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最後の魔法編
第182話 怒髪天のボルテージ
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数ヶ月前
「なぁサラ、俺ってこのままで良いのかな?」
「どうしたスカちゃん?若者の相談ならドンときなさい」
若者って..俺の方が一応年上なんだけど..まぁ良いか。
「なるほど..1人の時の決定打が無いか...うーん..確かにいつでもアドロン達と一緒ってわけにもいかないし、スカちゃんより硬い敵に遭遇したら攻撃が一切通じなくなるな...よし!ちょうど良い技がある」
「ええ!本当!?」
「ああ、いいか...」
現在
「オラァ❗️」
スカルドの2つの拳を勢いよくニューロンの頭を押し挟んだ。
「何のつもり?そんなの効かないぞ..ぐっ!な、ななな」
突然2人を中心に揺れが始まる。
「ハ、ハナセ!こ、この!」
「絶対に離すか!」
スカルドは羽ばたき、ニューロンごと空へと昇り始める。
「ぐあぁぁ‼️あ、頭が!」
地上の揺れは収まった。だが2人はまだ微かに振動している。
「よーし、ここまで来れば!くらえ!アイアンビート❗️」
「ガァァァァァァ‼️」
2つの拳から放たれていた微弱な振動が強さを増す。
「や、めろ..手を」
「嫌だ!もっとだ!」
「ごぉああ!」
「あが..ごなひ、ら」
「オラァ!」
脳を直接揺らされたニューロンは行動はおろか言語すらまともに操れなくなってしまった。
もうあの悪夢までみたいになってたまるか!何が予知夢だ!何が運命だ!そんなもの俺が全部ぶっ壊してやる!
「やべ...ぼ」
スカルドは一気に急降下をし、ニューロンの頭を地面に叩きつける。
「や、やった..っと、ザーナ達は何処だ?」
喜ぶ暇もなく、スカルドは瓦礫をどかしてザーナ達を担ぐ。
「アドロン大丈夫かな?姉ちゃんも傷が深くなけりゃ良いけど」
いざアドロン達の下へザーナ達を無事に運び、元の姿に戻った。なんとアミィとセバスが既に到着していた。
「スカルドちゃん!大丈夫!怪我は」
「え、あ、うん大丈夫だよ。それより姉ちゃんとアドロンが」
「2人の怪我はもう大丈夫、アドロンはちょっとずつしか治ってないけど。今は寝ちゃったわ」
アミィの膝の上で2人は気持ちよさそうに寝ていた。
「話は聞いたわ。頑張ったね。それに比べてこの男達は」
「アミィさん、ザーナ達を悪く言わないでくれ。えっと..頑張ってた」
「大人なんだから頑張って当たり前、子どもを戦場に出すなんて」
「アミィ様!きます❗️」
アミィの話を遮り、セバスは敵の匂いを感じ取る。
「に、逃がさない。殺す」
ニューロンがスカルドの匂いを辿ってきていた。
「あら?あなたが随分やってくれたみたいね」
アミィの髪が逆立った。
「なぁサラ、俺ってこのままで良いのかな?」
「どうしたスカちゃん?若者の相談ならドンときなさい」
若者って..俺の方が一応年上なんだけど..まぁ良いか。
「なるほど..1人の時の決定打が無いか...うーん..確かにいつでもアドロン達と一緒ってわけにもいかないし、スカちゃんより硬い敵に遭遇したら攻撃が一切通じなくなるな...よし!ちょうど良い技がある」
「ええ!本当!?」
「ああ、いいか...」
現在
「オラァ❗️」
スカルドの2つの拳を勢いよくニューロンの頭を押し挟んだ。
「何のつもり?そんなの効かないぞ..ぐっ!な、ななな」
突然2人を中心に揺れが始まる。
「ハ、ハナセ!こ、この!」
「絶対に離すか!」
スカルドは羽ばたき、ニューロンごと空へと昇り始める。
「ぐあぁぁ‼️あ、頭が!」
地上の揺れは収まった。だが2人はまだ微かに振動している。
「よーし、ここまで来れば!くらえ!アイアンビート❗️」
「ガァァァァァァ‼️」
2つの拳から放たれていた微弱な振動が強さを増す。
「や、めろ..手を」
「嫌だ!もっとだ!」
「ごぉああ!」
「あが..ごなひ、ら」
「オラァ!」
脳を直接揺らされたニューロンは行動はおろか言語すらまともに操れなくなってしまった。
もうあの悪夢までみたいになってたまるか!何が予知夢だ!何が運命だ!そんなもの俺が全部ぶっ壊してやる!
「やべ...ぼ」
スカルドは一気に急降下をし、ニューロンの頭を地面に叩きつける。
「や、やった..っと、ザーナ達は何処だ?」
喜ぶ暇もなく、スカルドは瓦礫をどかしてザーナ達を担ぐ。
「アドロン大丈夫かな?姉ちゃんも傷が深くなけりゃ良いけど」
いざアドロン達の下へザーナ達を無事に運び、元の姿に戻った。なんとアミィとセバスが既に到着していた。
「スカルドちゃん!大丈夫!怪我は」
「え、あ、うん大丈夫だよ。それより姉ちゃんとアドロンが」
「2人の怪我はもう大丈夫、アドロンはちょっとずつしか治ってないけど。今は寝ちゃったわ」
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「話は聞いたわ。頑張ったね。それに比べてこの男達は」
「アミィさん、ザーナ達を悪く言わないでくれ。えっと..頑張ってた」
「大人なんだから頑張って当たり前、子どもを戦場に出すなんて」
「アミィ様!きます❗️」
アミィの話を遮り、セバスは敵の匂いを感じ取る。
「に、逃がさない。殺す」
ニューロンがスカルドの匂いを辿ってきていた。
「あら?あなたが随分やってくれたみたいね」
アミィの髪が逆立った。
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