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再燃する戦火編
第29話 わがままお嬢様
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色欲の大悪魔アスモンテスがジャン達の目の前に現れた。しかし、その幼女が悪魔であると思いもしなかった
「な、なんだ?今度はガキか?」
「チャルゴンー!死んじゃいやー!」
アスモンテスは倒れているチャルゴンの手を握る
「お嬢様、チャルゴンはまだ死んではおりませぬ....」
「チャルゴーン!」
「申し訳ございません、お嬢様...叫んだ拍子に腰をやってしまいました」
「うわーん!良かったー!」
「うぐぅ!」
アスモンテスが抱きついた衝撃で更に腰を痛めるチャルゴン
「パンプ、あのお爺さんの腰を治してくれないか?」
ジャンはパンプに治してもらった腕を振り回しながら提案をする
「ええー!でもコイツ、ジャンの腕の骨折ったんだぞ!」
「でも、この人も僕らのせいで腰を痛めて倒れた、治してあげてくれ、今度好きなおかず分けてあげるからさ」
「本当か!じゃあ治す!」
パンプは急いで緑の宝石をチャルゴンに打ち込む
「お、お前!何をするんだ!チャルゴンは瀕死なのだぞ!やめろー!」
勘違いをするアスモンテスはパンプの耳を引っ張る
「イギギギ!耳を引っ張るな❗️」
あまりの痛みにパンプは手先から小さな宝石をボロボロ漏らす
「こ、これは腰の痛みが引いた?」
チャルゴンは腰を抑えて立ち上がる
「チャルゴーン!良かったよー!アスモンすっごく心配したんのだぞ!」
「むぐぐぐ...ぐるじい」
勢いよくチャルゴンに抱きつくアスモンテスの間に挟まれるパンプ
「なんか忙しいヤツだな」
「そうですな」
「敵ではないみたいだな」
「ザル様、油断はいけません」
「お前が治してくれたのか!」
「あ、ああ...ところでお前らなんで此処に居るんだ?此処がお前らの家なのか?」
パンプは耳をほぐしながら質問する
「そうだ!此処がアスモン達の家なのだ!もう何人か一緒に住んでたヤツも居たけど死んだ!」
アスモンテスはニコニコしながら説明をする
「なんで仲間が死んだのに笑ってるんだ?変だぞ」
「ん?だって嫌いなヤツだったんだもん!」
「お嬢様、そんな事を言ってはなりません」
「ちょっと待てよ、あんたら2人此処に住んでるって言ってるけどどう見たってどっかの金持ちみたいな格好だよな?なんか怪しいぜ」
「流石ご主人!冴えてますな!」
ラートがそう言うとチャルゴンは少し焦り出す
「いえいえ、此処が我らの家。意外と中の設備が整っているのですよ、さぁお嬢様帰りまs」
「だってアスモン!悪魔だもん!」
「な!」
「え!?」
「マジかよ!?」
「お嬢様!」
アスモンテスから放たれたその言葉はパンプ以外を怯ませる
「なんだお前悪魔だったのか、でもそんなに悪そうなヤツじゃないな」
「だってアスモン、悪いことなーんにもしてないもーん!」
「ジャン!コイツ悪いヤツじゃないぞ!」
「何言ってんだよ、悪魔だぞ!この前倒したベルゴンドとか言うヤツの仲間なんだぞ!」
ジャンは目を覚ませと言わんばかりに説得をする
「おい!お前クソベルゴンとアスモンを一緒にするな!あんなヤツ早く死ねばいいんだ!」
「お嬢様!下品ですぞ!」
「オレらが倒したぞ」
「本当か!お前!名前はなんだ?」
「パンプ」
「僕はジャn」
「おお!パンピーだな!」
「オレはパンプd」
「決めた!アスモン強くて優しいパンピーのお嫁になるのだ!」
「え?」
「「「「えええーーー‼️」」」」
「お嬢様!な、何を!ギャアまた腰がぁ!」
「おいしっかりしろ!爺さん!」
ラートはチャルゴンの再び痛めた腰に氷を当てる
「お嫁ってなんだ?」
「アスモンはパンピーの妻になるのだ!」
「なぁジャン、妻ってアミィみたいなのか?」
「あ、うん、そうだね」
「じゃあオレがユウスケみたいになるのか!ん?でも何をすれば良いんだ?」
パンプはアスモンテスに抱かれながら考えまくる
「パンピーはずっーとアスモンと一緒に居てくれれば良いのだ!2人で愛し合って最後まで一緒なのだ!」
「じゃあオレもお前を好きになれば良いんだな!」
「お前ではない、アスモンと呼ぶのだ」
「分かった」
何故か打ち解ける2人を呆然と見届ける一同
「おいジャン!良いのかよ!パンプが悪魔と結婚なんて!」
「そうだぜ!んなのバレたらみんなになんて言われるか」
「パンプが決めたなら仕方ない」
ジャンは落としていた魔銃をホルスターにしまいながら言う
「何を言っているんですかジャンさん!いつものようにパンプを叱らないのですか!」
「そうですぜ!」
「こればっかりはダメだよ、パンプがこうやって誰かを好きになるのを止めるなんて僕にはできない」
腰を痛めたチャルゴンを立たせながらジャンは黙々と話す
「すみません、どうやら噂よりも人間は話で聞くよりも悪い存在ではないようですね」
「え?それどう言う事ですか?」
「昔の話ですよ、お気になさらず」
チャルゴンはそう言い、アスモンテス達の方へ歩く
「精霊、お嬢様は昔から一途なお方です。わがままな性格ですがとても良い子でございます。ぜひこれからもよろし...く!?」
「チャルゴン?」
大きな銃声とともにチャルゴンは話を終える前に倒れる。腹には大きな風穴が空いており、大量の血を緑色の血を吹き出していた
「おい爺さん!」
「ジジイ!」
「チャルゴン!」
「誰だ!」
「な、なんだ?今度はガキか?」
「チャルゴンー!死んじゃいやー!」
アスモンテスは倒れているチャルゴンの手を握る
「お嬢様、チャルゴンはまだ死んではおりませぬ....」
「チャルゴーン!」
「申し訳ございません、お嬢様...叫んだ拍子に腰をやってしまいました」
「うわーん!良かったー!」
「うぐぅ!」
アスモンテスが抱きついた衝撃で更に腰を痛めるチャルゴン
「パンプ、あのお爺さんの腰を治してくれないか?」
ジャンはパンプに治してもらった腕を振り回しながら提案をする
「ええー!でもコイツ、ジャンの腕の骨折ったんだぞ!」
「でも、この人も僕らのせいで腰を痛めて倒れた、治してあげてくれ、今度好きなおかず分けてあげるからさ」
「本当か!じゃあ治す!」
パンプは急いで緑の宝石をチャルゴンに打ち込む
「お、お前!何をするんだ!チャルゴンは瀕死なのだぞ!やめろー!」
勘違いをするアスモンテスはパンプの耳を引っ張る
「イギギギ!耳を引っ張るな❗️」
あまりの痛みにパンプは手先から小さな宝石をボロボロ漏らす
「こ、これは腰の痛みが引いた?」
チャルゴンは腰を抑えて立ち上がる
「チャルゴーン!良かったよー!アスモンすっごく心配したんのだぞ!」
「むぐぐぐ...ぐるじい」
勢いよくチャルゴンに抱きつくアスモンテスの間に挟まれるパンプ
「なんか忙しいヤツだな」
「そうですな」
「敵ではないみたいだな」
「ザル様、油断はいけません」
「お前が治してくれたのか!」
「あ、ああ...ところでお前らなんで此処に居るんだ?此処がお前らの家なのか?」
パンプは耳をほぐしながら質問する
「そうだ!此処がアスモン達の家なのだ!もう何人か一緒に住んでたヤツも居たけど死んだ!」
アスモンテスはニコニコしながら説明をする
「なんで仲間が死んだのに笑ってるんだ?変だぞ」
「ん?だって嫌いなヤツだったんだもん!」
「お嬢様、そんな事を言ってはなりません」
「ちょっと待てよ、あんたら2人此処に住んでるって言ってるけどどう見たってどっかの金持ちみたいな格好だよな?なんか怪しいぜ」
「流石ご主人!冴えてますな!」
ラートがそう言うとチャルゴンは少し焦り出す
「いえいえ、此処が我らの家。意外と中の設備が整っているのですよ、さぁお嬢様帰りまs」
「だってアスモン!悪魔だもん!」
「な!」
「え!?」
「マジかよ!?」
「お嬢様!」
アスモンテスから放たれたその言葉はパンプ以外を怯ませる
「なんだお前悪魔だったのか、でもそんなに悪そうなヤツじゃないな」
「だってアスモン、悪いことなーんにもしてないもーん!」
「ジャン!コイツ悪いヤツじゃないぞ!」
「何言ってんだよ、悪魔だぞ!この前倒したベルゴンドとか言うヤツの仲間なんだぞ!」
ジャンは目を覚ませと言わんばかりに説得をする
「おい!お前クソベルゴンとアスモンを一緒にするな!あんなヤツ早く死ねばいいんだ!」
「お嬢様!下品ですぞ!」
「オレらが倒したぞ」
「本当か!お前!名前はなんだ?」
「パンプ」
「僕はジャn」
「おお!パンピーだな!」
「オレはパンプd」
「決めた!アスモン強くて優しいパンピーのお嫁になるのだ!」
「え?」
「「「「えええーーー‼️」」」」
「お嬢様!な、何を!ギャアまた腰がぁ!」
「おいしっかりしろ!爺さん!」
ラートはチャルゴンの再び痛めた腰に氷を当てる
「お嫁ってなんだ?」
「アスモンはパンピーの妻になるのだ!」
「なぁジャン、妻ってアミィみたいなのか?」
「あ、うん、そうだね」
「じゃあオレがユウスケみたいになるのか!ん?でも何をすれば良いんだ?」
パンプはアスモンテスに抱かれながら考えまくる
「パンピーはずっーとアスモンと一緒に居てくれれば良いのだ!2人で愛し合って最後まで一緒なのだ!」
「じゃあオレもお前を好きになれば良いんだな!」
「お前ではない、アスモンと呼ぶのだ」
「分かった」
何故か打ち解ける2人を呆然と見届ける一同
「おいジャン!良いのかよ!パンプが悪魔と結婚なんて!」
「そうだぜ!んなのバレたらみんなになんて言われるか」
「パンプが決めたなら仕方ない」
ジャンは落としていた魔銃をホルスターにしまいながら言う
「何を言っているんですかジャンさん!いつものようにパンプを叱らないのですか!」
「そうですぜ!」
「こればっかりはダメだよ、パンプがこうやって誰かを好きになるのを止めるなんて僕にはできない」
腰を痛めたチャルゴンを立たせながらジャンは黙々と話す
「すみません、どうやら噂よりも人間は話で聞くよりも悪い存在ではないようですね」
「え?それどう言う事ですか?」
「昔の話ですよ、お気になさらず」
チャルゴンはそう言い、アスモンテス達の方へ歩く
「精霊、お嬢様は昔から一途なお方です。わがままな性格ですがとても良い子でございます。ぜひこれからもよろし...く!?」
「チャルゴン?」
大きな銃声とともにチャルゴンは話を終える前に倒れる。腹には大きな風穴が空いており、大量の血を緑色の血を吹き出していた
「おい爺さん!」
「ジジイ!」
「チャルゴン!」
「誰だ!」
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