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英雄誕生伝編 6月20日〜6月30日
第94話 再開と聖剣
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150年前サイド
爆発が収まるとユウスケはすぐにジャンのいる方へ走った
「お、おい待て!」
ノックとクランクはユウスケの後を追う
「僕も...」
「お待ちなさい!ゼノ」
里長がゼノを止める
「何?」
「今のままではただ死ぬだけです、こっちに来なさい!」
里親はゼノの手を引っ張る
「ええー!速く行かせてよ!」
ゼノは引きずられながら駄々をこねる
「ゼノ...」
竜ノ神は地面這いずりながらゼノの後につく
「おいおい、なんだよこれ!ひでぇ」
ノックは爆発で焼け野原になった森を見渡す
「流石にあのケンザキとかいう奴も」
クランクは焦げた石を拾いながら言う
「いや、アイツは生きている、そう簡単に死ぬ男じゃない」
ユウスケは警戒する
「大正~解!流石ユウスケさ~ん」
木炭の山からケンザキが出てくるが姿は人型になっていた
「やはりな」
ユウスケ達はケンザキを囲む
「上を見なさい、コレが何か分かりませんか?」
ケンザキは空にある穴に指を差し、何かを撃ち込む
「なっ!空が裂けている!」
ノックは目を見開く
「どういうことだこりゃ!」
クランクは穴の奥を目を凝らしながら見る
「何だ!穴の中に地上がある!」
クランクは驚く
「ケンザキ❗️」
ユウスケは気にせず銃を構える
「おっと、今更そんな物私には効きませんよ」
ケンザキは指を振る
「うるせぇ、気休めだ」
ユウスケは引き金を引く
竜の祭壇 奥地
「此処です」
「コレは!?」
ゼノの目の前には金色の剣が祭壇に祀られていた
「コレは聖剣、対魔の剣です」
「対魔の剣..」
ゼノは剣に近づく
「この剣はこの里の里長のみが使うことが許される剣、全ての魔獣を消し去り、勝利をもたらす伝説の剣です」
里長は剣を恨むように睨みつけて言う
「なんでこの剣を最初から使わなかったんですか?」
ゼノは剣を触ろうとしながら言うと里長に手を叩かれた
「できれば使いたくなかったんです、ある意味、呪われているんですよ、この剣は...」
里長は話を続ける
「この剣を使った者の魔力が暴走しコントロールが効かなくなるんですよ、過去にコレが原因で里が無くなりかけましたからね」
里長はため息を吐く
「じゃあ、どうするんですか!僕か里長が使わなきゃ、どっちみち里が無くなっちゃうよ!」
ゼノは剣を強く睨む
「いいえ、使うのはあなたですゼノ、その里を消しかけたのは私なのですから」
里長はゼノを見つめる
「ゼノ、我なら暴走を弱めることができるかもしれない」
竜ノ神はゼノの肩に乗っかる
「本当?」
ゼノは心配になる
「ゼノ、覚悟はできていますか」
「ゼノ」
2人はゼノに問い詰める
「できてるよ❗️」
ゼノは声を張って宣言する
現代サイド
「...ン..ャン.ジャン!」
(ん、パンプの声、僕は戻れたのかな)
「ジャン❗️」
パンプはジャンの腹を思い切り踏みつける
「ブッ❗️」
ジャンは飛び起きる
「ジャン‼️」
パンプはジャンに抱きつく
「「「「ジャン!」」」」
「「「「ジャンさん!」」」」
「ジャン様!」
「「ジャン君!」」
「\×〆!」
ジャンの周りには皆んなが居た
「みんな...」
ジャンはみんなの顔を見る
「こんな事している場合じゃない!パンプ!行くよ❗️」
ジャンとパンプの精霊石が輝き出す
「おう‼️」
2人は共鳴をし、姿が変わる
「ちょっとジャン!行くって何処に!」
アミィはジャンを止めようとする
「決まってんだろ!あの穴の中にもう1度行くんだぜ!」
ジャンは振り返り、母に言う
「駄目よ!これ以上...私は許さないわ!」
アミィはジャンの手を掴むがジャンは母の手を振り払う
「悪りぃ母さん、行かなきゃダメなんだ、やり残した事がまだあるんだ」
ジャンは悲しそうな目をする
「飛ぶぞ、パンプ!」
ジャンは足から炎を噴射し、穴に向かって飛び去る
「ビーストジュエル‼️」
パンプは宝石のトリになりジャンの後を追う
「待ちなさい!ジャン!パンプちゃん!」
「アミィ!ダメ!戻って来れなくなるかもしれないのよ!」
アミィは2人を追いかけようとするがサラに止められる
「ああ...また私は何もできなかった..」
どんどん遠くへ行ってしまうジャン達を見ながらアミィは悔し涙を流す
「アミィ様...」
セバスはアミィの背中に手を当てる
「いいえ、そんなことはありません、私達はジャンさんを信じましょう!」
白夜がアミィに声をかける
「そうだぜ!」
ザルも賛同する
アミィが振り返るとみんなが笑顔だった
(あの子ったらいつの間に...こんな良い友達を...絶対帰ってくるのよジャン!)
アミィは涙を拭う
「久しぶりにやるぞ❗️パンプ‼️」
「おう‼️」
ジャンとパンプは穴に飛び込む
爆発が収まるとユウスケはすぐにジャンのいる方へ走った
「お、おい待て!」
ノックとクランクはユウスケの後を追う
「僕も...」
「お待ちなさい!ゼノ」
里長がゼノを止める
「何?」
「今のままではただ死ぬだけです、こっちに来なさい!」
里親はゼノの手を引っ張る
「ええー!速く行かせてよ!」
ゼノは引きずられながら駄々をこねる
「ゼノ...」
竜ノ神は地面這いずりながらゼノの後につく
「おいおい、なんだよこれ!ひでぇ」
ノックは爆発で焼け野原になった森を見渡す
「流石にあのケンザキとかいう奴も」
クランクは焦げた石を拾いながら言う
「いや、アイツは生きている、そう簡単に死ぬ男じゃない」
ユウスケは警戒する
「大正~解!流石ユウスケさ~ん」
木炭の山からケンザキが出てくるが姿は人型になっていた
「やはりな」
ユウスケ達はケンザキを囲む
「上を見なさい、コレが何か分かりませんか?」
ケンザキは空にある穴に指を差し、何かを撃ち込む
「なっ!空が裂けている!」
ノックは目を見開く
「どういうことだこりゃ!」
クランクは穴の奥を目を凝らしながら見る
「何だ!穴の中に地上がある!」
クランクは驚く
「ケンザキ❗️」
ユウスケは気にせず銃を構える
「おっと、今更そんな物私には効きませんよ」
ケンザキは指を振る
「うるせぇ、気休めだ」
ユウスケは引き金を引く
竜の祭壇 奥地
「此処です」
「コレは!?」
ゼノの目の前には金色の剣が祭壇に祀られていた
「コレは聖剣、対魔の剣です」
「対魔の剣..」
ゼノは剣に近づく
「この剣はこの里の里長のみが使うことが許される剣、全ての魔獣を消し去り、勝利をもたらす伝説の剣です」
里長は剣を恨むように睨みつけて言う
「なんでこの剣を最初から使わなかったんですか?」
ゼノは剣を触ろうとしながら言うと里長に手を叩かれた
「できれば使いたくなかったんです、ある意味、呪われているんですよ、この剣は...」
里長は話を続ける
「この剣を使った者の魔力が暴走しコントロールが効かなくなるんですよ、過去にコレが原因で里が無くなりかけましたからね」
里長はため息を吐く
「じゃあ、どうするんですか!僕か里長が使わなきゃ、どっちみち里が無くなっちゃうよ!」
ゼノは剣を強く睨む
「いいえ、使うのはあなたですゼノ、その里を消しかけたのは私なのですから」
里長はゼノを見つめる
「ゼノ、我なら暴走を弱めることができるかもしれない」
竜ノ神はゼノの肩に乗っかる
「本当?」
ゼノは心配になる
「ゼノ、覚悟はできていますか」
「ゼノ」
2人はゼノに問い詰める
「できてるよ❗️」
ゼノは声を張って宣言する
現代サイド
「...ン..ャン.ジャン!」
(ん、パンプの声、僕は戻れたのかな)
「ジャン❗️」
パンプはジャンの腹を思い切り踏みつける
「ブッ❗️」
ジャンは飛び起きる
「ジャン‼️」
パンプはジャンに抱きつく
「「「「ジャン!」」」」
「「「「ジャンさん!」」」」
「ジャン様!」
「「ジャン君!」」
「\×〆!」
ジャンの周りには皆んなが居た
「みんな...」
ジャンはみんなの顔を見る
「こんな事している場合じゃない!パンプ!行くよ❗️」
ジャンとパンプの精霊石が輝き出す
「おう‼️」
2人は共鳴をし、姿が変わる
「ちょっとジャン!行くって何処に!」
アミィはジャンを止めようとする
「決まってんだろ!あの穴の中にもう1度行くんだぜ!」
ジャンは振り返り、母に言う
「駄目よ!これ以上...私は許さないわ!」
アミィはジャンの手を掴むがジャンは母の手を振り払う
「悪りぃ母さん、行かなきゃダメなんだ、やり残した事がまだあるんだ」
ジャンは悲しそうな目をする
「飛ぶぞ、パンプ!」
ジャンは足から炎を噴射し、穴に向かって飛び去る
「ビーストジュエル‼️」
パンプは宝石のトリになりジャンの後を追う
「待ちなさい!ジャン!パンプちゃん!」
「アミィ!ダメ!戻って来れなくなるかもしれないのよ!」
アミィは2人を追いかけようとするがサラに止められる
「ああ...また私は何もできなかった..」
どんどん遠くへ行ってしまうジャン達を見ながらアミィは悔し涙を流す
「アミィ様...」
セバスはアミィの背中に手を当てる
「いいえ、そんなことはありません、私達はジャンさんを信じましょう!」
白夜がアミィに声をかける
「そうだぜ!」
ザルも賛同する
アミィが振り返るとみんなが笑顔だった
(あの子ったらいつの間に...こんな良い友達を...絶対帰ってくるのよジャン!)
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「おう‼️」
ジャンとパンプは穴に飛び込む
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