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絶海の孤島編
第137話その1 暴食と強欲
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霧が晴れ、船の周りは再び日差しを浴びる大海原に戻った。
「えー!船動かないの!?こんな所で迷子!」
アドロンは落胆し、珍しく人前で焦る
「いやぁ~あのクジラ倒すのに動力使い切っちまったからな、エネルギー補充すれば動くんだけどな」
「エネルギーって?」
「魔力だな、アミィ頼めるか?」
ユウスケは操縦席から球体の装置を取り出し、アミィに手渡す
「ええ、それとこのボールが関係あるの?」
「ああ、アミィにはその装置を丸一日持っていてもらいたい。肌身離さず丸一日だ。持ってるだけで良い」
「うーん、よく分からないけどこのボールを持ってれば良いのね」
アミィは装置をじっくりと観察をし、笑顔を見せる
「まぁまぁ!ぼーう!」
「ダメよ~ルナちゃん、コレはオモチャじゃないのよ」
「ぶぅ~!」
アミィに抱かられているルナは必死にボールへ手を伸ばすが触らせてもらえなかった
「魔力なら俺らだって...そうだよ!ママだけにやらせなくても」
「お前らは休む事を優先しろ、ツイスター、スカルドも一緒に休んでなさい」
「はーい、ママ大変だったら言ってね...俺らすぐに行くから」
「ありがとう、でも心配しなくても大丈夫よ」
3人は渋々自室へ戻った
「見つけた、此処だね」
「えー!船動かないの!?こんな所で迷子!」
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「エネルギーって?」
「魔力だな、アミィ頼めるか?」
ユウスケは操縦席から球体の装置を取り出し、アミィに手渡す
「ええ、それとこのボールが関係あるの?」
「ああ、アミィにはその装置を丸一日持っていてもらいたい。肌身離さず丸一日だ。持ってるだけで良い」
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アミィは装置をじっくりと観察をし、笑顔を見せる
「まぁまぁ!ぼーう!」
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「お前らは休む事を優先しろ、ツイスター、スカルドも一緒に休んでなさい」
「はーい、ママ大変だったら言ってね...俺らすぐに行くから」
「ありがとう、でも心配しなくても大丈夫よ」
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「見つけた、此処だね」
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