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過去との決着編
第88話 逆火
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レートは無謀にもレヴィアン向かって走り出す
「待ってくださいマスター!」
「こいグライド❗️」
怒りに身を任せるレートと冷静に状況を見据えるグライドは全く逆の行動を取っていた
「雑魚は引っ込んで」
「うわぁぁぁ❗️」
どんなに力を込めようが、どんなに想いを込めようがレートの拳などレヴィアンにとっては軽すぎた
「マスター‼️」
「ほんと最低、この中でも1番弱いくせに威勢だけはいいんだから、目障りよ」
「クソッ❗️クソクソクソクソ‼️なんで僕は...僕だけはいつまでも弱いままなんだ」
レートは血を吐きながら立ち上がる
「ん?あらぁ貴方、雑魚だけど普通の雑魚が持ってない程の凄いものを秘めてるわ」
レヴィアンは瞬時に距離を詰めてレートの胸に手を当てる
「その嫉妬心、もっともっと膨れ上がれば貴方はとっても魅力的になれるわ」
「うっ...」
レートは何か光のようなものを打ち込まれて倒れる
「マスター!貴様ぁ❗️」
「安心なさい、別に命は奪ってないわ。これからの事が少し楽しみだわ」
「ぬおぉぉ!」
レヴィアンは不敵な笑みを浮かべてグライドを吹き飛ばす
「さ、もう用は済んだから帰ろうかしら」
「待て!俺はまだ戦える」
ザルはもう魔力を捻り出す気力も無いというのに立ち上がる
「無理しちゃって、ん?何この反応」
レヴィアンは気配を感じる方を振り向くとそこにはジャンが立っていた
「ジャン!」
「ジャン君!」
「テメェ、さっさとソイツを返せ。嫌なら死ね」
ジャンは手から黒炎を漏らしながらレヴィアンに近づく
「ジャン...?」
「ザル君、メイデン!」
リベラは倒れ落ちそうな2人を支える
「よく来たわね、待っていたわ。さっきより魅力的になったかしら?」
「鎖黒」
ジャンは右手から黒い鎖を飛ばし、レヴィアンを縛る
「くっ!さっきより強い...!良い、良いわ。もっと来なさい」
「影の手」
さらにジャンの左手に黒炎を纏わせて巨大な手を作り出してアスモンテスを回収する
「しまっ!本気でいくわよ、フンッ❗️」
レヴィアンは鎖を破り翼を広げて宙を舞う
「黒炎拳」
アスモンを足元に置いて、ジャンは右手にも黒炎を纏わせる
「デビルモード」
レヴィアンの体から莫大なオーラが漏れ始める
「私にこの力を使わせるなんて貴方は本当に良い、私の力で捻り潰してあげるわ」
「やってみろよ」
「エンヴィストーム❗️」
オーラを纏わせた翼から無数の竜巻が放たれ、大地を抉りにながらジャンを追尾する
「黒連炎撃❗️」
ジャンの拳が竜巻を1つずつ殴り潰していく
「ならこれでどう?ティアーサンダー❗️」
レヴィアンの声に応えるように空から大量の雷が降り注ぐ
「黒龍牙❗️」
ジャンが両手を合わせると巨大な拳が黒い龍の頭に変化して雷を雨雲ごと飲み込んでしまった
「くぅ...!想像以上ね、こんな力を隠してたなんて...でもちょうど良いわ、貴方からは強さ以上にとんでもない邪気を感じるわ。私の下僕になりなさい」
レヴィアンは両手から黒いモヤを飛ばす
「フンッ❗️」
ジャンは黒炎をで対抗したがモヤは炎を吸収して肥大化する
「なっ!?ガアァァ‼️」
モヤがジャンを包み込み体内へと入り込む
「ジャン...!」
「ガッ!グッ!」
必死に黒炎を放ちながらジャンはもがくがモヤは完全に体内に収まってしまう
「いけません、ジャンさんの精霊石が!」
メイデンの言う通りにジャンの精霊石を見ると輝きを失い、無色になっていた
「どう言う事だメイデン❗️」
「つまり、もうジャンさんはジャンさんではありません」
「さぁ貴方は私の力で生まれ変わったわ!行きなさい最強の下僕!ジャン・バーン」
ジャンはザル達を睨み不気味な笑みを浮かべる
「待ってくださいマスター!」
「こいグライド❗️」
怒りに身を任せるレートと冷静に状況を見据えるグライドは全く逆の行動を取っていた
「雑魚は引っ込んで」
「うわぁぁぁ❗️」
どんなに力を込めようが、どんなに想いを込めようがレートの拳などレヴィアンにとっては軽すぎた
「マスター‼️」
「ほんと最低、この中でも1番弱いくせに威勢だけはいいんだから、目障りよ」
「クソッ❗️クソクソクソクソ‼️なんで僕は...僕だけはいつまでも弱いままなんだ」
レートは血を吐きながら立ち上がる
「ん?あらぁ貴方、雑魚だけど普通の雑魚が持ってない程の凄いものを秘めてるわ」
レヴィアンは瞬時に距離を詰めてレートの胸に手を当てる
「その嫉妬心、もっともっと膨れ上がれば貴方はとっても魅力的になれるわ」
「うっ...」
レートは何か光のようなものを打ち込まれて倒れる
「マスター!貴様ぁ❗️」
「安心なさい、別に命は奪ってないわ。これからの事が少し楽しみだわ」
「ぬおぉぉ!」
レヴィアンは不敵な笑みを浮かべてグライドを吹き飛ばす
「さ、もう用は済んだから帰ろうかしら」
「待て!俺はまだ戦える」
ザルはもう魔力を捻り出す気力も無いというのに立ち上がる
「無理しちゃって、ん?何この反応」
レヴィアンは気配を感じる方を振り向くとそこにはジャンが立っていた
「ジャン!」
「ジャン君!」
「テメェ、さっさとソイツを返せ。嫌なら死ね」
ジャンは手から黒炎を漏らしながらレヴィアンに近づく
「ジャン...?」
「ザル君、メイデン!」
リベラは倒れ落ちそうな2人を支える
「よく来たわね、待っていたわ。さっきより魅力的になったかしら?」
「鎖黒」
ジャンは右手から黒い鎖を飛ばし、レヴィアンを縛る
「くっ!さっきより強い...!良い、良いわ。もっと来なさい」
「影の手」
さらにジャンの左手に黒炎を纏わせて巨大な手を作り出してアスモンテスを回収する
「しまっ!本気でいくわよ、フンッ❗️」
レヴィアンは鎖を破り翼を広げて宙を舞う
「黒炎拳」
アスモンを足元に置いて、ジャンは右手にも黒炎を纏わせる
「デビルモード」
レヴィアンの体から莫大なオーラが漏れ始める
「私にこの力を使わせるなんて貴方は本当に良い、私の力で捻り潰してあげるわ」
「やってみろよ」
「エンヴィストーム❗️」
オーラを纏わせた翼から無数の竜巻が放たれ、大地を抉りにながらジャンを追尾する
「黒連炎撃❗️」
ジャンの拳が竜巻を1つずつ殴り潰していく
「ならこれでどう?ティアーサンダー❗️」
レヴィアンの声に応えるように空から大量の雷が降り注ぐ
「黒龍牙❗️」
ジャンが両手を合わせると巨大な拳が黒い龍の頭に変化して雷を雨雲ごと飲み込んでしまった
「くぅ...!想像以上ね、こんな力を隠してたなんて...でもちょうど良いわ、貴方からは強さ以上にとんでもない邪気を感じるわ。私の下僕になりなさい」
レヴィアンは両手から黒いモヤを飛ばす
「フンッ❗️」
ジャンは黒炎をで対抗したがモヤは炎を吸収して肥大化する
「なっ!?ガアァァ‼️」
モヤがジャンを包み込み体内へと入り込む
「ジャン...!」
「ガッ!グッ!」
必死に黒炎を放ちながらジャンはもがくがモヤは完全に体内に収まってしまう
「いけません、ジャンさんの精霊石が!」
メイデンの言う通りにジャンの精霊石を見ると輝きを失い、無色になっていた
「どう言う事だメイデン❗️」
「つまり、もうジャンさんはジャンさんではありません」
「さぁ貴方は私の力で生まれ変わったわ!行きなさい最強の下僕!ジャン・バーン」
ジャンはザル達を睨み不気味な笑みを浮かべる
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