僕と精霊

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青春忘却編 5月11日〜5月17日

第62話 最悪の相手

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 共鳴したアドロンはマシンを圧倒する

『データ収集を開始!』
「無駄だ!」
「「はぁ❗️」」
アドロンは翼から無数の鋼鉄の羽と電撃の羽を飛ばし、マシンに突き刺す

「まだですよ!」
「一点集中‼️」
アドロンは鎧を解き、右腕を巨大な剣に変形させる。剣の部分にはツイスターとスカルドが憑依している。

「「「「プレスト❗️」」」」
アドロンは高速スピードでマシンに近づく
『データ解析完了!』

「「「「フィナーレ‼️」」」」
アドロンは豪快に剣を振りかざす

 マシンは斬撃を避けようとしたがアドロンの飛ばした羽が関節部分に絡まり、動きが鈍くなっていた

 ガキーーーン‼️
マシンは真っ二つに斬られる

『ギ...ギギ..データを..送...信..』
基盤剥き出しでショートしたマシンは爆発する

「ふぅ、流石に堪えるぜ」
アドロンはその場に座り込み、休む

「ハァハァ、共鳴はかなり体力を消耗しますね」
ツイスターはアドロンの体から出てくる
「あー疲れたー」
スカルドも出てくる

「みんなお疲れ、今はゆっくり休もう...」
休むアドロン達に6人の影が近づく



 ジャンとパンプ

「オラァ❗️」
パンプは次々とマシンの群勢を切り刻む

「セット❗️」
ジャンは2丁の魔銃のマガジンを取り出し魔力を込め、再びセットする
「バイン、ダブル❗️」
2丁の魔銃の銃口にバインの魔法陣が出現する

 ジャンは思い切り跳び上がる
「ダブル...バースト」
魔銃の引き金を引くと大量の特大火球の雨がマシンの群勢を襲い始める

 辺りは荒地になる
ジャンとパンプは共鳴を解く
「よーし、全部倒したよ」
「やったな!オレらまた強くなったぞ」
ジャンとパンプはハイタッチする

「ハァハァ、でも、かなり体力を使っちゃったね」
ジャンは手を膝に置く
「ジャン!まだ何か来るぞ!」
パンプの鼻は何かの匂いに反応する

「まずい!」
ジャンは焦ったがもう遅かった
「サンプルA、サンプルB発見、直ちに捕獲します」
鉄仮面を被った黒スーツは猛スピードでジャン達の方へ走る

「何だあれ!」
ジャンは何もない荒地に大きな砂煙を見ながら言う

「分からない!きっとアイツらの仲間だ!戦うぞジャン❗️」
ジャンとパンプは戦闘態勢に入る

「体力的に共鳴は無理だ、このまま戦うよ!」
ジャンは魔銃を構えながら言う
「おう!ブーストジュエル❗️」
ジュエルによってジャンの髪は赤く染め上がり、魔力は活性化される


 アドロンとツイスター&スカルド

「おい!アドロン!」
休んでいるアドロン達に怒鳴り声を上げる者達がいた

 アドロンが顔を上げるとそこにはザル達、1-Aのメンバーがいた
「お前らか...」
アドロンは塀に手を付けながら立ち上がる

「お前のやった事は例え仲間だとしても許されないぞ」
ザルは怖い顔をしながらアドロンに言う

「何言ってんだ、テメーらこそ大事な事を忘れやがって」
アドロンはふらつく足で自宅の方へ向かう

「どこへ行こうってんだ!テメェは今ここで俺らが...倒す!」
ザルは武器を構え、メイデンと共鳴する

「たく、この恩知らずが...仕方ないですねいきますよ」
アドロンは右腕を剣に変形させる、全身を鎧にする程の魔力は残ってないようだ

「ツイスター、スカルド...お願い」
「は、はい」
「お、おう」
ツイスターとスカルドはアドロンに憑依し、翼になる

「アドロンさん、こればかりは我々も許せません、あなたはリアさんばかりか白夜さんの心まで殺してしまったんですから」
ウリエラとガブリラは天使の力の一部を解放し、弓を構える

「アドロン君とは出来るだけ戦いたくはなかったけど」
「やるしかありませんねマスター」
「白夜は今行方不明になってるらしいじゃねーか、お前なんか知ってんじゃねーか」
「やってやりやしょうぜ、ご主人!」
ラートとレートも戦闘体制に入る

 
 最悪の再会と同時に戦いが始まる
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