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青春忘却編 5月11日〜5月17日
第57話 判決の時
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激しい雷雨が降り始める
「やめろーー‼️」
白夜は声が掠れるほど叫びながら、大鎌でアドロンを斬りつける
「ぐっ...!」
大鎌はアドロンの背中を切り裂く
(お兄ちゃん!白夜さんの様子がおかしい)
アドロンはギロチンの刃を止める
「テメェ!白夜に何をした!」
リアはクスクス笑う
「ちょっとねぇ、その女の記憶をいじったんだよ、その女どうやらサンプルAのことが好きだったらしくてねぇ、その好意を全て僕の物にしたんだよ!ハッハッハ!最高だろ?」
リアはギロチン台に固定されながら笑う
(なんて酷いことを)
(サンプルA、ジャンのことか、こりゃ黒だな)
ピキピキ!
グシャア‼️
アドロンは思い切りリアの顔面を蹴る
「へ、へ?...」
リアの鼻は折れ、血がダラダラと流れ始める
「何をするの...」
「やめろ!白夜!」
スカルドは鋼鉄化をし、白夜を拘束する
「離しなさい!」
白夜はもがく
「おい!お、お前!分かってるのか?ぼ、僕を殺したら、その女の精神はズタズタになるんだぞ!」
リアはアドロンを止める
「「外道が!」」
「へ?」
アドロンの顔にヒビが入っている
「「白夜には悪いがお前は死んでもらう」」
アドロンは再びギロチンの刃を動かす
「は、はぁ?う、嘘だろ、おいおい、じ、冗談はよしてくれよ」
リアは本気で焦り出すが刃は止まらない
「やめてぇ!」
白夜の声は弱々しくなっていく
「わ、分かった!話す!全部話すぞ!」
リアは観念して、全てを吐いた
「全部話したぞ!これで僕は助かるんだよな!」
リアは荒い声で助けを求める
「「お前の罪...」」
「え?」
ギロチンの刃は一段下がる
「一つ、俺達の友を弄んだこと」
「おい、話しただろ」
刃はもう一段下がる
「二つ、乙女の心を貶したこと」
「や、やめろ!」
もう一段
「「そして、お前ごときが俺達の輪に入ろうとしたことだ!」」
「あぁ...」
雷が轟き、空が光る
(すまない...白夜さん)
ザーザー振る雨の中で血塗れのアドロンは学園を後にする
「アドロン君!」
傘をさした人がアドロンに近づく
アドロンの家地下3階訓練室にて
「パンプ!すごいじゃないか!」
「どんなもんだい!」
パンプは宝石を纏い、朱色のオオカミになる
「まるで本物だ!動けるの?」
「もちろん!」
パンプは部屋を駆けまわり、本家顔負けレベルの雄叫びを上げる
「うおぉ!すごい!」
ジャンは拍手する
パンプは元に戻る
「ジャン!オレ腹減ったぞ」
パンプの腹の音がする
「そうだね、上に戻ろうか」
ジャン達はハシゴを上る
地下1階
「さぁジャンさん達にお昼ご飯を持っていかないと」
ツイスターはぐちゃぐちゃな形をしたおにぎりをおぼんに乗せて運ぶ
「ぐっ...!」
ツイスターの背中に激痛が走り、その場に倒れる
(アドロンさん、何かあったようですね...)
「ツイスター!アレ?ツイスター!」
パンプはツイスターを呼んだが返事がない
「ツイスター!?」
ジャンが倒れているツイスターを見つける
「あ、ああ、ジャンさんすみません、少しフラッとしちゃって」
「喋らないで、パンプ!水を!」
ジャンはツイスターをベットに運ぶ
学園屋上
「白夜!ここにいるのー!」
ローズが白夜を探しに屋上に来た
「...!?」
雨が上がりギラつく太陽の下に血と雨で濡れた白夜が座れ込んでいた
「あっ...あ、あ...」
白夜は放心状態だ
「白夜ー‼️」
「やめろーー‼️」
白夜は声が掠れるほど叫びながら、大鎌でアドロンを斬りつける
「ぐっ...!」
大鎌はアドロンの背中を切り裂く
(お兄ちゃん!白夜さんの様子がおかしい)
アドロンはギロチンの刃を止める
「テメェ!白夜に何をした!」
リアはクスクス笑う
「ちょっとねぇ、その女の記憶をいじったんだよ、その女どうやらサンプルAのことが好きだったらしくてねぇ、その好意を全て僕の物にしたんだよ!ハッハッハ!最高だろ?」
リアはギロチン台に固定されながら笑う
(なんて酷いことを)
(サンプルA、ジャンのことか、こりゃ黒だな)
ピキピキ!
グシャア‼️
アドロンは思い切りリアの顔面を蹴る
「へ、へ?...」
リアの鼻は折れ、血がダラダラと流れ始める
「何をするの...」
「やめろ!白夜!」
スカルドは鋼鉄化をし、白夜を拘束する
「離しなさい!」
白夜はもがく
「おい!お、お前!分かってるのか?ぼ、僕を殺したら、その女の精神はズタズタになるんだぞ!」
リアはアドロンを止める
「「外道が!」」
「へ?」
アドロンの顔にヒビが入っている
「「白夜には悪いがお前は死んでもらう」」
アドロンは再びギロチンの刃を動かす
「は、はぁ?う、嘘だろ、おいおい、じ、冗談はよしてくれよ」
リアは本気で焦り出すが刃は止まらない
「やめてぇ!」
白夜の声は弱々しくなっていく
「わ、分かった!話す!全部話すぞ!」
リアは観念して、全てを吐いた
「全部話したぞ!これで僕は助かるんだよな!」
リアは荒い声で助けを求める
「「お前の罪...」」
「え?」
ギロチンの刃は一段下がる
「一つ、俺達の友を弄んだこと」
「おい、話しただろ」
刃はもう一段下がる
「二つ、乙女の心を貶したこと」
「や、やめろ!」
もう一段
「「そして、お前ごときが俺達の輪に入ろうとしたことだ!」」
「あぁ...」
雷が轟き、空が光る
(すまない...白夜さん)
ザーザー振る雨の中で血塗れのアドロンは学園を後にする
「アドロン君!」
傘をさした人がアドロンに近づく
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「パンプ!すごいじゃないか!」
「どんなもんだい!」
パンプは宝石を纏い、朱色のオオカミになる
「まるで本物だ!動けるの?」
「もちろん!」
パンプは部屋を駆けまわり、本家顔負けレベルの雄叫びを上げる
「うおぉ!すごい!」
ジャンは拍手する
パンプは元に戻る
「ジャン!オレ腹減ったぞ」
パンプの腹の音がする
「そうだね、上に戻ろうか」
ジャン達はハシゴを上る
地下1階
「さぁジャンさん達にお昼ご飯を持っていかないと」
ツイスターはぐちゃぐちゃな形をしたおにぎりをおぼんに乗せて運ぶ
「ぐっ...!」
ツイスターの背中に激痛が走り、その場に倒れる
(アドロンさん、何かあったようですね...)
「ツイスター!アレ?ツイスター!」
パンプはツイスターを呼んだが返事がない
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「あ、ああ、ジャンさんすみません、少しフラッとしちゃって」
「喋らないで、パンプ!水を!」
ジャンはツイスターをベットに運ぶ
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ローズが白夜を探しに屋上に来た
「...!?」
雨が上がりギラつく太陽の下に血と雨で濡れた白夜が座れ込んでいた
「あっ...あ、あ...」
白夜は放心状態だ
「白夜ー‼️」
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