僕と精霊〜The last magic〜

七大悪魔復活編

兄弟

「ハァハァ..ハァ」
「ご主人、今日はこの辺にしておきましょう」
「マスターも既に限界を超えています」

「そうだな、何か掴めた気がしたがまだ時間がかかりそうだ」
「ふぃ～、疲れた～」
「家に帰りましょ、グライド乗せてくれ」
「嫌です、自分で歩いて下さい」
「ちぇ～」

「ねぇラート、僕らってみんなについていけるかな？」
「さぁな、でもやるしかねぇよ。こっちはガブリラを殺されてんだ、黙ってるわけにいかねぇだろ」

「でも僕らってクラスでもパッとしないし、なんで龍神学園に入学できたんだろ？」
「あーもー！ガチャガチャ理由を求めるな！俺の弟ならもっとこー！大胆にいけよ！」

「僕はラートとは違う」
「かー、昔っからお前はそれだ....あっ❗️」
「どうしたの？」

「今日、母ちゃんにおつかい頼まれてたよな！」
「あー！しまったー！」

「おい！ボノム！グライド！先に帰って母ちゃんの機嫌取りでもしてろ！俺らは商店街に行ってくる！行くぞレート！」
「あー！待ってよー！」

「全く、１番の骨が折れる仕事を...」
「ボノム、お前に骨は無いだろ」
「例えですぜ、例え、グライドは冗談が通じまへんなぁ～」

「冗談はその辺にして帰りますよ」
「今のは冗談じゃありませんぜ」
「何ー！」

「うわぁ！」
それぞれお互いのパートナーに似てきた4人であった