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第三章 ネクストステージ
パンドラの箱の底
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加納慎一のお見舞いから学校に戻った俺と大野は、その日の夕方に開かれる緊急の保護者会の準備のために、俺は体育館で会場の設営を、大野は入り口で受付の準備をすることになった。
俺たち男性教員が体育館に、ありったけのパイプ椅子を並べようとするものの、そのあまりの数に気が遠くなる。
そこへ、野球部の顧問を務めている遠藤先生が、野球部の部員を引き連れてやって来て、部員達に設営の手伝いをさせた。
そして、その野球部の部員の中に、俺は槇隆文の姿を見つけた。
俺は、槇隆文に近づき声をかけた。
「お疲れ。部活終わった後にこんな力仕事させられて大変だね」
「あっ、佐藤先生。佐藤先生こそ、今日は大変だったんじゃないですか?」
槇隆文は、屈託の無い爽やかな笑顔で俺のことを労った。全く疲れを感じさせず、不平をこぼすでもない槇隆文がなぜ好感度が高いのかを窺わせる姿であった。
「まぁ、そうだね。正直言ってクタクタだよ。でも、彼に大きな怪我が無くて良かったと思うよ」
俺は、自分でも柄にも無く努めて明るく、気さくに槇隆文と接した。こんな風に作り笑いなど浮かべて人と話すのは、いつぶりくらいだろうか。
「先生、優しいですね」
槇隆文の笑顔は、普段はドライな俺の心を潤してくれるようだ。
そうだ、忘れないうちにアリバイを聞いておかなければ。
「昨日の夜ですか?あぁ、部活が終わってから加納と一緒に帰りましたよ」
なんと、槇隆文は加納慎一と共に行動していたのか!?
「たまたま部活の終わる時間が一緒だったみたいで、ワシら電車に乗って、途中で加納が降りて、ワイはそのまま電車に乗って帰ったよ」
槇隆文が途中で引き返して加納慎一を襲う、というのは流石に無理ろう。それとも、加納慎一に気づかれないように槇隆文もそっと電車を降り、加納慎一のあとを追ったという可能性は?
「先生、もしかしてワイのこと疑ってません?」
槇隆文の顔から笑顔が消え、俺は初めて槇隆文の真顔を見た気がする。
「たしかに、ワイはアリバイを証明できない。家族の証言は認められないんだよね?昨日は、どこにも寄り道しなかったし、どこかの防犯カメラにでも映っていたらいいんだけど、今のところ証明はできないです」
そうか、俺は心なしか槇隆文のアリバイが無いことを残念に思った。
しかし、もし槇隆文が加納慎一を襲うとしたら、その動機は何だったのだろう?一見すると2人の間に何かわだかまりがあったようにも思えない。
それとも、槇隆文のような好青年でも人には言えないような、澱んだ醜い心を持ち合わせているのだろうか?
夜8時。
加納慎一の襲撃を受けての緊急の保護者会が始まった。
よほど事件の与えた影響が大きかったのか、開始時間までに多くの保護者が足を運び、体育館は開始時間を待たずにいっぱいとなり、俺たちが並べたパイプ椅子が足りずに立っている者もいた。
体育館内は、異様な雰囲気に包まれていた。
怒り、戸惑い、不安、恐怖・・・それらの様々な想いが渦巻いて、そこから発せられた気に体育館内が満たされていく。
定刻になり、金井校長をはじめとして久米川教頭、大野櫻子、他に学校の顧問弁護士が姿を見せる。
すると、それまで騒然としていた体育館内は水を打ったように静かになり、覆われていた空気が緊張感でみなぎる。まるで、弓の弦をギリギリまで引いたような緊張感が、俺の肌にまで突き刺さるようだ。
4人が保護者達の前にある机に並んで立ち、金井校長が手元に用意されたマイクを取り上げて一緒に並んでいる久米川教頭達と、司会を務める教師に目配せをしてから静かに切り出す。
「本日は、ご多忙の中、このような場に足を運んでいただき、まことに恐れ入ります。日頃よりお世話になっております保護者の皆様におかれましては、この度、このような事態になりましたことを、深くお詫び申し上げます」
そう言うと、4人は保護者達に向かって深々と頭を下げた。依然として、その場に居合わせた保護者達からは声一つ上がらない。
頭を上げた4人は、司会に促されて席に着席した。
司会者が保護者会の進行について簡単に説明をして、遂に保護者会が始まった。
始まると同時に、集まった保護者達が一斉に挙手をして会場は怒号に溢れる。
集まった保護者は誰もが我こそはと殺気だって、その鋭い敵意が4人に一斉に注がれた。
日頃は教員達を前に高圧的な態度でいる金井校長は、明らかに自分の想像を超える剥き出しの敵意に戸惑っているようだった。
それに引き換えて、久米川教頭と大野は比較的落ち着いている。
こういう場に遭遇して、初めてその人物に備わっている本来の器の大きさが試されるのだろう。
会場は、誰かが司会から指名されて質問の機会を与えられると静まりかえり、4人が質問に答えると再び怒号が飛び交う展開の繰り返しとなった。
昨日の今日のことで、学校がまだ把握しきれていないことも多い。
また、警察の関わるデリケートな案件でもあることから、なかなか歯切れの悪い回答に終始しなければならないことも多く、参加している保護者たちのフラストレーションも上がる一方だった。
そして保護者会が始まってある程度質問が出尽くした時だった。
学校側としては触れられたくない、校内に蔓延る虐めについて質問がされた。
「今回襲われた生徒は、虐めに関わっていたとうちの子から聞いてますが、事件と関わりがあるのでしょうか?」
金井校長の顔が曇る。そして、隣に座る久米川教頭と何やら耳打ちをする。金井校長の顔には、遂に来たか・・・という、諦めにも何かを覚悟したような決意が滲んでいるように見える。
「私達、学校側といたしましては、校内で虐めがあったという認識はありません」
金井校長が目一杯の虚勢を張っているのがわかる。学校側は、あくまでも虐めは無かったということで押し通すことに決めたようだ。
正直言って、俺は失望した。学校側には誠意ある対応をしてほしかった。それがこの案件を受ける条件の一つでもあったわけだし、隠蔽をしないという条件が反故にされた今になれば、俺が調査を継続する義理も無いわけだ。俺は、このことから手を引くことに決めた。
「ちょっと待って下さい!」
その時、大野がマイクを取り上げて声を上げた。
「虐めはたしかにあります!」
大野の一言で、会場はこれまでに無く騒然となった。
学校は虐めの存在を認識していながら放置し、結果として今回の生徒が襲撃されるという事態を招いたのか?
襲撃をされた生徒が虐めに加担していたのか?
学校は虐めを認識しながら、その事実を隠蔽しようとしたのか?
保護者達からは進行を無視した追求の声が上がる。
「そうではありません!たしかに皆様のご理解をいただくのは難しいかもしれません。しかし、私達といたしましては、どのような事情があろうとも、生徒を最後まで守り抜く覚悟であります。それが虐められている生徒であることは勿論のこと、虐めに加担していた生徒であってもです。どちらも私たちにとっては、かけがえのない大切な生徒だからです!」
大野の必死の訴えも、保護者達の怒号にかき消されてしまう。しかし、少なくとも俺には大野の覚悟が伝わった。大野が学校の方針に反してでも訴えたかったこと、俺はその最後の希望に賭けてみたくなった。
俺たち男性教員が体育館に、ありったけのパイプ椅子を並べようとするものの、そのあまりの数に気が遠くなる。
そこへ、野球部の顧問を務めている遠藤先生が、野球部の部員を引き連れてやって来て、部員達に設営の手伝いをさせた。
そして、その野球部の部員の中に、俺は槇隆文の姿を見つけた。
俺は、槇隆文に近づき声をかけた。
「お疲れ。部活終わった後にこんな力仕事させられて大変だね」
「あっ、佐藤先生。佐藤先生こそ、今日は大変だったんじゃないですか?」
槇隆文は、屈託の無い爽やかな笑顔で俺のことを労った。全く疲れを感じさせず、不平をこぼすでもない槇隆文がなぜ好感度が高いのかを窺わせる姿であった。
「まぁ、そうだね。正直言ってクタクタだよ。でも、彼に大きな怪我が無くて良かったと思うよ」
俺は、自分でも柄にも無く努めて明るく、気さくに槇隆文と接した。こんな風に作り笑いなど浮かべて人と話すのは、いつぶりくらいだろうか。
「先生、優しいですね」
槇隆文の笑顔は、普段はドライな俺の心を潤してくれるようだ。
そうだ、忘れないうちにアリバイを聞いておかなければ。
「昨日の夜ですか?あぁ、部活が終わってから加納と一緒に帰りましたよ」
なんと、槇隆文は加納慎一と共に行動していたのか!?
「たまたま部活の終わる時間が一緒だったみたいで、ワシら電車に乗って、途中で加納が降りて、ワイはそのまま電車に乗って帰ったよ」
槇隆文が途中で引き返して加納慎一を襲う、というのは流石に無理ろう。それとも、加納慎一に気づかれないように槇隆文もそっと電車を降り、加納慎一のあとを追ったという可能性は?
「先生、もしかしてワイのこと疑ってません?」
槇隆文の顔から笑顔が消え、俺は初めて槇隆文の真顔を見た気がする。
「たしかに、ワイはアリバイを証明できない。家族の証言は認められないんだよね?昨日は、どこにも寄り道しなかったし、どこかの防犯カメラにでも映っていたらいいんだけど、今のところ証明はできないです」
そうか、俺は心なしか槇隆文のアリバイが無いことを残念に思った。
しかし、もし槇隆文が加納慎一を襲うとしたら、その動機は何だったのだろう?一見すると2人の間に何かわだかまりがあったようにも思えない。
それとも、槇隆文のような好青年でも人には言えないような、澱んだ醜い心を持ち合わせているのだろうか?
夜8時。
加納慎一の襲撃を受けての緊急の保護者会が始まった。
よほど事件の与えた影響が大きかったのか、開始時間までに多くの保護者が足を運び、体育館は開始時間を待たずにいっぱいとなり、俺たちが並べたパイプ椅子が足りずに立っている者もいた。
体育館内は、異様な雰囲気に包まれていた。
怒り、戸惑い、不安、恐怖・・・それらの様々な想いが渦巻いて、そこから発せられた気に体育館内が満たされていく。
定刻になり、金井校長をはじめとして久米川教頭、大野櫻子、他に学校の顧問弁護士が姿を見せる。
すると、それまで騒然としていた体育館内は水を打ったように静かになり、覆われていた空気が緊張感でみなぎる。まるで、弓の弦をギリギリまで引いたような緊張感が、俺の肌にまで突き刺さるようだ。
4人が保護者達の前にある机に並んで立ち、金井校長が手元に用意されたマイクを取り上げて一緒に並んでいる久米川教頭達と、司会を務める教師に目配せをしてから静かに切り出す。
「本日は、ご多忙の中、このような場に足を運んでいただき、まことに恐れ入ります。日頃よりお世話になっております保護者の皆様におかれましては、この度、このような事態になりましたことを、深くお詫び申し上げます」
そう言うと、4人は保護者達に向かって深々と頭を下げた。依然として、その場に居合わせた保護者達からは声一つ上がらない。
頭を上げた4人は、司会に促されて席に着席した。
司会者が保護者会の進行について簡単に説明をして、遂に保護者会が始まった。
始まると同時に、集まった保護者達が一斉に挙手をして会場は怒号に溢れる。
集まった保護者は誰もが我こそはと殺気だって、その鋭い敵意が4人に一斉に注がれた。
日頃は教員達を前に高圧的な態度でいる金井校長は、明らかに自分の想像を超える剥き出しの敵意に戸惑っているようだった。
それに引き換えて、久米川教頭と大野は比較的落ち着いている。
こういう場に遭遇して、初めてその人物に備わっている本来の器の大きさが試されるのだろう。
会場は、誰かが司会から指名されて質問の機会を与えられると静まりかえり、4人が質問に答えると再び怒号が飛び交う展開の繰り返しとなった。
昨日の今日のことで、学校がまだ把握しきれていないことも多い。
また、警察の関わるデリケートな案件でもあることから、なかなか歯切れの悪い回答に終始しなければならないことも多く、参加している保護者たちのフラストレーションも上がる一方だった。
そして保護者会が始まってある程度質問が出尽くした時だった。
学校側としては触れられたくない、校内に蔓延る虐めについて質問がされた。
「今回襲われた生徒は、虐めに関わっていたとうちの子から聞いてますが、事件と関わりがあるのでしょうか?」
金井校長の顔が曇る。そして、隣に座る久米川教頭と何やら耳打ちをする。金井校長の顔には、遂に来たか・・・という、諦めにも何かを覚悟したような決意が滲んでいるように見える。
「私達、学校側といたしましては、校内で虐めがあったという認識はありません」
金井校長が目一杯の虚勢を張っているのがわかる。学校側は、あくまでも虐めは無かったということで押し通すことに決めたようだ。
正直言って、俺は失望した。学校側には誠意ある対応をしてほしかった。それがこの案件を受ける条件の一つでもあったわけだし、隠蔽をしないという条件が反故にされた今になれば、俺が調査を継続する義理も無いわけだ。俺は、このことから手を引くことに決めた。
「ちょっと待って下さい!」
その時、大野がマイクを取り上げて声を上げた。
「虐めはたしかにあります!」
大野の一言で、会場はこれまでに無く騒然となった。
学校は虐めの存在を認識していながら放置し、結果として今回の生徒が襲撃されるという事態を招いたのか?
襲撃をされた生徒が虐めに加担していたのか?
学校は虐めを認識しながら、その事実を隠蔽しようとしたのか?
保護者達からは進行を無視した追求の声が上がる。
「そうではありません!たしかに皆様のご理解をいただくのは難しいかもしれません。しかし、私達といたしましては、どのような事情があろうとも、生徒を最後まで守り抜く覚悟であります。それが虐められている生徒であることは勿論のこと、虐めに加担していた生徒であってもです。どちらも私たちにとっては、かけがえのない大切な生徒だからです!」
大野の必死の訴えも、保護者達の怒号にかき消されてしまう。しかし、少なくとも俺には大野の覚悟が伝わった。大野が学校の方針に反してでも訴えたかったこと、俺はその最後の希望に賭けてみたくなった。
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