僕と精霊

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大乱戦編 5月11日

第44話 バーン家の番犬

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「どうなってやがる!何で!フルパワーのオレが!」
悪魔が地面を叩きつける

「「「当然!わたくしとアミィ様の本気の前では貴様など敵ではないわ!」」」
悪魔はセバスの姿を見て驚く

「お、お前!何だそれは!」
セバスは顔が三つ腕が六本になっている

「「「これがわたくしの本気!ケルベルスでございます!」」」
セバスは悪魔に目にも止まらぬスピードでラッシュをかける

「貴様に」「わたくしの攻撃は」「止められませんよ」
セバスは三つの顔で器用に話す

「クソが!」
悪魔は唾を吐き捨てる

「さぁ、セバス一気かたをつけるわよ!」
髪が青くなったアミィがセバスに魔力を込める

「何をする気だ!」
悪魔は身構える

 セバスは全ての腕を地面にめり込ませ、三つの頭を悪魔に向ける
「「「トライデント...」」」
セバスの三つの口から凄まじい魔力がチャージされる

 
 その頃ジャンとパンプサイドにて
「隊長!ターゲットのジャン・バーンとその精霊を発見しました!」
軍服の謎の集団が倒れているジャンとパンプを囲む
「よし!直ちに回収します!」
ジャンとパンプは担がれて何処かに連れていかれてしまう

「隊長!メモリーブロック作動準備完了です!」
一人の男が装置を操作しながら報告をする
「よし!放て!」

「はっ!メモリーブロック作動!」
男が装置を作動させると装置から電磁波が飛ばされる

「直ちに退散!」
「「「「はっ!」」」」


 話は戻りセバスサイド

「「「キャノン‼️」」」
アミィが込めた魔力を一気に放出するセバスは反動で少し後ろに下がる

 三つの魔力弾は悪魔に直撃する
「こんな...こんな物で...下等生物如きにこの俺が..ギャァア❗️」
悪魔は消し飛ぶ

 セバスとアミィは元に戻る
「ふぅ...久々でしたねアミィ様」
「そうねぇ、明日は筋肉痛かしら」
アミィは肩を叩きながら言う

 ウリエラとガブリラはセバス達の方へ駆けつける
「す、凄すぎます!悪魔に勝っちゃうなんて!」
ウリエラとガブリラは驚いた顔をしている

「まぁ、これが大人の力ですよ」
セバスは鼻を高くして言う

「皆の者!大丈夫か!」
空から龍神がやってくる

「龍神様!」
一同は驚く

「ありゃ?どうなっておるんじゃ?ドームが無くなっておるぞ!」
龍神は驚きながら言う

「ドームはもう破壊されてしまいました!」
セバスが答える

「え!わし、もしかして遅かった?」
「はい!」
セバスは即答する

「すまぬ、途中邪魔が入ったもんで」
龍神はペコリと頭を下げる
「とんでもない!来ていただいだけでもありがたいものです」
セバスも頭を下げる

「しかし、突然空の色が変わったが何かあったのか?」
龍神はウリエラ達に尋ねる

「それが...」
ウリエラはテロリストのこと、悪魔のことなど今まであったことを説明する。

「なんだと!ではこのまま空が戻らねば7大悪魔が復活してしまうではないか!」
龍神も驚いてる

「7大悪魔とはそんなに恐ろしい存在なのですか?」
セバスはウリエラに尋ねる

 ウリエラは深刻な顔で答える
「ええ、7大悪魔はかつて、私達の仲間を次々と殺されました、ほとんどが私やガブリラ以上の実力の者でしたがあっさりと」
ガブリラは涙を流しながら震えている

「しかし、この件に関しては今どうこうできるものではない、まずはこちらの陣営の回復を先決するのだ、わしはしばらくこの町を離れる」
そう言い龍神は空を高く消えていった

 アミィは手をパンッと叩く
「そうね、今は体を癒しましょう、家に帰るわよ」
アミィの一言で解散する一同、しかしこの時点で異変は始まっていた




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