僕と精霊

一般人

文字の大きさ
上 下
161 / 193
英雄誕生伝編 6月20日〜6月30日

第91話 里を守れ

しおりを挟む
 竜ノ神は上空から里の周りを見張っていた
(ゼノ、我は一体どうすればよいのだ、早く勇気を出して立ち上がってくれ...むっ❗️)

(ジャン!来たぞ❗️)
竜ノ神はジャン達に敵の襲来を知らせる

 ジャン達は戦闘態勢に入ると魔獣が波のように押し寄せてきた
「行くぞ❗️」
クランクは仕切る
「「「おう‼️」」」


 竜の里から少し離れた場所にある砂漠

「進め❗️足を前に出せ❗️全速前進だ‼️」
1人の指揮官が軍隊に号令をかける
「「「「ハッ❗️ハッ❗️ハッ❗️」」」」
科学軍の軍隊は武器を構え、一斉に足踏みをし、前へ進む

「わざわざこ~んな所までご苦労様で~す」
ケンザキが軍隊の前に現れる
「貴様はショウイチ中佐❗️邪魔をするな❗️」
軍隊は一斉に照準をケンザキに合わせる

「邪魔なのは~そっち‼️」
ケンザキは背中から触手を出し、次々と隊員達を突き刺す

「うお!ヤメロー‼️」
「撃て撃て撃て‼️」
「グワァー‼️」
「退避ー❗️」
隊員達はパニックになりバラバラに行動をする、そして殺される。殺された者はドンドン魔獣になっていく

「き、貴様ら!なんだこのザマ...は、は、ハァァアア‼️」
指揮官は魔獣の群れに食い殺される

「もっと、もっ~と魔獣を増やしますよ~」
竜の里へ歩くケンザキの背後には無数の魔獣が飢えに飢えた形相で群がる


 里長の家

「はっ!此処は!」
ゼノは目を覚ます
「ゼノ!起きましたか!」
里長はゼノを抱きしめる

「僕、行かなきゃ!」
ゼノは立ち上がり、外に出ようとする
「お待ちなさいゼノ!覚悟はできているのですか?相手はあなたの親を殺した者達ですよ」
里長はゼノを止める

「覚悟なんてできてない!でも、僕にもできることがあるはずなんだ!」
ゼノはそう言い残し、ジャン達の下へ向かう


「フレイムショット‼️」
ノックは両手の指から無数の火球を飛ばす
「ボム‼️」
ノックが拳を握ると火球は爆発する

「風林火山‼️」
「オラァ‼️」
クランクとスズメは次々と魔獣を片付けていく

「フルバースト‼️」
ジャンは魔銃から熱線を放つ

Bビースト1!B2!B3!」
ユウスケが小さな装置を投げるとイヌ、サル、キジのマシンが出現し、戦い始める
「トラップトリック‼️」
ユウスケは里を守るように無数の罠を設置する

 罠に引っかかた魔獣を封じられる
「ジャン!これを魔銃に付けろ!」
ユウスケは魔銃の拡張パーツをジャンに投げる

「分かった!」
ジャンはパーツを受け取り、魔銃に取り付け、引き金を引く

 弾丸は鋭い針のようになり、魔獣を貫く
「スッゲー!父さん、ありがとう!」
「気にするな!」
ジャンとユウスケは親指を立てる

「それにしてもキリが無いな」
ノックは金槌をポケットから取り出す
「デカイのが来るぜ!」
罠を壊しながら、恐竜のような魔獣が雄叫びを上げ、走って来る

「マジかよ!」
うんざりするノックの背後から巨大な魔弾が飛び出し、魔獣をブッ飛ばす

「なんだ!」
ジャンが振り返るとそこにはゼノが立っていた

「ゼノ!」
ジャンは喜ぶ
「流石、時期里長だ!」
クランクは感心する
「おいおい、聞いてねーぞ...」
ノックとスズメは空いた口が塞がらない
「頼もしい子だ!」
ユウスケは感心する

「ゼノ!」
竜ノ神はゼノを囲むようにとぐろを巻く
「僕も戦う‼️」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

貧弱の英雄

カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。 貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。 自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる―― ※修正要請のコメントは対処後に削除します。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る

伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。 それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。 兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。 何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

好きでした、さようなら

豆狸
恋愛
「……すまない」 初夜の床で、彼は言いました。 「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」 悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。 なろう様でも公開中です。

処理中です...