僕と精霊〜The last magic〜

摩訶不思議！精霊界編

第68話 勝利を勝ち取れ！

　パンプ達の猛攻は続いた。毒で弱っているサンドーガはただ攻撃を受けながら怒りをグツグツと煮えたぎらせていた

「うおぉ！スゲェ力がみなぎるぞ！」　
「パンプ！暴れるな！」
パンプはメイデンの首を掴みながらはしゃぐ

「もう一発と...今度はコレ！」
パンプは青い宝石を魔銃に込めると形状が変化する

「ズドドドドーン‼️」
魔銃からは無数の弾丸が連射される
「ウルルゥアアアァァ‼️」
サンドーガは黒い宝石で壁を作り出す

「ハァ❗️」
パンプが手をかざすと黒い宝石が光となって消えた
「何ぃ！ぐぅぅ❗️」
銃撃をそのまま受けながらサンドーガは次の攻撃の為に宝石を作り出す

「オラ！」
パンプの指示に従うかのようにサンドーガが作り出した宝石が動きだす
「俺のだぞ」

「お前のなんかじゃない！スタージュエル❗️」
パンプが作り出した輝く宝石と黒い宝石がサンドーガに向かって飛び交う

「いけいけー！」
「こんなもの！宝石を使わなければ！次元烈斬‼️」
サンドーガの周囲に次元を切り裂く斬撃痕が残る

「これでどうだ！宝石なぞきかんぞ！」
「プラントチェーン❗️」
「ぐっ...！またか！」
サンドーガは鎖状のツタに縛られる

「何度も通用するか❗️」
「五十寸❗️」
ローズが投げた無数の五十寸の釘がサンドーガの全関節に刺さる

「イデデデデ❗️」

「アイスロック‼️」　
ボノムが地面を殴ると地中から大量の氷の柱が飛び出しくる
「斬撃台風❗️」
グライドが羽ばたくと風の刃が吹き荒れる

「メタルニードル❗️」
スカルドは翼から鉄の針を飛ばしてサンドーガに突き刺す
「地雷の舞じらいのまい」
ツイスターは特殊な磁場を発生させる踊りをするとスカルドの放った鉄の針が不気味に動き出す

「グガガ！体が勝手に...動くぐぐぐ！」
磁力で動き出す鉄の針がサンドーガの体を更に不自由にする

「なんだコレは！？」
「このまま死んで！丑ノ刻うしのこくブレイク‼️」
ローズは巨大なトンカチで一本の釘を打ち込むと刺さっていた釘が全て爆発する

「ウシャアアァァ‼️」
傷口が破裂しサンドーガは悶絶する

「よーし！トドメだー❗️」
「待てパンプ！先にザル様たちを！」
パンプはメイデンに止められ、攻撃を中止する

「ムハハ❗️その通り！このまま俺を殺せばお前らのお友達も死んじまうぞ！ほれ！」
サンドーガの自分の心臓を見せびらかす。心臓の中にはジャン達が収められていた

「ジャン❗️」
「ムハハ！これで俺の勝ちだ！もう貴様らを自由にさせてたまるか！ここからは本気も本気！フルパワーだ❗️」
「まだ強くなるの！？」
「俺結構本気でやってたぞ！」
「油断できません！」

サンドーガは高笑いをしながら更なるに絶望をパンプ達に与えるかのように激しいオーラを放ち始める

「まだ力を隠していたか..！クソ！すまないパンプ...限界だ、もう立てない...」
「メイデン！」
メイデンは圧に押されて立つ事が出来なくなっていた。他の者達もそうだった。

「ずるいぞ！何したんだお前！」
「ただ力を見せてやっただけだが？」　
圧に負けなかったのはパンプ、あとは...

「さてとあとは貴まっ❗️」
「グングニル❗️」
ザンパも圧には負けていなかった。宝石の槍でサンドーガの背中を貫いていた

「兄ちゃん！」
「やっと貴様をこの槍で貫けた...隙を見せたな。これでジャン殿達を救う！」

「そこは心臓ではない」
「なっ！がぁ❗️」
元々、疲労を重ねていたザンパは簡単に弾かれてしまう
「兄ちゃん❗️」

「これで本当に貴様で1人、さぁタイマンといこうか」
「たいまん？難しい言葉ばかり使いやがって早くみんなを返せ！」
パンプはただ1人、魔銃をサンドーガへ向けて果敢に立ち向かう

「さぁこい❗️」
「ブーストジュエル‼️」
パンプは自分の背中から宝石の翼を生やして、ジェット機のように飛び出す

「次元烈斬‼️」
「ハイジュエルシュート‼️」
次元をも削り取る斬撃と無限の力を秘めた宝石がぶつかり合う

「暗黒弾❗️」
「リフレクトジュエル❗️」
サンドーガが放った真っ黒な弾をパンプは宝石の壁で跳ね返す
「どりゃりゃりゃ‼️」
サンドーガは跳ね返ってきた暗黒弾を体で受け切りながら、無数の腕で攻撃をする。しかし、パンプには当たらない。全てスレスレの所で回避され、逆に反撃をくらう

「ジャン達は返してもらうぞ！」
パンプは宝石を纏って、サンドーガの胸に突っ込む
「グボォ‼️」
宝石は心臓を貫き、ジャン達を救出する

「これでお前に思い切りの攻撃ができるな！」
パンプはジャン達を地面に下ろしてサンドーガを空から見下ろす
「ま、待て...！」
「嫌だぁー‼️」
パンプの叫びに大量の光が集まりだす

「あの光は..！？」
「精霊界のみんなの願いだ❗️」
光がどんどん魔銃に集まり出す

「お前は暴れ過ぎた！いっぱい壊した！いっぱい殺した！だからお前を倒す❗️」
魔銃が巨大化し、激しく輝き出す

「スピリットバースト‼️」
「クソオォォ‼️」
虹色の魂と共にサンドーガは消えた