僕と精霊〜The last magic〜

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エピローグ

雪の景色

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 戦争が終わった後、レートはグライドと共に旅を続けていた。

「そろそろみんな卒業の時期か」
「マスターは本当に戻らなくてもよろしんですか?」
「うん、僕はあそこには戻れないからね。あそこに戻ったら、僕はまたみんなの優しさに甘えちゃうからね」
「確かにそうですね」

「体も冷えてきたし、少し休むか」
「はい!」

「雪か..この地域は普段降らないはずだけど。なんだか責められてる気分だな」
「ラートさんはマスターを許していますよ。ですから気を病まないでください」
「ラートは僕の兄でもあるけど、みんなの友達でもあるんだ。ラートが許してくれても..僕はダメなんだ」

「マスター...私はどこまでも着いて行きます」
「すまない」

 白銀の山道、2人の足跡は雪に消える。
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