僕と精霊

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僕らの青春編

第108話 トンデモ大魔法体育祭‼️

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 10月、肌寒くなってくる季節。でも僕らは燃えていた。
 
 龍神学園の全生徒参加の体育祭の日だ!この日は3年も全員揃う、2年生は前学期でほとんどいなくなっちゃったけど

 1-A教室
「よーし❗️今日は絶対勝つぞ❗️」
「「「おー‼️」」」
ザルは皆を仕切る

 全生徒がグラウンドに集まり、学園長が前に立つ。
「皆の者!この日を待ってたか‼️」
学園長の声が轟く
「「「うおおお‼️」」」
「怪我をしても心配するな❗️全力で励むのだ‼️」
「「「うおおお‼️」」」
「では黙祷」
一斉に学園中が静まり返る皆、亡くなった2年生に1分間祈りを捧げる

「それでは!龍神学園❗️大魔法体育祭❗️始め‼️」
学園長の号令と共にグラウンドから生徒達が消える

 ここでルール説明
龍神学園大魔法体育祭のルールは極めてシンプル、学園敷地内で1日に渡り生徒達と精霊達が協力をし、ハチマキの取り合いをするだけ。ハチマキは各クラス違う色を使用し、最後に残った色のクラス又は最もハチマキを取ったクラスの優勝となる。ハチマキを取られた者は脱落、ハチマキを取った者は相手の持っている全てのハチマキを獲得する。
以上

1年 A赤 B青 C黄色 D緑
2年 白
3年 A紫 B水色 Cオレンジ 

 体育館

「ここで固まっていればハチマキを取られることはない!」
1-Dの生徒達は体育館の真ん中に固まり身構える

「甘い甘い!」
何処からか声がする
「みんな!戦闘準備!」
1-Dの生徒達は一斉に魔法陣を展開する

「盗賊の息吹‼️」
体育館に急風が吹く
「みんな!大丈...はっ!」
1-Dのハチマキは全て小さなゴブリンに取られていた

「よくやったシーフォン」
オレンジ色のハチマキをした男が体育館に入って来る
「ケケケッ!」
シーフォンという名のゴブリンは男の方へ走る

「まさかこんな簡単にいくとは、今年の1年は期待ハズレだな」
男は体育館を出る
「そう言うなよザック、まぁ簡単だったけどよ」
2人は高笑いをする

 体育館 天井

「何だ今の!アレが3年生の実力!?」
「マスター、コレは相当苦労しますよ」
レートとグライドが上から様子を見ていた

 
 廊下

「風‼️」
ジャンは目にも止まらぬスピードで次々とハチマキを奪って行く
「いけいけ!ジャーン❗️」
パンプはジャンの肩に乗りながら応援をする

「ジャン君!中々派手にやってるね!」
「☆**\」
「なっ!?モニー先輩!」
「セイトカイチョーにメル❗️」
紫のハチマキを付けたモニーがジャンのスピードについて来る

「取り敢えず止まってもらおうか❗️」
モニーは蹴りを繰り出す、ジャンは咄嗟にガードする
「いきなりモニー先輩か」
ジャンは苦笑いをする


 玄関

「お前はザル・ガンドル!」
「ここであったが百年目!」
2人の2年生がザルの前に立ち塞がる

「まさか、生き残った2年生がアンタら2人とはな、嬉しいような悲しいような」
ザルはやれやれと首を振る
「ザル様お知り合いですか?」
メイデンはザルの横で角を輝かせながら浮いている
「ああ、入学式の時にお世話になった不良先輩だ!」

「何をガチャガチャ言っているんだ!」
「ボコボコにしてやるぜ!」
2人はザルに襲いかかる

「...たく」
ザルの目つきが変わる


 庭園

「ちょっとあなたがスフール・白夜ね!」
白夜は5人女子生徒に囲まれている。ハチマキの色は皆バラバラだ。

「白夜、知り合い?」
ローズは白夜のスカートをツンツンと引っ張る
「さぁどなたでしょうか?」
白夜は大鎌を構える

「私達はジャン・バーンファンクラブ!」
5人はポーズを取る
「ジャン・バーンファンクラブ?」
白夜は鎌を落とす
「ぷっ!なにそれ変なのー!」
ローズは笑う

「笑うんじゃないよ!このチビ人形!」
1人がローズに指を差す
「あ"あ"ん❗️」
ローズは今まで見せたこと無いほどの恐ろしい形相になる

「白夜!フシュー!アイツ!フシュー!コロス‼️」
ローズの口から煙が出ている
「まぁまぁ」
白夜は鎌を拾い、ローズをなだめる

「ふん、噂によればスフール白夜!あなたジャン様と付き合っているようではないですか、こんなブサイクな精霊にあなたのような人はジャン様と釣り合うわけが無いわ!」
「それにスフールって、ププッ!変な名前」
(💢)
白夜の顔は引きつる

「もゔ許ぜないわ❗️白夜❗️アイツらコロス‼️」
「ええ、お好きにどうぞ」
2人は共鳴をし、姿が変わる

「ちょっ先輩、何かマズくないです...か..」
1人のファン会員が振り向くとガイコツが抱きついてきた

「イヤーー‼️」

数分後

「コレでよしと...」
白夜の後ろに5人は倒れていた
「ローズ、そのくらいにしなさい」
ローズは5人の顔を徹底的に殴っていた
「ふんっ!今日はこのくらいにしてあげる、白夜に感謝しなさい!」
ローズはそう言うが5人は気絶していた


 屋上

「「「待てー❗️」」」
アドロンは1-Cの生徒達に追い詰められる

「ふんっ!大人しくハチマキを渡せば何も危害は加えない!直ちにハチマキを渡すんだ!」
男がアドロンに指を差しながら言う

「あっそ」
アドロンは足下のロープを拾い屋上から飛び降りる
「「「なっ❗️」」」
次の瞬間、アドロンが仕掛けた罠が作動し、1-Cの生徒達はロープで拘束される

「ハチマキさえくれれば拘束を解いてやってもいいぜ」
アドロンはツイスターとスカルドの翼で屋上まで戻って来る

「誰が渡すか...!」
必死にもがきロープの拘束を解こうとする一同
「なら仕方ないか、スカルド❗️」
(あいよ)
アドロンの掛け声と共にロープは鋼鉄化する

「な、何を...」
「ツイスター❗️」
(はい!)
鋼鉄のロープに強力な電撃が流れる

「「「アバババ‼️」」」
1-Cの生徒達は精霊含め、丸焦げになる

「さ、今のうちに回収、2人も手伝ってくれ」
「任せろ」
「お疲れ様です」
アドロンの背中からツイスターとスカルドが飛び出して来る

 体育祭はまだまだ続く

 脱落者 35名

 残り 28名












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