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英雄誕生伝編 6月20日〜6月30日
第77話 パンプ、お見舞いに行く
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何日経っても帰って来ないジャン。その間パンプは何もしていなかった訳ではない
「今日の授業はこれで終わりです、皆気をつけて帰るように、以上」
ケンナリの号令で解散の準備をし始める一同
パンプは1-Aの教室に飛んで来るとすぐにジャンの席にノートを置く
「あら、今日はどうでしたか、パンプさん?」
白夜は授業ノートをパンプに渡しながら聞く
「ううん、ダメだった、今日も何も分からなかった」
パンプは宝石で白夜のノートの文字をなぞり、自分のノートの白紙のページに押し込むと文字がどんどん複製されていった
「ありがとな、白夜!これでジャンが帰って来た時に授業についていけるようになる」
パンプは笑顔で白夜にノートを返す
「ふふっ、良いんですよ、パンプさんは親切な精霊ですね、それにしてもジャンさんは今ごろ何処にいらっしゃるのでしょうか...」
しばらく白夜とパンプが雑談をしているとローズがやって来た
「白夜、そろそろ帰りま...ってパンプ!アンタ、白夜に何してるのよ!まさか!ジャンの代わりに白夜にパートナーになってもらおうって考え出るんじゃないでしょうね!」
ローズはパンプの首を掴みブンブン振り回す
「ちが..う、アガカガカガ!」
パンプは泡を吹きかける
「こら、ローズ、ダメじゃないの!」
白夜はローズをパンプから引き離す
「違うのよ、パンプさんはジャンさんのためにノートを写しているだけよ」
白夜はローズを抱きながら言う
「白夜が言うなら...ごめんなさいね、パンプ」
ローズはパンプに謝る
「でも、白夜は私のパートナーだからね!」
ローズはパンプに指を差す
「え、うん」
パンプはうなずく
「さ、今日はモニー先輩のお見舞いに行きますよ」
「え、そうだっけ?」
「朝言ったじゃないの、しっかりしてよ」
白夜はローズのほっぺをツンッと突く
「オレも行って良いか?」
「良いわよ、それじゃついてきてください」
「おう!」
パンプは白夜の後ろを陽気に浮きながらついていく
病院
「ここですよ」
白夜はモニーのいる病室のドアを開ける
「やぁ、来てくれたんだね、白夜さんにローズさん、パンプ君」
ベッドに座っているモニーの髪の色は真っ白だ
「€♪☆○○〆」
「おーう、メル!久しぶりだな」
パンプはメルの方へ行く
「ご機嫌よう、体調はどうですか、モニー先輩?」
白夜は尋ねる
「まぁ、腕の痺れはまだあるけど、体は動くようにはなったね」
モニーは立ち上がろうとする
「あー!ダメですよ、モニー先輩、これに座って下さい」
白夜は取手のついた椅子をベッドの横から取り出す
「ありがとう、情けないなぁ」
モニーは椅子に座る
「なぁ、なんでセイトカイチョーの髪は白くなってるんだ?」
パンプはメルと戯れ合いながら聞く
「ああ、実は僕、いつもメルと共鳴していたから茶髪だっただけで元は白髪なんだよ」
「%×*:♪」
モニーの一言を聞き、一同は驚く
「モニー先輩、あの共鳴をずっと維持してたんですか?」
「この人が尊敬される意味が分かってきたわ」
「あれ、すっごく疲れるんだよなぁ、メルお前も凄いな」
「*×☆〆%€」
メルは照れている
「僕はただ、メルの心の波長に合わせて共鳴をしているだけだよ、そうすれば全然疲れないんだよ」
モニーは微笑みながら言う
「なるほど、共鳴にも精度があるのですね」
白夜は精霊石に手を当てる
「すまない、少し外の空気を吸いたいんだが、出ても良いかな?」
モニーは椅子に魔力を込めると椅子は浮き始める
「あ、押しますよ」
白夜は取手を掴み椅子を押す
病院の外は雲一つない夕暮れだ
「今日の授業はこれで終わりです、皆気をつけて帰るように、以上」
ケンナリの号令で解散の準備をし始める一同
パンプは1-Aの教室に飛んで来るとすぐにジャンの席にノートを置く
「あら、今日はどうでしたか、パンプさん?」
白夜は授業ノートをパンプに渡しながら聞く
「ううん、ダメだった、今日も何も分からなかった」
パンプは宝石で白夜のノートの文字をなぞり、自分のノートの白紙のページに押し込むと文字がどんどん複製されていった
「ありがとな、白夜!これでジャンが帰って来た時に授業についていけるようになる」
パンプは笑顔で白夜にノートを返す
「ふふっ、良いんですよ、パンプさんは親切な精霊ですね、それにしてもジャンさんは今ごろ何処にいらっしゃるのでしょうか...」
しばらく白夜とパンプが雑談をしているとローズがやって来た
「白夜、そろそろ帰りま...ってパンプ!アンタ、白夜に何してるのよ!まさか!ジャンの代わりに白夜にパートナーになってもらおうって考え出るんじゃないでしょうね!」
ローズはパンプの首を掴みブンブン振り回す
「ちが..う、アガカガカガ!」
パンプは泡を吹きかける
「こら、ローズ、ダメじゃないの!」
白夜はローズをパンプから引き離す
「違うのよ、パンプさんはジャンさんのためにノートを写しているだけよ」
白夜はローズを抱きながら言う
「白夜が言うなら...ごめんなさいね、パンプ」
ローズはパンプに謝る
「でも、白夜は私のパートナーだからね!」
ローズはパンプに指を差す
「え、うん」
パンプはうなずく
「さ、今日はモニー先輩のお見舞いに行きますよ」
「え、そうだっけ?」
「朝言ったじゃないの、しっかりしてよ」
白夜はローズのほっぺをツンッと突く
「オレも行って良いか?」
「良いわよ、それじゃついてきてください」
「おう!」
パンプは白夜の後ろを陽気に浮きながらついていく
病院
「ここですよ」
白夜はモニーのいる病室のドアを開ける
「やぁ、来てくれたんだね、白夜さんにローズさん、パンプ君」
ベッドに座っているモニーの髪の色は真っ白だ
「€♪☆○○〆」
「おーう、メル!久しぶりだな」
パンプはメルの方へ行く
「ご機嫌よう、体調はどうですか、モニー先輩?」
白夜は尋ねる
「まぁ、腕の痺れはまだあるけど、体は動くようにはなったね」
モニーは立ち上がろうとする
「あー!ダメですよ、モニー先輩、これに座って下さい」
白夜は取手のついた椅子をベッドの横から取り出す
「ありがとう、情けないなぁ」
モニーは椅子に座る
「なぁ、なんでセイトカイチョーの髪は白くなってるんだ?」
パンプはメルと戯れ合いながら聞く
「ああ、実は僕、いつもメルと共鳴していたから茶髪だっただけで元は白髪なんだよ」
「%×*:♪」
モニーの一言を聞き、一同は驚く
「モニー先輩、あの共鳴をずっと維持してたんですか?」
「この人が尊敬される意味が分かってきたわ」
「あれ、すっごく疲れるんだよなぁ、メルお前も凄いな」
「*×☆〆%€」
メルは照れている
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モニーは微笑みながら言う
「なるほど、共鳴にも精度があるのですね」
白夜は精霊石に手を当てる
「すまない、少し外の空気を吸いたいんだが、出ても良いかな?」
モニーは椅子に魔力を込めると椅子は浮き始める
「あ、押しますよ」
白夜は取手を掴み椅子を押す
病院の外は雲一つない夕暮れだ
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