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最後の魔法編
第207話 人と精霊と悪魔
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「ぐ、がはっ!」
遂にジャンとパンプはマモンにダメージを与える事ができた。
「よっしゃー!」
「このままトドメだ」
「おう!」
「こ、この!よ、よくもこの体に...な~んちゃって」
マモンの腹に空いた大きな風穴はみるみると塞がっていく。
「げっ!?」
「ガッカリするなよ。まぁ僕に少しはダメージを与えたんだ。喜べ」
「やいやい!だったら素直にやられろ!」
「再生か..まぁ使えてもおかしくないか」
「うわっ!」
ジャンはパンプを掴んで移動を始める。
「おっと、追いかけっこかい?」
マモンもジャンを追い始める。
「なぁジャン!どうする?」
「どうするって..魔法はあの厄介な技で跳ね返されるし...はぁ..あんまりやりたくないけど近接戦か」
「でもアイツ、ダメージを受けてる感じがしないんだよな」
「次元烈波❗️」
空間を抉りながら斬撃が飛んできた。
「きた!」
ジャンはパンプを放り投げて斬撃を回避する。
「投げるなよ」
「悪い!あれ頼む!」
「仕方ないな!コピージュエル!」
パンプが作り出した宝石によって2人のコピーが大量に現れる。
「よし!今のうちにどっか隠れるぞ。気配消せ」
「おう」
2人はコピーに紛れながらも気配を消して岩陰に隠れる。
「此処なら」
「よっ!」
「「...!?」」
2人の背後に誰かが居た。
「師匠!」
「サラ姉!」
「静かにしろ」
「先に脅かしたのはサラ姉でしょ」
「あ、そっか。ごめんごめん」
どうやらサラは魂を取り戻したアスモンと共に先に岩陰に隠れていたようだ。
「あ!アスモン!」
「...ん?パンピー?此処は?」
パンプの声で目覚めたアスモンは辺りを見渡す。
「悪魔界だよ。アスモン、何か知ってる?」
「ほぉ此処が悪魔界かぁ!初めてだ」
「え?アスモンって此処で生まれたんじゃないのか?」
「違うのだ。アスモンはママが封印されてる時に封印世界で生まれたのだ。だから知らないのだ」
「そうか..まぁ無事で何よりだ」
「なんか力が溢れてくるのだ。此処の空気のおかげかな?」
「やっぱりこの世界だと悪魔が強化させるのか」
「なるほど、つまりアイツはこの世界じゃ無敵の存在って訳か」
「もうみんなで力を合わせた方が良いんじゃないか?」
「確かに!サラ姉もいるし!」
「悪いけど、今戦闘できる状態じゃないんだよね」
サラは重くなっている自身の腕をジャンの掌に置く。
「確かにコレは無理そうだね」
「えぇー!師匠と一緒に戦いたかったなぁ」
「あっ!パンピー!アスモンにいい考えがあるのだ!」
「本当か!?じゃあ早速、、、?」
アスモンはパンプの唇に熱いキスをする。
遂にジャンとパンプはマモンにダメージを与える事ができた。
「よっしゃー!」
「このままトドメだ」
「おう!」
「こ、この!よ、よくもこの体に...な~んちゃって」
マモンの腹に空いた大きな風穴はみるみると塞がっていく。
「げっ!?」
「ガッカリするなよ。まぁ僕に少しはダメージを与えたんだ。喜べ」
「やいやい!だったら素直にやられろ!」
「再生か..まぁ使えてもおかしくないか」
「うわっ!」
ジャンはパンプを掴んで移動を始める。
「おっと、追いかけっこかい?」
マモンもジャンを追い始める。
「なぁジャン!どうする?」
「どうするって..魔法はあの厄介な技で跳ね返されるし...はぁ..あんまりやりたくないけど近接戦か」
「でもアイツ、ダメージを受けてる感じがしないんだよな」
「次元烈波❗️」
空間を抉りながら斬撃が飛んできた。
「きた!」
ジャンはパンプを放り投げて斬撃を回避する。
「投げるなよ」
「悪い!あれ頼む!」
「仕方ないな!コピージュエル!」
パンプが作り出した宝石によって2人のコピーが大量に現れる。
「よし!今のうちにどっか隠れるぞ。気配消せ」
「おう」
2人はコピーに紛れながらも気配を消して岩陰に隠れる。
「此処なら」
「よっ!」
「「...!?」」
2人の背後に誰かが居た。
「師匠!」
「サラ姉!」
「静かにしろ」
「先に脅かしたのはサラ姉でしょ」
「あ、そっか。ごめんごめん」
どうやらサラは魂を取り戻したアスモンと共に先に岩陰に隠れていたようだ。
「あ!アスモン!」
「...ん?パンピー?此処は?」
パンプの声で目覚めたアスモンは辺りを見渡す。
「悪魔界だよ。アスモン、何か知ってる?」
「ほぉ此処が悪魔界かぁ!初めてだ」
「え?アスモンって此処で生まれたんじゃないのか?」
「違うのだ。アスモンはママが封印されてる時に封印世界で生まれたのだ。だから知らないのだ」
「そうか..まぁ無事で何よりだ」
「なんか力が溢れてくるのだ。此処の空気のおかげかな?」
「やっぱりこの世界だと悪魔が強化させるのか」
「なるほど、つまりアイツはこの世界じゃ無敵の存在って訳か」
「もうみんなで力を合わせた方が良いんじゃないか?」
「確かに!サラ姉もいるし!」
「悪いけど、今戦闘できる状態じゃないんだよね」
サラは重くなっている自身の腕をジャンの掌に置く。
「確かにコレは無理そうだね」
「えぇー!師匠と一緒に戦いたかったなぁ」
「あっ!パンピー!アスモンにいい考えがあるのだ!」
「本当か!?じゃあ早速、、、?」
アスモンはパンプの唇に熱いキスをする。
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