僕と精霊〜The last magic〜

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旅人の残火編

第71話 勉強きらい❗️

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 1匹の悪魔が光り輝く何かを追いかけていた
「へへへ!待ちやがれ‼️」
「主人!今戻る!主人❗️ぐっ!」

「貴様からは上質な魂を感じるぞ!」
「鬱陶しい!ミニマムボム❗️」
光り輝く者は小さな光を悪魔に放つと大爆発を起こす



龍神町 白夜家

 修学旅行から数日、ジャンは任務をしばらく休む事にし、白夜家の召使いモニーのカウンセリングを受けていた。

 ジャンはベッドで横になり、モニーの質問に答えていた。
「どうやら君の不安定な精神は過去の出来事が大きく関わっているみたいだね、話せるかい?」

「あまり思い出したくないです」
「これは相当深そうだな」
モニーはジャンの胸に聴診器を当てて、心の音をより鮮明に聞く

「なるほど...確かにコレは...記憶を箱にしまえるなら一生開かないようにしてしまうほどのものだ...他の方法を探そう」
モニーは聴診器を外し、首を回す


 白夜家 庭園

 パンプはジャンがカウンセリングを行なっている間、メルとアスモンと一緒に遊んでいた

「ナハハハ!」
「>*=<$**\」
「待てパンピー!」
3人で鬼ごっこをして、かくれんぼをして、相撲をとり、色んな遊びをしていた

「なぁそういえばカナメは何処なのだ?」
アスモンは周りを見回しながらメルに聞く
「|×*×*+>\^♪>」
「?なぁパンピー、メルはなんと言ってるんだ?」

「カナメは小学校に行ってるから居ないって」
「ええー!なんなのだ!そのショウガッコウとは!アスモンもそこに連れてけ!」
「\>☆○€♪#☆〆>**×♪」
「?パンピー!」

「勉強の邪魔になるからダメだって」
「えー!アスモンも勉強したいのだー!」
アスモンは頬を膨らませてメルを掴む

「×〆○=○#○>$×\」
「それじゃあついて来てだって」
2人はメルに着いて行き、白夜家の書庫へ入る

 書庫には見たことない言語の本や難しい内容の本が大量に置いてあった
「うわぁ、本がいっぱいだ」
「÷☆#\<×〆〒^」
メルはその中でも簡単そうな本をアスモンには渡す

「うーん?パンピー!これ読んで!」
「えっと、ジャル君はリンゴを3個買いました。帰りの途中にルミちゃんにリンゴを2個あげました...さてジャル君はリンゴを何個持っているでしょうか?」
「?」
アスモンは指で数を数えながら考える

「分かった!答えは全部食べるから0個だ!」
「€€€€€€€」
メルは自信満々なアスモンを見てケラケラ笑う
「答えは1個だ」
「ええー❗️なんでなんで!」

「3-2=1になるから」
「サンヒクニワイチ?...アスモン勉強きらーい!」
アスモンは本を閉じてその場に置く

「°°°°>」
「カナメはこんな難しい事をやっているのか?」
「分かんない、オレもショウガッコウに行ったこと無い」

「〒〆\##°°%%+÷〆〒」
「まずは文字の読み書きからだって、多分メルの言葉も分かるようになると思うぞ」
「本当か!パンピー教えて!」
メルは簡単な言葉の読み書き練習のドリルを取り出して3人で勉強を始める



「すみません、今日は」
「気にしないでくれ、後輩の悩みを聞くのも先輩としての務めだよ」
ジャンとモニーは書庫へと歩く途中で白衣を着た中年男性と目があった

「ふん!また寄り付いたかこの疫病神が」
「...」
「薄汚いガキがスフールお嬢様に見合う訳ないだろ」
中年男性はすれ違い様にそう呟いてきた

「...」
「気にするな、誰がなんと言おうが君はお嬢様の命の恩人だよ、もっと誇ると良いよ」
「ありがとうございます..」
突然の事にジャンは涙を流してしまう

「少しずつで良い、ちゃんと直してまたお嬢様を笑顔にしてくれ」
「...はい」
涙を拭いジャンは書庫の扉を開ける

「うわーん❗️難しいよ~❗️アスモン勉強や~❗️」
「☆×♪×*>*|>○\」
「大丈夫だ!アスモン!少しずつで良いから!」
何があったパンプ



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