僕と精霊〜The last magic〜

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最後の魔法編

アミィとセバス

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数十年前 バーン家
 アミィがまだ幼かった頃、母に黙ってセバスと契約をして数週間ぐらい。

「アミィ、強くなるにはどうしたら良いの?本を読んでも強くなれない」
「えー!本に書いてないんじゃ分からないし..ママに聞いてみよう!」

「ママー!どうしたらセバスさんが強くなれるの?」
「えー..っと、良い子にしてれば良いんじゃないのかな?」
「でもそんな事、本に書いてないよ」

「いいアミィ、本に書いてある事だけが正解じゃない
の」
「そうなの?でもママが昔」
「今言ってる事の方が正しいの!分かった?」

「はーい、セバスさん。良い子にしてないとダメなんだって」
「アミィ、いいこって何?」
「えっとお皿を運んだり、歯磨きをしたり、早寝早起きをする事」

「お皿をか!じゃあ運ぶ!」
「セバスちゃんが?」
「うん!」

「セバスちゃんには無理よ」
「えぇ!なんで!」
「だってお皿を持つための手が無いじゃないの。4足なんだし」

「そうか!アミィ!まずは2本足で立つんだ!」
「そっか!やったねセバスさん!」
「うん!」

 セバスの特訓が始まろうとしていた。

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