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拠点到着!!
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「えっ!?そうなの?」
ユーリとシャーの話を皆で聞きいている中、アリアは不意に自分に向けられた忠告を耳にして、余計に大袈裟な反応になってしまった。
初心者としては、脅威が増す内容の忠告で、それまでの一般認識を覆され、更に話に聞き入って油断した所へ、自分を名指しされて忠告されたのだ。
お陰で声が少し裏返った。
その瞬間、皆の空気に微妙な間が空く。
「アリアがこんなに驚くのって、珍しい気がするね」
エリーゼが、自分の反応に恥ずかしさを覚えて赤くなり始めたアリアを茶化した。
「ほんとだな」
クスッと笑うシャー。
「最初はクールなネエちゃんかと思ってたら、ちっとは怖がる所もあるんだなぁ!」
ギャハハと品の無い笑いをするハンプだが、ハンプの言葉に皆の抑えていた笑顔が解放された。
「ったく。あたしだってイタイケな乙女なんだけど」
そんな笑いも悪くない。
恥ずかしさの中にも、他の人と笑い合う事の暖かさを感じたアリアは、皆の笑いに自虐的なジョークを被せた。
「そういえば、アリアって歳は幾つなん?」
ユーリが、この場の空気に乗って、そんな事を聞く。
その瞬間、シャーとハンプ、エリーゼの3人には緊張が走った。
女性に歳を聞くのは失礼だ。
ならず者のハンプでさえ、その常識を踏まえて圧し殺してきた質問だった。
「22よ。普通、レディーに男が歳を聞くなんて、とか思ってたけど、ユーリはなんか嫌な感じしないし、今回は許して教えてあげる」
割りとすんなり答えたアリアに、皆の肩から力が抜ける。
「大人の女性だな」
脱力感に吐き出す息と共に、シャーが呟く。
すると、アリアは更に口を開いた。
「あたし、短大出て社会人2年目なんだけど、学生時代から、今の会社でも人付き合いが苦手でさ。ここでユーリ達に会えたのは、レアレシピを見つけた以上に幸運だったのかもね」
本当は人と話すのは嫌いじゃなくて、ただ、周りに恵まれなかっただけだったのかもしれない。
気を許せばこれだけ話してくれる。
「そう思ってくれたなら、俺達も嬉しいよ」
「そうだな」
ユーリもシャーも、アリアに笑顔で返した。
アリアも、笑顔で2人を見る。
それ程長い時間を共にしてきた訳じゃないが、不思議とアリアの心には2人への信頼感が芽生え始めていた。
「昨日の洞窟は、さっき話してる間に通り過ぎたみたいだから、拠点はそろそろかな?」
ユーリは待ちきれない様子でウキウキ顔をちらつかせる。
「ああ。…今、丁度着いた。ここがあたしの拠点だよ」
そういって、先導していたアリアが振り返り、片手を前方へ向けて、一軒の家を皆に指し示した。
そこには、小石ブロックの塀で囲われた、木造一軒家が建っていたのだった。
ユーリ達の立つ位置からは、見た限り入り口が見当たらない。
「入り口はコッチだよ」
アリアに案内されて、小石ブロックの塀沿いを歩く。
1辺の塀の幅は30メートルくらい。
よく見るとブロック塀の一番下は、50センチ1マス分の高さで、横に5マス分の凹みが、等間隔で配置されていた。
それは、5マスの真ん中1マスに誘い込む様に、端から斜めのブロックで奥に行くにつれて狭くなる様に作られている。
それが、四方を囲う壁の1辺に12箇所ずつ。
つまり、30メートル四方の壁の下50センチは、全てその誘い込みが設えてあった。
「これ、画期的でしょ?」
「これは?」
入り口に着くまで、アリアがユーリ達にその誘い込みを見せてドヤ顔する。
「これね。あの10日に1度のブラッドムーンホードの時、この拠点で迎えたんだけど、初めての時は普通の壁だけだったから、立ってるゾンビしか狙えなくて、這いずりを攻撃できなかったって事があってさ。それで、這いずりが壁を攻撃し続けたお陰で、結構早くに壁を突破されたんだ。だから、こうして這いずりだけ壁の内側に誘い込んで、その先にももう1枚這いずりが乗り越えない程度の壁を建ててて、そこで止められてる這いずりを、ヘッドショットで倒す様にしたのさ。そうすれば、這いずりに壁を攻撃され続けられる事が無くなるから、簡単には突破されなくなるってワケ。で、ゾンビが集中した所は、ホードの終わり近くで壁を突破されるけど、壁の中はウッドスパイクで埋め尽くされてるから、拠点に到達する前に倒せるんだよね。この塀にしてなかった頃に、早くに塀を突破された時は最悪だったよ。拠点を倒壊されたらたまったもんじゃないから、拠点の火を全て消して、外に出て走り回ったんだから。で、着実に1体ずつ倒していって、群がるゾンビを全部倒した頃には翌日の昼くらいまでかかった。そんな経験を踏まえて作ったのがこの塀なんだ。だから、この誘い込みはオススメ。これから皆の拠点にも、これ作るつもりだけど、良いよね?」
大変な思いをしたのがユーリ達にも深く伝わる。
ホードで外で立ち回るなんて、無謀もいい所だ。
それもレアレシピを持つ者の成せる業か。
改善後の手応えを含め、アリアには余程、自信のある設計だったのだろう。
最初はクールなイメージだったアリアが、これ程長い説明を楽しそうに語る事にも驚くが、同時にユーリ達にもアリアが打ち解けてくれた様な嬉しさが込み上げた。
それに合わせてアリアからの提案。
「うん、これ良いよ!確かに、今の拠点には這いずりへの対処が欠落してたかも!ホードも近いし、帰ったら早速取り掛かろう!」
「こんな塀、俺には思い付かなかったな。こういう閃きは、俺達の中ではユーリが得意だけど、人其々、見方なども違うから、ユーリはユーリの個性、アリアはアリアの個性が出した案が其々違うのも当たり前なんだろう。俺には思い付かない案を出せる2人は凄い。2人の案を合わせたら、より良いものが出来るんじゃないか?」
シャーは、アリアを褒めながらも、欠落を自ら認めたユーリのフォローも忘れない。
本当に皆を纏める気配りに手を抜かない男だ。
そんなシャーの言葉もあって、ユーリも落ち込まずに居られる。
「だよな!ホント、アリアの案は凄く良いと思う!しかも、シャーが言う通り、俺がアリアが来る前に、皆に説明した2階からの射撃対応の効果がさらに期待できそうだ!」
「なにソレ!?あの2階、どうにかするの!?」
アリアもユーリの話に興味が湧いたらしい。
こうして皆で前向きに進歩していく。
それが、より良いものを生み、より生き抜く力となっていく。
アリアの協力は、レアレシピだけに止まらず、大きな影響をユーリ達にもたらしたのだった。
そして、最初にアリアの拠点を目にした位置からは、拠点建物を挟んで裏に来た。
そこには、建物の塀を正方形とすると、その正方形の上に菱形のブロックを置く様に積み上げられた、ブロックの塊があった。
その菱形の拠点側。
方向で言えば南側の角が取れていて、その壁に梯子が設えてあった。
「ここから上がれば、上にハッチがあって、そこから拠点の中に入れるから」
ゾンビが昇れない様に、1メートルの高さから上に伸びる梯子は、軽くジャンプしないと足をかけられない。
さらに、菱形の南側角を削ると言うのも、拠点に生存者が居ればゾンビ達は拠点の方に向かって来るので、拠点の塀に辿り着いたゾンビには、後ろにある梯子など見向きもしない。
そういう意味でも2重に工夫された入り口だった。
「了解!」
そうしてユーリ達は、アリアの案内で拠点内へ入っていくのだった。
ユーリとシャーの話を皆で聞きいている中、アリアは不意に自分に向けられた忠告を耳にして、余計に大袈裟な反応になってしまった。
初心者としては、脅威が増す内容の忠告で、それまでの一般認識を覆され、更に話に聞き入って油断した所へ、自分を名指しされて忠告されたのだ。
お陰で声が少し裏返った。
その瞬間、皆の空気に微妙な間が空く。
「アリアがこんなに驚くのって、珍しい気がするね」
エリーゼが、自分の反応に恥ずかしさを覚えて赤くなり始めたアリアを茶化した。
「ほんとだな」
クスッと笑うシャー。
「最初はクールなネエちゃんかと思ってたら、ちっとは怖がる所もあるんだなぁ!」
ギャハハと品の無い笑いをするハンプだが、ハンプの言葉に皆の抑えていた笑顔が解放された。
「ったく。あたしだってイタイケな乙女なんだけど」
そんな笑いも悪くない。
恥ずかしさの中にも、他の人と笑い合う事の暖かさを感じたアリアは、皆の笑いに自虐的なジョークを被せた。
「そういえば、アリアって歳は幾つなん?」
ユーリが、この場の空気に乗って、そんな事を聞く。
その瞬間、シャーとハンプ、エリーゼの3人には緊張が走った。
女性に歳を聞くのは失礼だ。
ならず者のハンプでさえ、その常識を踏まえて圧し殺してきた質問だった。
「22よ。普通、レディーに男が歳を聞くなんて、とか思ってたけど、ユーリはなんか嫌な感じしないし、今回は許して教えてあげる」
割りとすんなり答えたアリアに、皆の肩から力が抜ける。
「大人の女性だな」
脱力感に吐き出す息と共に、シャーが呟く。
すると、アリアは更に口を開いた。
「あたし、短大出て社会人2年目なんだけど、学生時代から、今の会社でも人付き合いが苦手でさ。ここでユーリ達に会えたのは、レアレシピを見つけた以上に幸運だったのかもね」
本当は人と話すのは嫌いじゃなくて、ただ、周りに恵まれなかっただけだったのかもしれない。
気を許せばこれだけ話してくれる。
「そう思ってくれたなら、俺達も嬉しいよ」
「そうだな」
ユーリもシャーも、アリアに笑顔で返した。
アリアも、笑顔で2人を見る。
それ程長い時間を共にしてきた訳じゃないが、不思議とアリアの心には2人への信頼感が芽生え始めていた。
「昨日の洞窟は、さっき話してる間に通り過ぎたみたいだから、拠点はそろそろかな?」
ユーリは待ちきれない様子でウキウキ顔をちらつかせる。
「ああ。…今、丁度着いた。ここがあたしの拠点だよ」
そういって、先導していたアリアが振り返り、片手を前方へ向けて、一軒の家を皆に指し示した。
そこには、小石ブロックの塀で囲われた、木造一軒家が建っていたのだった。
ユーリ達の立つ位置からは、見た限り入り口が見当たらない。
「入り口はコッチだよ」
アリアに案内されて、小石ブロックの塀沿いを歩く。
1辺の塀の幅は30メートルくらい。
よく見るとブロック塀の一番下は、50センチ1マス分の高さで、横に5マス分の凹みが、等間隔で配置されていた。
それは、5マスの真ん中1マスに誘い込む様に、端から斜めのブロックで奥に行くにつれて狭くなる様に作られている。
それが、四方を囲う壁の1辺に12箇所ずつ。
つまり、30メートル四方の壁の下50センチは、全てその誘い込みが設えてあった。
「これ、画期的でしょ?」
「これは?」
入り口に着くまで、アリアがユーリ達にその誘い込みを見せてドヤ顔する。
「これね。あの10日に1度のブラッドムーンホードの時、この拠点で迎えたんだけど、初めての時は普通の壁だけだったから、立ってるゾンビしか狙えなくて、這いずりを攻撃できなかったって事があってさ。それで、這いずりが壁を攻撃し続けたお陰で、結構早くに壁を突破されたんだ。だから、こうして這いずりだけ壁の内側に誘い込んで、その先にももう1枚這いずりが乗り越えない程度の壁を建ててて、そこで止められてる這いずりを、ヘッドショットで倒す様にしたのさ。そうすれば、這いずりに壁を攻撃され続けられる事が無くなるから、簡単には突破されなくなるってワケ。で、ゾンビが集中した所は、ホードの終わり近くで壁を突破されるけど、壁の中はウッドスパイクで埋め尽くされてるから、拠点に到達する前に倒せるんだよね。この塀にしてなかった頃に、早くに塀を突破された時は最悪だったよ。拠点を倒壊されたらたまったもんじゃないから、拠点の火を全て消して、外に出て走り回ったんだから。で、着実に1体ずつ倒していって、群がるゾンビを全部倒した頃には翌日の昼くらいまでかかった。そんな経験を踏まえて作ったのがこの塀なんだ。だから、この誘い込みはオススメ。これから皆の拠点にも、これ作るつもりだけど、良いよね?」
大変な思いをしたのがユーリ達にも深く伝わる。
ホードで外で立ち回るなんて、無謀もいい所だ。
それもレアレシピを持つ者の成せる業か。
改善後の手応えを含め、アリアには余程、自信のある設計だったのだろう。
最初はクールなイメージだったアリアが、これ程長い説明を楽しそうに語る事にも驚くが、同時にユーリ達にもアリアが打ち解けてくれた様な嬉しさが込み上げた。
それに合わせてアリアからの提案。
「うん、これ良いよ!確かに、今の拠点には這いずりへの対処が欠落してたかも!ホードも近いし、帰ったら早速取り掛かろう!」
「こんな塀、俺には思い付かなかったな。こういう閃きは、俺達の中ではユーリが得意だけど、人其々、見方なども違うから、ユーリはユーリの個性、アリアはアリアの個性が出した案が其々違うのも当たり前なんだろう。俺には思い付かない案を出せる2人は凄い。2人の案を合わせたら、より良いものが出来るんじゃないか?」
シャーは、アリアを褒めながらも、欠落を自ら認めたユーリのフォローも忘れない。
本当に皆を纏める気配りに手を抜かない男だ。
そんなシャーの言葉もあって、ユーリも落ち込まずに居られる。
「だよな!ホント、アリアの案は凄く良いと思う!しかも、シャーが言う通り、俺がアリアが来る前に、皆に説明した2階からの射撃対応の効果がさらに期待できそうだ!」
「なにソレ!?あの2階、どうにかするの!?」
アリアもユーリの話に興味が湧いたらしい。
こうして皆で前向きに進歩していく。
それが、より良いものを生み、より生き抜く力となっていく。
アリアの協力は、レアレシピだけに止まらず、大きな影響をユーリ達にもたらしたのだった。
そして、最初にアリアの拠点を目にした位置からは、拠点建物を挟んで裏に来た。
そこには、建物の塀を正方形とすると、その正方形の上に菱形のブロックを置く様に積み上げられた、ブロックの塊があった。
その菱形の拠点側。
方向で言えば南側の角が取れていて、その壁に梯子が設えてあった。
「ここから上がれば、上にハッチがあって、そこから拠点の中に入れるから」
ゾンビが昇れない様に、1メートルの高さから上に伸びる梯子は、軽くジャンプしないと足をかけられない。
さらに、菱形の南側角を削ると言うのも、拠点に生存者が居ればゾンビ達は拠点の方に向かって来るので、拠点の塀に辿り着いたゾンビには、後ろにある梯子など見向きもしない。
そういう意味でも2重に工夫された入り口だった。
「了解!」
そうしてユーリ達は、アリアの案内で拠点内へ入っていくのだった。
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