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最後の魔法編
第188話 狭間
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あれ?僕、寝てたのかな...体が動かない。何分寝てたんだ?戦いはどうなった?
「おいジャン、起きろ」
「生きているのか?いや死んでるか?」
「え?ラート、ボノム!?それにガブリラさんも..て事は僕、死んだんだね」
3人が居るんだ。間違いない。
「いや~..それがですね、よく分かんないんですぜ」
「え?」
「こっから見てんだけどお前らは今、仮死状態っぽいんだよね」
「つまり、死んでるし、生きてる」
ガブリラに体を突かれてるが今のジャンに痛覚などはは一切無い。
「じゃあパンプも!」
「ああ、でも此処には居ないみたいだぜ」
「おっ!他のみんなも来ましたぜ!みんなジャンさんのお友達なんでしょ?」
ボノムが指差す方には見覚えのある者達が立っていた。
「よぉジャン、お前もこっちに来ちまったな..」
「ジャン・パーン。久しいのう」
「グース..ダリア、それに君は!?」
1年生の頃に守る事が出来なかった友達グース、2年生の頃に救えなかった王女、そしてどんなに経っても忘れない。僕にとって初めての友達..ミセリア
「ジャン君」
「ミセリア..ミセリアじゃないか」
あの頃と変わらない。ミセリアはあの時のままだ。
「みんな..」
「ずっとお前とパンプ達の事、見てたんだぜ」
あれ?真っ暗だ..ジャン?ジャン!何処だ!
「あの少年なら今はいませんよ」
「ジャン殿は此処に居ない」
パンプの前には母と兄が居た。
「あれ?兄ちゃんと母ちゃんだ!姉ちゃんと父ちゃんとプキンは?」
「ピンプ達も居ない。居るのは俺と母さんだけだ」
「母ちゃん!無事だったんだな!兄ちゃんもこんな所に居たんだな!ここ何処か分かんないけど。何処なんだ?」
「この世とあの世の狭間だ」
ザンパの説明はパンプに理解できなかった。
「なんかの間なのか?サンドイッチみたいな」
「サンドイッチ?」
「つまり死んだ者達が集う場所という事です」
母の説明でパンプはやっと今の状況を理解した。
「あー!つまりオレは死んだのか!...えー❗️死んだのかオレ!」
「無念だ。お前はジャン殿と一緒に」
「ジャンも!?なんでだ!オレら勝ったぞ!」
パンプは母の腕の上で地団駄を踏む。
「あの男は死んでいなかったのですよ。コレを見なさい」
ペルナは何かが映っている宝石を作り出す。
宝石の中にはケンザキと戦うアスモンとユウスケ。そして、胸に穴を開けて倒れるジャンと自分の姿が映っていた。
「アイツ!生きてたのか!それにアスモンとユウスケ!?」
「なぁアレがお前の人間界での父さんと嫁なんだろ!」
「ザンパ、今はそんな事を話している場合ではありませんよ」
「ごめんごめん」
「あれ?なんで兄ちゃんもここに居るんだ?さっきまで一緒に戦ってくれてただろ」
「ああ俺、実は死んでるぞ。お前達が人間界に帰った後に」
「えぇー‼️」
ちょっと悲しいが母と兄に会えて嬉しいパンプ出会った。
「おいジャン、起きろ」
「生きているのか?いや死んでるか?」
「え?ラート、ボノム!?それにガブリラさんも..て事は僕、死んだんだね」
3人が居るんだ。間違いない。
「いや~..それがですね、よく分かんないんですぜ」
「え?」
「こっから見てんだけどお前らは今、仮死状態っぽいんだよね」
「つまり、死んでるし、生きてる」
ガブリラに体を突かれてるが今のジャンに痛覚などはは一切無い。
「じゃあパンプも!」
「ああ、でも此処には居ないみたいだぜ」
「おっ!他のみんなも来ましたぜ!みんなジャンさんのお友達なんでしょ?」
ボノムが指差す方には見覚えのある者達が立っていた。
「よぉジャン、お前もこっちに来ちまったな..」
「ジャン・パーン。久しいのう」
「グース..ダリア、それに君は!?」
1年生の頃に守る事が出来なかった友達グース、2年生の頃に救えなかった王女、そしてどんなに経っても忘れない。僕にとって初めての友達..ミセリア
「ジャン君」
「ミセリア..ミセリアじゃないか」
あの頃と変わらない。ミセリアはあの時のままだ。
「みんな..」
「ずっとお前とパンプ達の事、見てたんだぜ」
あれ?真っ暗だ..ジャン?ジャン!何処だ!
「あの少年なら今はいませんよ」
「ジャン殿は此処に居ない」
パンプの前には母と兄が居た。
「あれ?兄ちゃんと母ちゃんだ!姉ちゃんと父ちゃんとプキンは?」
「ピンプ達も居ない。居るのは俺と母さんだけだ」
「母ちゃん!無事だったんだな!兄ちゃんもこんな所に居たんだな!ここ何処か分かんないけど。何処なんだ?」
「この世とあの世の狭間だ」
ザンパの説明はパンプに理解できなかった。
「なんかの間なのか?サンドイッチみたいな」
「サンドイッチ?」
「つまり死んだ者達が集う場所という事です」
母の説明でパンプはやっと今の状況を理解した。
「あー!つまりオレは死んだのか!...えー❗️死んだのかオレ!」
「無念だ。お前はジャン殿と一緒に」
「ジャンも!?なんでだ!オレら勝ったぞ!」
パンプは母の腕の上で地団駄を踏む。
「あの男は死んでいなかったのですよ。コレを見なさい」
ペルナは何かが映っている宝石を作り出す。
宝石の中にはケンザキと戦うアスモンとユウスケ。そして、胸に穴を開けて倒れるジャンと自分の姿が映っていた。
「アイツ!生きてたのか!それにアスモンとユウスケ!?」
「なぁアレがお前の人間界での父さんと嫁なんだろ!」
「ザンパ、今はそんな事を話している場合ではありませんよ」
「ごめんごめん」
「あれ?なんで兄ちゃんもここに居るんだ?さっきまで一緒に戦ってくれてただろ」
「ああ俺、実は死んでるぞ。お前達が人間界に帰った後に」
「えぇー‼️」
ちょっと悲しいが母と兄に会えて嬉しいパンプ出会った。
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