僕と精霊〜The last magic〜

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最後の魔法編

第200話 共鳴り響く戦場

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 パンプとアスモンの連携は徐々にルシファードの勢いを殺しながら優勢になっていた。

「貴様らの攻撃如きで死ぬか❗️」
ルシファードは傷を負った瞬間に再生をしている。

「しぶといヤツめ!」
「アスモンテス、貴様とは格が違うのだよ。貴様のように脆くはない」
「相変わらずムカつくヤツ!」

「それにしても貴様の連れている害獣は中々の実力だな。やはり精霊石の力は偉大という訳か」
「パンピーをバカにするなと言ってるだろ!このバカー❗️」
同じ悪魔同士であるが2人の相性は最悪、常に歪みあっている。

「へっへーん!お前間違ってるぞ!オレは今共鳴してないぞ!」
「フンッ!脅しは無駄だ。精霊石の力を解放したこの我に貴様如きがシラフ?くだらん」
ルシファードに鼻で笑われるがパンプは白い歯を見せる。

「師匠に褒めてもらう為だ。いくぞー!」
パンプの精霊石が赤く輝きだす。



同時刻 

 ジャンは強化された魔法、体術、武器を巧みに扱いガルディバルを追い詰めていた。

「なんだよ。俺1人で充分だったな」
「お、おのれ..何故だ。共鳴までしたというのに..」

「仕方ない、ここまで差が着いたんならタネ明かしだ」
ジャンは魔銃と魔刀をホルスターにしまう。

「お前の力は確かに強い..でも強いだけだ。動きが単純過ぎるし、技がなさ過ぎる」
「なんだと!」

「ただ力を振り回すだけじゃ人間に勝つことなんてできない。それと最後に」
ジャンの精霊石がパンプに反応して赤く輝き出す。

「俺はまだ共鳴をして無いんだよ❗️」
「何!?」
「なんだと!?」
精霊石の輝きをガルディバルは恐れた。ゼノは驚愕した。

「なんだゼノ、貴様気付いていなかったのか」
「いやはや、姿が変わっていたからてっきり」

 ジャンの白髪が赤く染まる。
「体中痛いだろ?分かるぜ、お前のパートナーはパンプにやられてるんだろ。いくぜパンプ」


そして舞台は再びパンプの戦場。

 パンプも共鳴によって白い毛並みが赤く染め上がる。

「へへ、名付けて超共鳴ちょうきょうめいだな❗️よーし!いくぞジャン❗️あの技で決めるぞ!」
「パンピーやっちゃえー!フレー!フレー!」
いたのに間にかアスモンは後衛でパンプの応援をしていた。

「こ、こうなったら❗️」
ルシファードは背中から巨大な翼を生やし、空へと逃げる。

「逃すか❗️」
逃すまいとパンプは短距離をワープしながら後を追う。

この勝負、既に勝敗は決まっている。ジャンとパンプはとうとう人知を越える力を手にしたのだ。



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