僕と精霊

怒涛の入学編 4月8日〜4月18日

番外編 あの時アイツらは

　魔獣の襲撃が始まってから10分後のみんなの様子を見てみよう

学園長の様子
「ふぅ、学園内の魔獣は片付いたわい」
学園長は腰を叩き、体を伸ばしている。
「グラちゃん、ジャン・バーンが向かった方向に結構強い魔獣が行っちゃったよ」
「何じゃと！？ではすぐに向かわねば」
「だけど、学園周辺の魔獣もかなりヤバいよ」
「ええい、龍神、お主も手伝わんか💢」
「だって、教職員が市民の元に着くまでボクが指示をしなきゃダメじゃん」
「なら、仕方ないの、わし1人で周辺の魔獣どもを蹴散らしてくるわい」


教職員達の様子
「「「「うわぁぁーー」」」」
「「「どけどけ魔獣共」」」
教職員達はそれぞれ、邪魔な魔獣を倒している


ザルの様子
「ザル様ー」
メイデンが駆けつける
「おう、メイデン話は後だコイツらやるぞ」
「はい、ザル様、ホーンバスター❗️」
メイデンはドンドン魔獣を貫いていく
「あっそれ良いね」
ザルは武器に水のドリルを纏わせ、大きめの魔獣を貫く


ラート＆レートの様子
「やばい、飛ばし過ぎた魔力が尽きそうだ」
「ラートだからペースを考えろって言ったじゃない」
レートが呆れていると
「ご主人ー」
「マスター❗️」
「おう、お前らやっと来たか！」
「グライド、僕らは飛んでる奴らを片付けるよ」
レートとグライドは空を飛び、戦う
レートが木製の御守りに魔力を込めると御守りはブーメランになる

「俺は地上の奴らを片付けるぞ」
「アイスフィールド❗️」
ボノムが叫ぶと地面が凍り、スケート場のようになる。
「良いねぇ」
ラートが靴に魔力を込めるとスケート靴になる

ラート達はこの後20分以上魔獣の大群と戦い全て倒しきる


リベラの様子
「ふぅ、終わりましたね」
リベラの周りにはカラカラに干からびた魔獣の死骸が転がっている
リベラが手を叩くと獣がリベラの元に戻ってくる。獣は最初に比べて大きくなっている。
「あら、たっぷり食べたようね良い子よ」
リベラは獣に触れると獣の体は崩れ、大量の蝶となり、空を舞う。

　蝶は死んでしまった植物の元まで飛び、光を放ちながら消え去る。蝶が消えた場所には緑が溢れ出した。
「よしっ」


アドロン＆ウリエラの様子
「きりがありませんね」
「私ちょっと体が痛い」
「大丈夫か！ロア、おいウリエラもっと丁寧に扱いやがれ」
「無茶言わないで下さい。ていうかロアって誰ですか？」
「今はそんなことどうでも良いんだよ」
「お兄ちゃんやめて」
「ああ、ごめんよ」
ウリエラがアドロンに振り回されていると
ガブリラ達が到着する
「よし戻るぞ」
アドロンは人型に戻ると同時に空から落ちる

「ウリエラ、行くわよ」
「ええ」
ウリエラはガブリラから弓を受け取り、ガブリラは弓に憑依する。弓は神々しい翼の様な形状に変化する。

「スカルド行きますよ」
「おう、アドロン行くぞ」
「混沌の鎧ルシルフル」

　アドロンは右手を剣に左手を盾に変形させると、スカルドは盾へツイスターは剣へと憑依する。剣は輝き雷が走る、盾は黒く染まり鋼鉄の様に硬くなる。アドロンの背中からは右側からはハーピーの羽、左側からはガーゴイルの羽が生えてくる。最後にアドロンが鎧の様な体に変形をする。この間約1秒。

「う"お"お"お"お"」
アドロンは雄叫びを上げ、魔獣を斬り刻む

「はぁぁ！」
ウリエラは弓で矢を放つと矢は分裂し、魔獣達を射抜く。


アミィ＆セバスの様子
「アミィ様、大丈夫でございますか⁉︎」
「ちょっと足を挫いただけよ」
「いけません、私が運びます」
セバスはアミィと非常食を背負い、避難所まで走る。
「いつも迷惑かけてごめんね、セバス」
「滅相もございません、わたくしアミィ様の為ならなんでも出来ます」
「ありがとう、セバス」
アミィはセバスの首元にキスをする

「わたくしセバス、アミィ様のため命をかけます」
セバスは感激をしてスイッチが入ってしまう

「邪魔をするな、魔獣風情がアミィ様に近寄るな、セバスキック‼️」
魔獣はセバスの蹴りを喰らい空の彼方へ吹っ飛んでいく
「セバス強ーい」
「ありがたきお言葉」
セバスの耳がピクピク動く
「むっ❗️この音は⁉︎」
笛の音が聴こえてくる。この音のせいか魔獣達が一斉に眠る。
「今がチャンスです、アミィ様しっかり掴まって下さい」
セバスは全速力で避難所へ向かう