僕と精霊〜The last magic〜

最後の魔法編

第206話その2 世界を賭けた戦い

「グングニルバースト❗️」
「フルスラッシュ❗️」
「悪甲あこうルシファード❗️」
2人の同時攻撃はマモンの両腕から生成された盾によって簡単に防がれた。

「お前らは随分と弱くなったなぁ！僕は更にアイツらが体に馴染んでいく..あぁ..歓喜だ」
「ジャン！もう一気に決めるぞ❗️」
「ああ、そうはいきたいがコイツ、弱点が無い」
「なにぃ！？」
ジャンはマモンを観察し、視覚情報を集めるが弱点が見つからない。

「瞬過瞬倒は無理だな..どうするか」
「なぁコイツって此処の力でも強くなってるんじゃないか？」
「最高に不利って訳ね」
2人はマモンと一定の距離を保ちながら様子を伺う。

「どうした？怖気付いたのかい？」
「へっ！そんなわけあるか！バーカ！バーカ！」
「チャージ、セット」
ジャンは魔銃のマガジンに魔力を込める。

「フルバースト‼️」
「おいおい、そんな攻撃防ぐまでもない。ドーズ」
魔銃から放たれた熱光線は空間の穴に吸い込まれてしまった。

「そして次元強化じげんきょうかグリーズ❗️」
マモンは次元と空間を歪ませて強化させた光線をジャン達へ跳ね返す。

「読んでたぜ！ミラージュエル❗️」
パンプが作り出しだ宝石が更に光線を跳ね返す。
「そんなものまた跳ね返してやるよ！ドーズ❗️」
「ワープジュエル❗️」
なんとパンプは空間の穴の前に宝石を作り出した。

「なっ！なんの..っ！？」
次の瞬間、宝石に飲み込まれた光線がマモンの背後に作られていた宝石から飛び出した。

「よーし！大成功！」
「お前、面白い事出来るようになったな」
窮鼠猫を噛む。力は劣るが2人はマモンにダメージを与える事ができた。