僕と精霊〜The last magic〜

絶海の孤島編

セバス奮闘記

　これはジャンが小学2年生の頃の話

「ジャン様、ここはですね」
「えー！なんでそうなるの？」

「良いですか？魔法というのは生きとし生けるもの全てが使うことができるのです。そう考えると魔法を使えないのはこの魔人形となります」
「えー！でも魔人形だって言葉を話したり、動けるじゃん。生きてるよ」

「うーむ、魔人形は魔力がこもった人形であって生き物では..」
「でも母さんが言ってた！魔人形さんも生きてるって」

「それはそう言うわけでは..」
「母さんは嘘つきなの！？」

「そういうわけで..」
「じゃあセバスが嘘つきなの！？」

「あー...」
「ねぇどっちー！」
　
「それは」
「どっちが嘘つきなの！？」
「うぎっ！」

「ねぇねぇ！」
「そうだ！ジャン様！外で鬼ごっこでもしましょう」

「うーん....良いよー！セバスが鬼ね！手加減しちゃダメだよ！」
「はい、では外へ」

今日もなんとか乗り切るセバスであった