228 / 747
旅人の残火編
第76話 瞳の奥にいる者
しおりを挟む
ジャンとパンプは爆共鳴をして戦いを再開する
『結局、綺麗事のワガママじゃないか』
「何が悪い❗️」
機械兵とジャンの拳がぶつかり合う
「イグニート!オレに合わせろ!」
「うむ!」
イグニートが人差し指を天に向けると太陽が如く、巨大な火球が作り出される
「ハイブーストジュエル❗️レンズ❗️」
パンプは宝石のレンズを作り、イグニートの手前に展開させる
「凝縮せよ、我が最高の一撃よ」
火種レベルのサイズまで圧縮された火球を機械兵へ向ける
「お前に馬鹿にされたって!俺は止まらない!さっさとクラム達を返せ!」
『何故そこまでソイツらにこだわるんだ!別に良いだろ!あんなヤツらの代わりなんていくらでも居るだろ!』
「なんだと?」
ジャンは動きを止め、体中の魔力をほとばしらせる
「なぁお前もあの共鳴とか爆共鳴とやらをしないのか?」
「僕は常にメルと共鳴をしているんだよ、爆共鳴は僕らの戦い方とは相性が悪いんだ。さぁ僕らもいくよ」
「ふーん、そう言うものなのだな。まぁ良いか」
モニーは剣先に魔力を溜め始める
「デビルンバ❗️」
「「「キキキキー!」」」
アスモンの体から漏れたオーラの雫がコウモリの群れとなって機械兵の方へ飛んでいく
『何か間違った事でも言ったかい?下らない友情で自分を犠牲にする。何故そんな無意味な事をできるんだい?友など死のうが居なくなろうがまた作れば良いじゃないか』
「そんな簡単に捨てられるわけないだろ❗️」
『捨てられるね!』
ジャンは殴りや蹴りだけでなく火球を直接ぶつけ始める
『無駄無駄!魔法は効かないんだって!』
「ならこれでどうだ?」
ジャンが放った炎が青から黒に変化する
『効かないねそんな攻撃』
「どうかな?」
『は?...な、何!?』
黒い炎は消える事なく対魔法装甲を丸焦げにする
『なんて魔力だ...だがまだ動くぞ!』
焦茶色に染まった機械兵は体を動かそうとすると両腕のパーツがもげて落ちる
『なっ!?関節パーツはガードしたはず』
「「「キキキキー❗️」」」
機械兵の四肢からコウモリの群れが飛び出してくる
「油断したな馬鹿め!アスモンの僕に気付かなかったのだな!ガハハ!」
『こ、このガキがぁ!なっ!お、お待ちを!ウ、あぁぁ!ああぁ❗️』
ボロボロの屑鉄は動きを止めると何処かで操作をしているケンゾーの断末魔が聞こえてきた
「な、なんだ?これで勝ったのか?」
『いや~まさか裏切り者が出るなんてな~、ベルベルとサンドーガがかけてただでさえ面倒な事になってるっていうのに。ねぇアスモンテス』
「!」
屑鉄から新たに聞こえてきた声にアスモンは体が固まる
「よし!今だ!いけイグニート!」
「うむ!超凝縮!マキシマムバーン❗️」
イグニートの指先から放たれた火種は宝石のレンズを通り、小さな太陽となって空から落ち始めた
「げっ!まずいな!」
モニーは魔力を溜めていた剣を咄嗟に地面に刺して更に魔力を込める
「サウンドビート‼️」
鼓膜が破ける程金切り音と共に剣を中心に広がり始めた音の壁がギリギリジャン達を覆い、太陽が大地に衝突する衝撃から皆を守る
町は完全に更地になり、おそらく待機していたであろう機械兵達も跡形もなく消滅をした
「ハァハァ、危なかった」
「あわわわ...」
モニーは息切らし、アスモンは体を震わせていた
「よくやったぞイグニート!やったな!」
「うむ!兄上の補助があってこそであるなムハハあだっ❗️」
「いてっ❗️」
地上に降りてガッツポーズをする2人にジャンはゲンコツをくらわせる
「お馬鹿!町ごと決してどうする!これでクラム達が死んでたらどうするんだよ!」
「「あっ!」」
「あじゃないよ!」
ジャンに叱られて2人は頭を抱えながら焦る
『安心しなよ、君達のお友達は生きてるよ』
爆発から逃れた頭部パーツから声が漏れる
『結局、綺麗事のワガママじゃないか』
「何が悪い❗️」
機械兵とジャンの拳がぶつかり合う
「イグニート!オレに合わせろ!」
「うむ!」
イグニートが人差し指を天に向けると太陽が如く、巨大な火球が作り出される
「ハイブーストジュエル❗️レンズ❗️」
パンプは宝石のレンズを作り、イグニートの手前に展開させる
「凝縮せよ、我が最高の一撃よ」
火種レベルのサイズまで圧縮された火球を機械兵へ向ける
「お前に馬鹿にされたって!俺は止まらない!さっさとクラム達を返せ!」
『何故そこまでソイツらにこだわるんだ!別に良いだろ!あんなヤツらの代わりなんていくらでも居るだろ!』
「なんだと?」
ジャンは動きを止め、体中の魔力をほとばしらせる
「なぁお前もあの共鳴とか爆共鳴とやらをしないのか?」
「僕は常にメルと共鳴をしているんだよ、爆共鳴は僕らの戦い方とは相性が悪いんだ。さぁ僕らもいくよ」
「ふーん、そう言うものなのだな。まぁ良いか」
モニーは剣先に魔力を溜め始める
「デビルンバ❗️」
「「「キキキキー!」」」
アスモンの体から漏れたオーラの雫がコウモリの群れとなって機械兵の方へ飛んでいく
『何か間違った事でも言ったかい?下らない友情で自分を犠牲にする。何故そんな無意味な事をできるんだい?友など死のうが居なくなろうがまた作れば良いじゃないか』
「そんな簡単に捨てられるわけないだろ❗️」
『捨てられるね!』
ジャンは殴りや蹴りだけでなく火球を直接ぶつけ始める
『無駄無駄!魔法は効かないんだって!』
「ならこれでどうだ?」
ジャンが放った炎が青から黒に変化する
『効かないねそんな攻撃』
「どうかな?」
『は?...な、何!?』
黒い炎は消える事なく対魔法装甲を丸焦げにする
『なんて魔力だ...だがまだ動くぞ!』
焦茶色に染まった機械兵は体を動かそうとすると両腕のパーツがもげて落ちる
『なっ!?関節パーツはガードしたはず』
「「「キキキキー❗️」」」
機械兵の四肢からコウモリの群れが飛び出してくる
「油断したな馬鹿め!アスモンの僕に気付かなかったのだな!ガハハ!」
『こ、このガキがぁ!なっ!お、お待ちを!ウ、あぁぁ!ああぁ❗️』
ボロボロの屑鉄は動きを止めると何処かで操作をしているケンゾーの断末魔が聞こえてきた
「な、なんだ?これで勝ったのか?」
『いや~まさか裏切り者が出るなんてな~、ベルベルとサンドーガがかけてただでさえ面倒な事になってるっていうのに。ねぇアスモンテス』
「!」
屑鉄から新たに聞こえてきた声にアスモンは体が固まる
「よし!今だ!いけイグニート!」
「うむ!超凝縮!マキシマムバーン❗️」
イグニートの指先から放たれた火種は宝石のレンズを通り、小さな太陽となって空から落ち始めた
「げっ!まずいな!」
モニーは魔力を溜めていた剣を咄嗟に地面に刺して更に魔力を込める
「サウンドビート‼️」
鼓膜が破ける程金切り音と共に剣を中心に広がり始めた音の壁がギリギリジャン達を覆い、太陽が大地に衝突する衝撃から皆を守る
町は完全に更地になり、おそらく待機していたであろう機械兵達も跡形もなく消滅をした
「ハァハァ、危なかった」
「あわわわ...」
モニーは息切らし、アスモンは体を震わせていた
「よくやったぞイグニート!やったな!」
「うむ!兄上の補助があってこそであるなムハハあだっ❗️」
「いてっ❗️」
地上に降りてガッツポーズをする2人にジャンはゲンコツをくらわせる
「お馬鹿!町ごと決してどうする!これでクラム達が死んでたらどうするんだよ!」
「「あっ!」」
「あじゃないよ!」
ジャンに叱られて2人は頭を抱えながら焦る
『安心しなよ、君達のお友達は生きてるよ』
爆発から逃れた頭部パーツから声が漏れる
8
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
ざまぁから始まるモブの成り上がり!〜現実とゲームは違うのだよ!〜
KeyBow
ファンタジー
カクヨムで異世界もの週間ランク70位!
VRMMORゲームの大会のネタ副賞の異世界転生は本物だった!しかもモブスタート!?
副賞は異世界転移権。ネタ特典だと思ったが、何故かリアル異世界に転移した。これは無双の予感?いえ一般人のモブとしてスタートでした!!
ある女神の妨害工作により本来出会える仲間は冒頭で死亡・・・
ゲームとリアルの違いに戸惑いつつも、メインヒロインとの出会いがあるのか?あるよね?と主人公は思うのだが・・・
しかし主人公はそんな妨害をゲーム知識で切り抜け、無双していく!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

ハズレ職〈召喚士〉がS級万能職に化けました〜無能と蔑まれた俺、伝説の召喚獣達に懐かれ力が覚醒したので世界最強です~
ヒツキノドカ
ファンタジー
全ての冒険者は職業を持ち、その職業によって強さが決まる。
その中でも<召喚士>はハズレ職と蔑まれていた。
召喚の契約を行うには『召喚スポット』を探し当てる必要があるが、召喚スポットはあまりに発見が困難。
そのためほとんどの召喚士は召喚獣の一匹すら持っていない。
そんな召喚士のロイは依頼さえ受けさせてもらえず、冒険者ギルドの雑用としてこき使われる毎日を過ごしていた。
しかし、ある日を境にロイの人生は一変する。
ギルドに命じられたどぶさらいの途中で、ロイは偶然一つの召喚スポットを見つけたのだ。
そこで手に入ったのは――規格外のサーチ能力を持つ最強クラスの召喚武装、『導ノ剣』。
この『導ノ剣』はあらゆるものを見つけ出せる。
たとえそれまでどんな手段でも探知できないとされていた召喚スポットさえも。
ロイは『導ノ剣』の規格外なサーチ能力によって発見困難な召喚スポットをサクサク見つけ、強力な召喚獣や召喚武装と契約し、急激に成長していく。
これは底辺と蔑まれた『召喚士』が、圧倒的な成長速度で成り上がっていく痛快な物語。
▽
いつも閲覧、感想等ありがとうございます! 執筆のモチベーションになっています!
※2021.4.24追記 更新は毎日12時過ぎにする予定です。調子が良ければ増えるかも?
※2021.4.25追記 お陰様でHOTランキング3位にランクインできました! ご愛読感謝!
※2021.4.25追記 冒頭三話が少し冗長だったので、二話にまとめました。ブクマがずれてしまった方すみません……!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる