴える。
「それは駄目だ。」
「どうして!?」
「まだ拠点にこの事を知らない治癒部隊や研究部隊が残ってる。今僕達が帰還しても、次は残された隊員達が餌食になる可能性がある。彼らへの連絡手段も向こうに置いてきたから、ここから連絡することも出来ない・・・。つまり、今ここであいつを倒すか、僕達が全滅するか。その二択だ・・・。」
そう言ってみたものの、我ながら酷い二択だ。
あんな奴、この状況でどうやっても倒せるわけない。
スホルズンがこちらに向かってきている。
動きが遅いとはいえ、僕達が全滅するのも時間の問題か。
「全滅って・・・!あんなのどうすればいいのよ!ただでさえ装甲が硬いのに、あんなことされたら近づけないじゃない!」
「まだ、可能性はあります。」
数メートル後ろから、聞き覚えのある声がした。
ペネトラ班長だ。
どうやらこの会話が聞こえていたらしい。
「私の全力の攻撃が決まれば、装甲ごと破壊することは可能です。しかしワテラロンド隊員の言う通り、毒を放出されている以上近づくことが出来ません。そこで、遠距離からの攻撃が出来る皆さんの力が必要です。あの尻尾さえ撃ち抜ければ、私が命に代えても討伐します。どうか、皆さんの力をお貸ししていただけないでしょうか。」
涙交じりの声で、彼女はそう言った。
岩場から顔を出すだけでも十分に死ぬ可能性があるというのに、無茶なお願いだ。
でも・・・
「仕方ねえ。やってやろうぜ!」
「あぁ、今回の開拓じゃ出番なかったしな!」
「私も・・・こんな所で死にたくないもの!」
周りから隊員達の声が聞こえてくる。
僕の口元から、思わず笑みがこぼれる。
「頑張ろう。ファレム。」
「う・・・うん。」
相変わらず不安そうな返事だけれど、彼女も岩から顔を出してサラマンダーを構える。
「総員、撃てぇ!!!」
それから何秒経っただろう。
数十秒しか経過していないはずだが、僕には射撃を始めてからの時間がとても長く感じた。
周囲から、焦りと苛立ちと諦めの声がぽつりぽつりと漏れ出してくる。
スホルズンは全身がとてつもなく硬い。
それは知っていたつもりだった。
だが、ただでさえ攻撃が回避されて尻尾に当たらないのに、もし当たっても装甲が硬すぎて傷一つついている様子が無い。
緊張と焦燥が、僕の手元を狂わせる。
試験で起こったあの一撃が発動すれば或いは・・・。
しかし、そんな予感もまるでない。
あと1分もすれば、奴の毒の射程圏内だ。
何度弓を引いても、あの時の感覚は蘇らない。
そんな時、ふと隣にいるファレムの姿が目に入る。
サラマンダーの後部にあるギアを回しているようだ。
「これ・・・もしかしたら、あいつの尻尾を破壊できるかもしれない・・・。」
ファレムがそう呟く。
「本当に!?なら早く・・・」
「でも・・・私が撃ってもきっと当たらない・・・。」
「・・・何で・・・?」
「サラマンダーは、ギアを回して銃口を小さくすることで熱光線を出せるの。それなら普通の火炎弾の何倍もの威力になるから、もしかしたらって・・・。でも、このモードにするとコントロールが難しくなるから、私が的に当てられたことは一度もなかった。動かない的にも当てられないのに、あれじゃきっと・・・・・。」
ファレムは、今にも泣きだしそうな頼りない声でそう言った。
そんな彼女の手は、震えている。
「・・・なら・・・」
僕は無意識のうちに、サラマンダーの引き金を持つ彼女の手に、そっと自分の手を重ねた。
「2人で撃とう。」
「えっ、ちょ・・・」
「大丈夫、僕がいるから落ち着いて。必ず当たるから。」
僕は彼女に、体を寄せ付ける。
目標は遂に僕達の20m圏内に入り、既に毒の射程圏内だ。
隠れている岩が溶け出し、異臭が漂う。
周りの隊員達の攻撃は止み、怯え泣き出し、別れを告げる声も聞こえる。
(これを外せばきっと・・・)
彼女の胸の鼓動が聞こえる。
彼女の体の熱を感じる。
彼女の震えを包む。
「・・・行くよ。」
「・・・うん。」
━━━━━━「「フレイムレイ」」━━━━━━
重ねた声と共に、引き金を引く。
走る熱が光となって、空気を揺らす。
その一撃は何よりも速く、ただ目標のみをめがける。
放たれた一撃は目標に直撃し、その肉を黒く、焦がす。
攻撃が止んだ。
刹那、洞窟の天井から、目標をめがけ直進する一筋の光が見えた。
垂直に目標の中心を狙う、薄い緑の一筋の光が。
(クィリネス隊員、ワテラロンド隊員、感謝します。)
━━━━━「一点貫殺 バーティカルストライク!!!!!」━━━━━
シャキィィィィィンッッッ!!!
垂直に振り下ろされた鋭い光の鉄槌は、音を追い越して洞窟を輝かせる。
一歩遅れて響いた音は、血肉ある生物を貫いた鈍い音ではなく、何も貫いていないのではないかという程に綺麗で繊細な、光と金属の音だった。
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