僕と精霊〜The last magic〜

一般人

文字の大きさ
上 下
117 / 747
再燃する戦火編

セバスの失恋

しおりを挟む
 セバスの初恋から2週間後

「んー!んー!」
「もうどうしたのセバスさん?尻尾痛いんだけど」

「はっ!アミィ様!私決めました!」
「何を?」

「キャシーさんに告白をします!」
「え、まだしてなかったの!?」

「恥ずかしながら...」
「早くしないと間に合わなくなっちゃうわ!さぁ行って!」

「は、はい!...あのお願いが」
「何?」

「後ろで見ていてくださいませんか?」
「良いわよ」



「セバスさん、お話というのは」
「あ、ああの!キャシーさん!」

「はい」
(頑張れセバスさん...!)

「前から好きでした!私と付き合って下さい!」
「えっ....」

「ご、ごめんなさい、私もう付き合ってる方が居るんです」
「へ?」

(あ、あちゃ~)
「あ!アミィ先輩!」

「アイサちゃん!」
「どうしたんですか?」
「実は...」


「ごめんなさい!キャシーちゃん、お兄ちゃんのパートナーと付き合ってるんです。セバスさんになんと言ったら...」
「気にしないで、セバスさんは私が慰めておくから」

「本当にすみません」
「大丈夫、大丈夫」



「うう...アミィ様ぁ...僕頑張ったのに....」
「仕方ないわ、セバスさんは頑張った」
「うぅ...」

「おーいセバス!ラーメン食いに行こうぜー!」
「ちょっと男子!今、セバスは落ち込んでんのよ!出てって!」
「そーよそーよ!セバスは今は姉御に甘えてんだ!」

「うーい...行こうぜー」

 女子達に見守られながらアミィに膝枕をしてもらうセバスであった








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

星座の国

藤いろ
ライト文芸
12の星座の国を旅するショートショートストーリー 毎週日曜更新予定

転輪のメタルコア/異世界転生者vs輪廻転生者

ナイカナ・S・ガシャンナ
ファンタジー
【こういう方にオススメの作品です】 ・異世界転生が好き ・ゲーム的スキルに馴染みがある ・伝奇物が好き ・伝説の武器や知っている英雄が出てくると興奮する ・色々なキャラクターのエピソードをちょいちょいと摘まみたい ・強い奴と強い奴を並べて、「さて、どっちがより強ェんだ?」ってやるの楽しい ・つまり一対一(タイマン)が大好物 ・試合形式だとなお良い ・異世界と地球にどんな関係があるのかを知りたい ・“転生物の到達点、その一つ”を見てみたい―――― 【以下ちょっとだけ真面目なあらすじ】 二〇XX年、地球人類は異世界転生者に襲われた。剣と魔法による異常識を前に人類は不意を打たれ、人口の七割が失われた。 異世界転生者達は人類の完全滅亡を盾に神々に要求するが、神々はこれを拒否。異世界転生者達に神罰を下す為、輪廻転生したかつての英雄達を遣わす。しかし、これが異世界側の罠であり、受け答えを条件として成立する決闘儀式であった。 かくして、異世界転生者七人と輪廻転生者七人。 ここに最強同士のタイマン勝負が始まったのだ――! ※小説家になろう、ノベルアップ+にも掲載しています。

外れスキルと馬鹿にされた【経験値固定】は実はチートスキルだった件

霜月雹花
ファンタジー
 15歳を迎えた者は神よりスキルを授かる。  どんなスキルを得られたのか神殿で確認した少年、アルフレッドは【経験値固定】という訳の分からないスキルだけを授かり、無能として扱われた。  そして一年後、一つ下の妹が才能がある者だと分かるとアルフレッドは家から追放処分となった。  しかし、一年という歳月があったおかげで覚悟が決まっていたアルフレッドは動揺する事なく、今後の生活基盤として冒険者になろうと考えていた。 「スキルが一つですか? それも攻撃系でも魔法系のスキルでもないスキル……すみませんが、それでは冒険者として務まらないと思うので登録は出来ません」  だがそこで待っていたのは、無能なアルフレッドは冒険者にすらなれないという現実だった。  受付との会話を聞いていた冒険者達から逃げるようにギルドを出ていき、これからどうしようと悩んでいると目の前で苦しんでいる老人が目に入った。  アルフレッドとその老人、この出会いにより無能な少年として終わるはずだったアルフレッドの人生は大きく変わる事となった。 2024/10/05 HOT男性向けランキング一位。

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい

udonlevel2
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。 ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。 ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。 時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。 だから――。 「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」 異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ! ============ 小説家になろうにも上げています。 一気に更新させて頂きました。 中国でコピーされていたので自衛です。 「天安門事件」

変態の烙印 ーー平凡男子の無茶ブリ無双伝ーー

おもちさん
ファンタジー
■あらすじ……  凄く雑な流れで同じ世界へと転生した青年レイン。 また同じく雑に、世界の命運をフワッとしたノリで託される。 しかし、彼にとって一番の問題は、別の国に転生したことでも、命がけの戦闘でもない。 本来なら味方となるはずの、彼を取り巻く街の人たちとの軋轢だった。 ブラッシュアップしての再投稿です。  エブリスタでも掲載中です。

知らない異世界を生き抜く方法

明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。 なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。 そんな状況で生き抜く方法は?

収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい

三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです 無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す! 無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!

召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~

さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』 誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。 辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。 だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。 学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。

処理中です...