僕と精霊〜The last magic〜

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最後の魔法編

第210話その1 僕らの意地

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「此処は!ハッタリじゃねぇかこの野郎‼️」
「ぬうぅぅ❗️このクソカスがぁ‼️」
ジャンがマモンと共に人間界の空から落ちてきた。

「よし!空中ならジャン!どけ❗️」
「え!?」
ジャンはサラの重さを最大限に利用した蹴りを躱し、マモンに直撃させる。

「ぬおわぁあぁぁぁ‼️」
「アタシに構うな!やれ❗️」
「オラァ‼️」
ジャンも一緒に蹴りを入れて共に地面に衝突する。

 しかし、マモンは衝撃に呑まれる前に蹴りから脱出していた。
「まさか戻ってくるとは...こんな時になんて運だ。それに..なんて無茶な事をするんだ、やはり人間か」
「無駄話はいい。さっさと決着を付けるぞ」

「決着ぅ?おいおい、何言ってんだ。お前にはもうあの精霊は居ないぜ。しかも、悪魔界への穴は全て閉じた。そこの女はもう動けない。お前1人で俺に勝てるわけないだろ」
マモンの体からは、まだまだオーラが溢れ続けている。

「へっ!そんなのやってみなきゃ分からないだろ」
ジャンにはもうほとんど魔力が残っていない。共鳴も解け、覚醒した姿を保っていられるのも時間の問題だ。

「その我慢どこまで持つか調べてやるよ❗️」
「やれるもんならやってみろ!」

『そこまでだ!動くな悪魔め!』
「なっ!?」
「なんだアレは!?」
マモンを狙う光が1つ、2つと現れる。






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